「どこにいるかじゃない、何のために何をするかだ。」異動辞令は音楽隊! まっしーさんの映画レビュー(感想・評価)
どこにいるかじゃない、何のために何をするかだ。
なんといっても阿部寛の演技が圧巻。
刑事としての熱意のあまりパワハラをする上司が、家族や同僚、市民との様々なやりとり、関係(セッション)の中で変化していく様子が描かれている。
磯村優斗、清野奈々もしっかりした演技。
中盤でストーリーがやや、退屈にも感じたが、後半に向けてどんどん惹かれていくかんじ。
阿部寛と清野奈々のセッションではなぜか涙が。
演奏部分をもっと見たかったが、見ていて心地いい演奏シーンだった。
見方によっては警察の職権乱用ぽいところもあるし、気になるところもあるけど、そこは映画なので全然見過ごせる範囲かなと。
個人的に仕事や趣味をしている中で、置かれた場所に不満があっても、そこでどう考えて何をするかは自分に権利があることを思い出した。
いまいちど、自分の行動の目的を見つめ直せる作品。
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