「組織で腐るより、自分の居場所を見つけよう」異動辞令は音楽隊！ ゆきとうさんの映画レビュー（感想・評価）
組織で腐るより、自分の居場所を見つけよう
骨太で重厚な人間模様に、劇中何度も目頭が熱くなりました。ケチをつけようと思ってもケチをつける所がなかった感じです。
主人公の成瀬(阿部 寛)が捜査一課から警察音楽隊に左遷させられた物語です。
コンプライアンスや認知症の母親が登場する等、現代の状況や問題に深く切り込んでいるなと感じました。
阿部 寛さんや清野 菜名さんの熱演も良かったですし、娘役の見上 愛さんの演技も光るものがありました。
アポ強盗は、現実にありそうで怖いですね。
最後の方に意外な告白あり、また目頭が熱くなりました。
てっきり音楽隊のコメディだと思ってスルーするところでしたが、スルーしなくて良かったと思いました。
重厚な人間ドラマに胸が熱くなる秀作だと思います。
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NOBUさんのコメント
2022年9月2日
今晩は。
”組織で腐るより、自分の居場所を見つけよう”
レビュータイトル、抜群ですね。
私は、”これ消えますよね・・。”そこそこデカい企業で働いていますが、死んだ魚の様な目の人間を多数見ています。で、立場上、目標を持たせるように指示を出していますが、これがナカナカ難しいのですね。
一番腹が立つのは、自分に合わないと勝手に思い込んだ輩が、不貞腐れた態度で勤務している姿を見る時です。けれど、それは経営者側の責任なんですよね。
毎日、各工場に行って（今、部品が入って来なくって、且つコロナ禍の影響もあり、結構大変なんです・・・。）現場の確認会をしていますが、とにかく苦労を労わる、真の声を聞き対応する日々です。
今作は、主人公が気骨ある人間なので、立ち直って行く姿が心に沁みましたね。では。
