ドント・ブリーズ2のレビュー・感想・評価
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前作未鑑賞だがとても面白かった
座頭市のような雰囲気がある映画である。もちろん北野武ではなく、勝新太郎のほうだ。背景となる人物を一切出さないので、作品の舞台が寂れて荒涼とした場所に思える。それに格闘場面の接写だ。座頭市と同じように、虚しい闘いをしていることを当事者が自覚しているような感じがする。
ハリウッドのB級映画らしくどうしても家族がテーマになってしまうが、盲目の老人のタフネスぶりと、悪人は殺せても犬は殺せないという妙な優しさのおかげで、家族第一という世界観は薄れる。ストーリーは意味不明に襲撃してくる集団と老人の闘いだが、終盤になって襲ってきた理由が明らかになる。よくできた脚本だと思う。
娘の役を演じたマドリン・グレースという14歳の女の子の演技が凄い。本作品が映画デビュー作のようだが、怒ったり虚勢を張ったり怯えたり安堵したりの表情が多彩で、特に終盤のおどろおどろしい場面での活躍は見事であった。
主演のスティーヴン・ラングは69歳。撮影時は68歳だと思うが、身体を見ると歳に似合わない若々しさである。この人の演技も凄かった。目が見えないから視覚による表情の変化を抑制して、他の感覚による表情の変化だけを演じるという難しい演技だったが、まったく違和感を覚えなかった。苦痛に歪む顔にリアリティがある。
前作は鑑賞していないが、本作だけで十分に鑑賞に耐えられる作品に仕上がっている。とても面白かった。
前作とは違う作品ということで・・・
犬が飼いたくなる
前作とタイトルは同じなのに意味合いは違ってくる。
謎展開から二転三転、実に上手い脚本です。
みんな大好き"舐めてたジジイが異常殺人者でした"映画の続編です。
またそんな映画かよ!よく飽きねーな。
と、思って次のレビューに行こうとしてるなら、もう少々お付き合い下さい。
あらすじについてはここでは書きません。めんどくさいンで。
前作とは打って変わり盲目の異常殺人者であるジジイが主人公ですが、前作でも結構やられちゃってた通り座頭市みたいなチートキャラでは無い。だからこそ緊張感が最後迄続くんですが、結構疲れるうえに主人公含め死んで当然なキャラばかり出て来るので、観終わって爽快感は無い。
だが脚本が実に上手いのでスリラーとしては間違い無く一級品です。
お好きな方は是非。
そんな事より書きたいのはもう一人の主人公である少女、フェニックス役のマデリン・グレイスだ。
先ず言っとくと自分は子役の出て来る映画が嫌いだ。というか子役が嫌いだ。
大人が書いた脚本を言わされてる感満載の棒演技には鳥肌が立つし、可愛いでしょボク(あたし)と言わんばかりの演技は映画を白けさせるだけだと思っている。(まあそんな映画はそもそもツマランけどね)
あ、べつに子供が嫌いなわけでは無いです。
しかし今作のマデリン・グレイスは演技力が高いだけでなく子役にここまでやらせる?!
的な演出も見事にこなして見せてます。(まあ製作がサム・ライミだからなあ)これはもう子役というより立派な一人の俳優ですね。寺○心君、見習いなさい。
どうも探しても情報が無いんで、今作が映画初出演と思われる。だとすればこのキャスティングはこの映画の最大の功績だと思う。
とにかくこれから期待の役者さんです。
映画ファンのみなさん、要チェックですよ。
そんなこんなで暑い夏を涼しくしてくれるスリラーが観たいなら、オススメ。
期待外れ
動物を飼っている奴に悪い奴はいない…?
よく考えたね、良く出来ています
しかし、本作品の続編が出来るって知った時は、何をどうやってお話を作るのだろうと思っていたけど、よくこんなお話を考えたね・・・・
ま、前の作品の内容は99%関係ありません。全くの新作として見れます。
お話の作りにちょっと関心もしましたが、見終わった後で、ちょっと好都合過ぎるかなとは思いましたが、お話の進め方などテンポよく、アッという間に見終わりましたので、良しとする事にしました。
前作もなかなかいアイデアと内容でしたが、本作品もなかなかいいアイデアと内容でした。
パート3があるとしたら、今度はどんな作品になるのかな・・・
とりあえずこの手の作品は、前作がどうのこうのと言うよりも、本作品は本作品として見た方が大変に楽しめる。
今回は、主人公の設定でこんなお話って感じで見れば、本作品も大変に面白い。
強いて言うのなら、最近の流行りなんでしょうか、エンドロールの途中、または後で、続編が出来るかも的な終わりをするのはいささか止めて欲しいな・・・・
盲目と言うハンデがありながらも。。。
気楽に見れます…かも?
(ランボー+ホームアローン+暗くなるまで待って)×サイコ風
前作は面白かったのですが、どういうエンディングだったか思い出せず、どうやって続編を成り立たせるんだろう!?と思ってました。
でも面倒くさくなってしまい、復習も、予習もせずに映画館に飛び込んできました‼️
まず申し上げたいのは、前作を観ていなくても全く問題ありません👍
ただ、前作を観ていないと「爺さん」のサイコな部分(皆がドン引きした、衝撃の「あの」シーン)がわからないので、本作における前半部分の何とも言えない危うさを感じ取ることができないかもしれません。
「何で娘がいるの?まさか、、、、。」
本作シリーズは、醍醐味でもある盲目のハンディをプラスに転じながら闘う展開に爽快さがあり、つい爺さんに感情移入してしまうという不思議な設定。
「ランボー」「ホームアローン」「暗くなるまで待って」をサイコ風にまとめた映画です。
ただ本作は、プロットの緻密さに欠け、少し「❓」な部分もありましたが、後半のたたみかけるグロさは、思わず「キーッ」と膝が突っ張ってしまうほどドキドキしました。
鑑賞後は、おもしろくて疲れたよ。
そして、もしご覧になる機会があったら、絶対にエンドロールで立ち上がってはダメです。
「最後の最後」まで、じっくりとご覧ください。
お盆休みで人が多く、鑑賞マナーが悪い人が近くにいて不運でした。
心の中で「ドントブリーズ!」と叫んじゃいました😅
悲しき最強の老人
スリラー?
前作の老人の異常性が失われた・・・
あの異常性と、息をするのも躊躇われる緊張感が、まさに『ドント・ブリーズ』だったのに、今作はちょっと怖いアクション映画になっちゃった。
老人は完全にイカれてる悪でいて欲しかった。
その方が恐怖感が圧倒的に増したと思う。
まぁ、前作とは関係無いアクション映画だと思えばまぁまぁ楽しめるかも。
・杖つきながら犬のリード引いて、敵のアジトまで間に合うの?そんなに近いの?
・普通に大病院でも大手術なのに、設備が整って無い場所で医者が一人だけで出来るの?
・目が見えなくて何のスプレーか分からないのに噴霧しちゃって大丈夫?
グロさはあんまり無いかな。
ラスボスを老人が自分と同じ状況にしたのは面白かった。ズブズブズブっとね。
悪くは無かったが続編は作らないでくれ。
最後に・・・この映画で一番ショッキングだったのは・・・パンフレットが売っていない(製造されていない)ことでした(>Д<)
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