異動辞令は音楽隊!のレビュー・感想・評価
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色々詰め込み過ぎではないですか、あと、凝り固まった思考はそんな簡単に治りませんよ。
高齢者を的にした犯罪、認知症、親子関係、シングルマーの仕事と子育て、パワハラ等々いろんな要素を詰め込んでいるけど纏めきれてないんじゃないですかね。
例えば、主人公はなぜ、組織の輪を乱してまで、また、家庭を壊してまで捜査に没頭するのか・・・
あと、凝り固まった思考はそんな簡単に治りませんよ。あっさり、音楽隊を受け入れていますが普通は腐って終わりです。そうならない何かエピソードが欲しかった。
ついでに言えば、いろいろおかしな描写がありますね。最後の犯人の登場の仕方とか演奏会への移動方法とか・・・
出来が良ければ気にならない矛盾点が出来が悪いと次々に気になってしまいました。
出演者の方が演技・演奏を頑張っていたので点数は甘目です。
磯村さん
阿部さんと倍賞さんの芝居が完成されてリアルです。他のキャストさんも負けず最高でした。
刑事一筋、無愛想で誰にでも噛みつく成瀬刑事に手を焼く部下の坂本刑事この2人の掛け合い熱かった。
異動命令で音楽隊すら知らなかった刑事がやがて..と王道に描かれていきます。
阿部さんのジャージにTシャツインはダサくてもドラムかっこ良かったです。清野さん実家の鉄板焼き屋も気になりました。
磯村さん大河ドラマの主役に抜てきして欲しいです。
音楽はあまり
警察音楽隊が観れると思い鑑賞
あんまり無かったが、
久しぶり阿部寛を堪能
だんだん変わっていく様を、
上手く演じておられた。
清野彩名とのコンビも良い。
いかにも敵役な、
光石研・六平直政が、
上手く敵役で観ていて飽きなかった
コント並みの脚本ですが‼️❓演技は凄いぞ‼️❓
パワハラ当たり前で三十年生きてきた刑事が異動で何も無くて良い人に変わるドラマがまるで無い。
何か人生を変える出逢いか出来事が描かれないと、テーマとして成り立たないよ。
清野菜名との出会いなんか、シングルマザーが居酒屋で店主返して阿部寛を二人きりに誘うなんて、思い切り逆ナンやんか、阿部寛役が堅物なんで無視されてるけど。
主人公の突然の改心なんか、阿部寛でなければ失笑ものです。
ところで、公務員社会は必然的に腐敗する運命にありますが、幹部とか特定の悪人以外はとても仕事に忠実な善人です。
特に警察はエリートとの二層構造なので、悪い奴と善人の差が凄い。
そんな所も描かないと、警察を描く意義はありませんよ。
ところで、知事に警察の予算を左右する権限はありませんから。
でも、清野菜名とキングダムに出てた人、演技が素晴らしいですよ。
演技の素晴らしさを観るために、是非。
シンプル。
もう少しコメディ要素あるかと思ってたけど、めちゃヒューマンドラマだった。
シンプルだけど王道なストーリーで、そんな単純な…って展開も含めてとてもとてと良かった。
個人的に阿部寛って、「新参者」の加賀恭一郎とか「護られなかった者たち」の刑事役とか王道もいいけど、「海よりもまだ深く」みたくちょいコミカルだったり、クセのある役の方がいいと思ってる。
捻りも伏線もないけど、ただただド直球にハートに響きました。
同じ日に公開作品が、何本か候補ある中でこれを一番に観て良かった😭
コメディじゃなかったけどこの方が良かった
2022年劇場鑑賞194本目。
阿部寛が慣れない音楽隊に異動になって巻き起こるドタバタコメディ・・・かと思ってたら最初からめっちゃシリアス展開。阿部寛演じる刑事は思ったよりワイルド系だし、関わってた事件は未解決のままだし、絶対これコメディ展開になんないじゃん!
そのままのシリアスな感じで笑いなんか一切なく物語は進んでいくのですが、ちゃんと例の事件が絡んでいったり、警察音楽隊という部門が活かされたストーリーになっていてとても面白かったです。阿部寛のドラムうまっ!
違うパートとのセッション
阿部寛さん、いいですね!
妹 見上愛さんとのセッション、清野さんとのセッションよかったです。
犯人確保、みんなとのセッションでしたね!
ラストの演奏、とってもよかったです。
音楽隊、解散の危機は回避しましたね。
幸子さんのお見送りシーンは、しびれました。
見上愛が可愛くてカッコよかった
部下に厳しく、上司に媚びず、犯人逮捕のためなら手段を選ばずのベテラン刑事・成瀬司は、妻子と別れ、認知症の母と2人暮らしだった。そんな成瀬は、高齢者を狙ったアポ電強盗事件を捜査する中で、令状も取らず強引な捜査を繰り返した結果、パワハラの投稿もあり、広報課内の音楽隊への異動を言い渡された。不本意ながらも音楽隊を訪れたところ、そこには覇気のない隊員ばかりだったが、トランペットの来島春子はシングルマザーで仕事と子育てと音楽も頑張ってた。そんな時、成瀬を音楽隊へ飛ばした県警本部長が経費削減のため警察音楽隊を解散すると言い出した。さてどうなる、という話。
阿部寛が出ると大袈裟なんだけど演技に引き込まれてしまう。最初はぎこちなかったドラムも様になっていって娘とのセッションなんかいい感じでほんわか出来た。
トランペット担当の春子役・清野菜名はあまり母親っぽくはなかったけど、爽やかで良かった。
サックスの高杉真宙も最初は嫌な奴かと思わせて、だんだん熱くなってくるところも良かった。
成瀬の娘役・見上愛が小松菜奈に少し似てて、ギター演奏がカッコよくて可愛かった。
群像劇としては無難だけど…
とにかく本筋に入るまでが長い。主人公の転機であるお好み焼き屋のシーンまで上映時間の半分くらい要している気さえする。そのせいか心変わりがやや急なものとなっており、心情の変化をもう少し慎重に描いて欲しかったところ。付け加えて言うと、改心するにしても主人公の暴挙が目に余る。部下に「法に触れてる」と指摘されるシーンがあるが本当にそう。後半に向かうにつれフォローがあるとはいえ、ここまで鬱屈とした空気感にさせる必要性は無かった。
菜箸とドラムスティック
コメディ路線かと期待していたら、意外に真面目な話だった しかも楽器は皆さんリアルに演奏されている(ように見えた) 清野菜名とか売れっ子なのにトランペット運指三本で難しいのによく練習したよね、すごい
かつての鬼刑事もいつの間にか少し穏やかに…お母さん役の倍賞美津子の演技も流石でございます
事件のラスボス(誰?)も例のチクリも意外な犯人でまぁ面白かったかな
コンプライアンスとか言ってる割には背景が昭和なのが気になったけど
最後のイン・ザ・ムード良かったです
気になる点もあるけれど…。
今年256本目(合計532本目/今月(2022年8月度)32本目)。
とある理由で、今まで刑事30年で過ごしていたある主人公が、突然音楽隊に飛ばされる、というお話。
詳しいところはネタバレありでもなしでも書かれている方が多いし、何度も書かれていることを私が書いても読みづらいだけなので避けておきます。
また、多くの方が指摘されている「ラストへの収束が変」についても、もっと詳しくいえば法律的にみても「もっと」変なのですが、そこにつっこむとネタバレになってしまいます。
今週(8 /27)は本作か「あきらとアキラ」(どっちがひらがなだっけ?)がどうしても対抗本命できそうな状況で(そして、See for me が続く感じ?)、あまりネタバレになるところは書かないようにします。
一方で、この映画でもでてくる「ある事項」については誤解も多いので、ここも触れておきます。
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(減点0.7) やはり、ラストあたりのやり方が珍妙で、普通にみても法律の知識があっても「あれはダメでしょうのパターンです(最悪、そのあとの裁判が正常に進行しなくなります)」。多くの方が書かれていた通りですが、より専門的にいうと、勝手に自らおもうところがあっても、それを(法律の定まった方法によらず)行使してはいけない、というような部分になります(最悪、裁判の遅延等が発生してしまいます)
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(▼参考/ 交通反則金の通告と裁判のお話)
・ 映画ではちらっと「わが課のポイントをあげる」みたいなところでちらっと出てきたり、何かしらやっているシーンがところどころあります。
車の運転においては、どうしても「道路交通法」違反になるような事案は、他の事案と比べても圧倒的に多いのです。
このとき、特に軽微またはそれに準じるもののについては、法ににのっとって「交通反則金の通告」を受けることがあります。これは結局のところ「もし自分で反則金を納付したら、警察は刑事裁判で起訴はしない」ということを意味するものです。
ところが、ある「交通反則金の通告」について、どうみても警察のほうが間違っている、争いたい、という場合、どうすればよいか、というと、「受け取るだけ受け取って放置し、起訴されたらそこで自分の言い分を述べる」のです。刑事事件での扱いになります。
ところが、ある人が任意にそれに従った(=警察がいう反則金を納付)した後、さらに「警察の対応が間違っている」として行政事件訴訟法(行訴法)で争えるか?というと「争えない」というのが最高裁の立場です(昭和57.7.15)です。
要は、「多数発生する交通違反に対して簡便な方法を用意している以上、それに任意に従って反則金を収めて(=警察の言い分を認めたことになる)、そのあとに「その警察の対応がおかしい」として行訴法で争えるのだとすると、「本来刑事事件でやるべき内容を行訴法でやるようなことになってしまい、法が想定する範囲を超えてしまうし、その結果、「刑事事件」と「行政事件」はそもそも別のものであるのに事件の類型が想定していないものを裁判しなければならなくなる、というのは、刑事訴訟法や行政事件訴訟法が各々想定する範囲を超えてしまう」というものです(昭和57.7.15判例。詳しく読みたい方は最高裁のHPで)。
(皮肉ではなくいい意味で)模範的ないい映画です
・時代遅れの(暴力)刑事。
・〝掃き溜めに鶴〟の訳あり女性。
注:掃き溜めというのは、飛ばされた阿部寛からはそう見えるということで、音楽隊は決して掃き溜めではありません。
・分かってくれば、それぞれがそれぞれのスタイルや歴史を持っている仲間たち。
・嫌われ者だった主人公の〝ある覚醒〟をきっかけにまとまり始めるチーム。
・貼り合わされた写真(ストレスがたまらない程度の伏線と回収は見るものに一定の快感をもたらします)
ヒューマンドラマのひとつのパターンを見事に脚本としてまとめてくれました。
こういう映画が一定の頻度で我々を楽しませてくれるのは、それだけ映画という文化が着実に厚みを増しているということですね。ありがたいことです。
こういう映画が作られ続けるためにも、映画館に足を運び続けなきゃ❗️
先ずは練習台たたこうよ。
ど真ん中に刺さる「泣ける凡作」。今時の高校生バンドが聖者の行進は無いと思うし、警察署内でパワハラを告発したところで大した話にはならんだろ、とかとか。易い話、っちゃー易い話なんですが。中盤から、実は結構刺さってる事に気付いたw
兎に角、ど真ん中狙いの王道ストーリー。安心して見ていられるのが良かったです。と言うか、邦画大手には、こう言う大衆小説的人情噺を、もっとガンガン撮って欲しいです。
良かった。
普通に。
どこにいるかじゃない、何のために何をするかだ。
なんといっても阿部寛の演技が圧巻。
刑事としての熱意のあまりパワハラをする上司が、家族や同僚、市民との様々なやりとり、関係(セッション)の中で変化していく様子が描かれている。
磯村優斗、清野奈々もしっかりした演技。
中盤でストーリーがやや、退屈にも感じたが、後半に向けてどんどん惹かれていくかんじ。
阿部寛と清野奈々のセッションではなぜか涙が。
演奏部分をもっと見たかったが、見ていて心地いい演奏シーンだった。
見方によっては警察の職権乱用ぽいところもあるし、気になるところもあるけど、そこは映画なので全然見過ごせる範囲かなと。
個人的に仕事や趣味をしている中で、置かれた場所に不満があっても、そこでどう考えて何をするかは自分に権利があることを思い出した。
いまいちど、自分の行動の目的を見つめ直せる作品。
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