アリスとテレスのまぼろし工場のレビュー・感想・評価
全87件中、21~40件目を表示
死ぬ間際に、もっと生きたいと願うのが人間なのかもしれない。
エンタメも、涙活も、喜怒哀楽の棚卸しも堪能できます。
神職のおじさん、キャラ濃すぎて失笑しかなかったです…でも、重々しいキャラもハマらないし、キャラ設定が一番難しいところかも。
神様よりAIを信じる人が増える現代、大変だねと少々同情しました。
正宗くんたちの状況から、今の中学生って、こんなに恋愛脳なの?と疑問符だらけになってしまいました。
記憶を積み重ねているから、精神レベルが大学生ならアリなのかな。
人生で恋愛が一番になったことがないもので、少々羨ましかったです。
正宗くんと睦実ちゃんが五実を現実の世界に帰そうとするところは、ジーンとしました。
何があっても、親は子どもに自分より長く生きて欲しいと思うものです。
ここで涙腺崩壊でした…。
エンディングの中島みゆきさんの「心音」、響きました。
彼女の「未来へ~」と歌いあげる力強い声は、心に残ります。
明日も、1日頑張って生きます♪
蛇足ですが、アリスもテレスも出てきません。
アリストテレス?と思い至りましたが、帰宅後考察記事を読んで腑に落ちました。
題名のつけ方も含めて、新しいアート作品を見せられたような、視界が開けた気分になる作品です。
この時代に殻を破ることの大切さを教えてくれる
突如として実世界から切り離された空想の世界
ここでは生きている感覚がないまま、実世界へ戻りたいという感情を押し殺し、変化のない生活を強いられていた。
このままの生活を続けるか、実世界へと戻るのか。さまざまな人間の思惑が交錯する中で、1人の少女の存在がキーとなる。
コロナの閉塞感が蔓延る今の時代だからこそ、殻を破って外の世界へと足を踏み入れる感覚が新鮮なものであった。作中の「一番よかった時代」に留まり続けるのか、それとも冒険をするのか。考えさせられる作品だった。
現実と幻、何が正しくてどれが正しくないのか。
地域丸ごとの神隠し。みたいな感じ?
思った以上にしっかりラブコメってた。
段々と不可解な現状がわかっていく様は面白い。いつみの成長やみんなの気持ちの変化、、、色々な気持ちが混ざっていく、、、
とりあえず、まさむねとむつみはかなりいいね!思春期って感じを残しつつ進んでいく様、、、キュンキュンだね!
いつみとの関係性も良きでした!
あんな状況になったらどうするのか。様々な人の感情を上手く表現出来てると思う。あの状況だからこそ出来ることや出来ないこと。グッとくるね!
設定が面白いと思った!キャラクターも好き!終わり方としても良き!ただまぁ、内容が普通。そんな感じです!
あの世界で、これからもこの先も2人は暮らして欲しいな
あと、、、アリスとテレスって何?
アリスとテレスは出てきません
不思議な作品
煙の世界に閉じ込められた話かと思った?
時間の止まった不思議な世界に少女が迷い込んだ話か?
ただただ久野美咲ちゃんが可愛い!
で?園部はどうなったの?
滅びを待つ世界で生者と亡者はどう生きるんだろ?不思議?
五実と美咲の神隠し?
蟲師?
FF?
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。?
死者と亡者の世界を訪れる話は多いけど、睦実目線は面白いかも?
誰かに内容を放したくなる作品
で?アリスとテレスは誰?
星は技術に3、スジで−2
「ほつれる」と大宮での玉置浩二のコンサートの間にもう一本と、亀さんと迷いつつも日本の作家も見とこうかと選定。強く後悔している。
惚れたヒロインであっても、どんな背景があろうと、漫画ではなく匂いのある生身の子供を何年間もネグレクトしてるのは異常だし、惚れた男にその子を会わせる心境とは何なのか。完全に壊れている。
思うに作家が描きたい場面とか関係を図式のように並べて構成した様な事ではないか。そこには登場人物の経時的な人間形成とかは一段低くしか設定されていなかったのだろう。
後半のキスシーンは丁寧にエロく描かれていたが、濡れた駐車場に寝かせたままとか普通におかしいし我々は並行して放浪してるイツミが見てる様子を見せられているのだ。…何が見せたい?
周辺人物ではヒロインの義父がエキセントリックに過ぎ、なぜ皆が従うかも全く理解できない。
大変高い技術を持った多くのスタッフの何年間かを無駄にした作品と言わせてもらう。
濃密
やっと観れました。
GCS池袋、満席。
オープニングの描写から観客を心を掴むインパクト。
イライラする悪役。
希望と失望。
恋、嫉妬、愛、。
希望を失った町で
もがく感情。
自分の黒歴史を
明かされたような感情になる。
けどきっと新しい未来が待ってる。
理解が追いつかない
2023年17作品目
劇場でのCMを見て面白そうだったので急遽鑑賞しました。
正直理解が追いつかない部分が多数ありました。
結局何故あの世界は生まれたのか?
アリスとテレスとはなんなのか?
でも全てを説明せずとも、
見るたびに発見や疑問があるのも良い映画の要素だと思うので
そういうジャンルかと思いました。
現実の3人も、あの世界の2人も幸せだと嬉しいですね。
遠い日の幻
予告を観た時とかなり印象が違った、良い意味で裏切られたというのが正直な感想です。生々しいキスシーンこそありますが、露骨なエロや性的描写はない全年齢向けの作品です。(所々に中学生男子の視点からお届けする下ネタはありますが)
1980年代後半から90年代の日本がまだ元気だった時代に思春期を過ごした人には親戚や友人の家を訪ねたような懐かしさを感じる物語の舞台。
閉じ込められた世界は、日本の雪国を思わせる描写や寂れたシャッター通り商店街などの活気を失ったこの30年の日本のあちこちに見られる姿という暗喩でしょうか。
変わる事を恐れる心、見たいような見たくないような、見てはいけない異性の下着、初めて触れる異性の身体や唇とその鼓動や温もりの高まりなどの気恥ずしさに遠い記憶を呼び起こされ、悶える人も少なくないでしょう。
事なかれ主義でひっそりと絵を描く練習をしている主人公の菊入正宗。情緒不安定でツンケンしていて、男子を蔑むような口調と態度で接するヒロイン佐上睦実。
彼ら一人一人にモデルになった人物が誰か、想像させずにはいられないという意味でも、序盤から岡田麿里作品(あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない等)らしさ全開です。
この作品は今では学生たちのコミュニティに当たり前となっているテレビゲームもコンピュータもインターネットもスマートフォンも出てこない。中学生の主人公の揺れる恋心と、同性の友人らと群れて集まって過ごす何気ない日常の描写に、この時代も多分今も変わらないものを感じます。
作品タイトルの"まぼろし工場"は作中に登場する製鉄所なんだろうけれど、アリスというキャラも、テレスというキャラも出てこないけれど、作品全体の下敷きになっているのはルイス・キャロルの「鏡の中のアリス」(Alice in wondreland)から、ヒロインそっくりの女の子でアリスとテレスという言葉遊びでしょうか。
遠い未来から、あのキャラクターがテレスコープ(望遠鏡)のように過去を覗き込むような、懐古するように誰もいなくなった廃工場を望むシーンと掛けているのかも。
あとは現実と繋がっていない線路の向こうを目指して列車に乗るシーンなど時間を超越(タイムトラベル)するシーンは『バック・トゥ・ザ・フューチャーPatr3』のクライマックスのオマージュでしょうか。
(本作のスポンサーであるワーナーブラザーズはBTTFの版権を持つユニバーサルと2020年から北米で合弁会社を経営している)
ボケてしまっているように振る舞っていたおじいちゃんがここぞとばかりに活躍するシーンにニヤリとしてしまいます。細目のキャラは目を開くと覚醒は定番ですね。
他にもきっと多くの作品のオマージュが散りばめられていると思うので探してみるのも楽しいかもしれません。
惜しむべくは中盤以降のカタルシスが足らない気がしました。特に教祖様的な立ち位置の佐上は取り巻きが少なく、何処か孤独で滑稽…もっと野心だったり掘り下げがあったらとは思った。睦実の言葉から語られるイメージより薄っぺらい気がした。
また上映時間の関係からか人が消えていく事への喪失感の描写は諦めにも近く、喪失感や理不尽さに人々が慣れて変化しないことを徹底しすぎている事に私は物足りなさを感じました。
主人公があまり自己主張をしない性格というのもあるのでしょうけれど、不器用でも見苦しくても足掻く姿がじんたん(あの花)のようにもっと見たかった気はします。
入り込めなかったけど良さはあった
入り込めなかった要因としては、時が止まった場所において人は何年も学校に通い続けたりしないだろうし、あんな変人をリーダーにするほど馬鹿じゃないだろとか、他にもちょくちょく納得できない部分があってこの映画に対して序盤のうちに否定的なってしまったことにある。
ただストーリー展開は面白かったと思うし、まぼろしと現実が亀裂のように入り交じってる画はめちゃくちゃ綺麗だった。
不思議な感覚。
初め何が何か理解するのに時間がかかりました。イツミの年齢や容姿からかなり長い年月、変化をしないまま耐え抜いていたんだと理解した時、すごい難しい気持ちになりました。また、物語の展開もよく面白い作品だとは思ったのですが、絶頂のポイントまで行くのに何シーンかそらに近いようなシーンがあったので、心の動きが難しかったです。観終わった後にモヤモヤした感覚はなく、不思議な気持ちになりました。
連れ去られた側からのお話
作画、美術、演出、演技は本当に目を見張るものがあります。
ラストシーンで成長して言葉もしっかり話せるイツミが出てきたので、ちゃんと現実世界に帰れて、現実世界では廃墟になった工場へいわゆる聖地巡礼をしに行って終わり。
異世界の正宗と睦美の行方はもうわからないけど、わからなくていいのかもと思った。
イツミを送り届けた今、いつ消えていくかわからずビクビクしていく彼らを観るより、恋する衝動を抑えきれない中学生の精一杯の生き様の方が物語として美しいから。
そんな彼らさえもまぼろしだったのは寂しい気持ちがした。
でもそんな気持ちでさえ監督の狙いどころだったのかなと思うと流石だと思います。
タイトル回収が唯一の惜しかった点
アリストテレスをもじっただけかと少し残念。
セリフ少なめでも伝わるのではないかと思えるほど世界ができている。
思春期特有のヒリヒリさと自動車免許をもっているというアンバランスさが成り立つ世界。
全ての登場人物のその後が描かれていないことも好感がもてました。
二重世界で後戻りできない時間の流れが交錯する
<死に行く世界という設定>
「死の世界」は古今東西、さまざまに描かれてきました。しかし、生と死の中間にある世界が、リアルに描かれることは稀です。この作品は「死に行く世界」を描き、それに成功しています。
それは、生と死の緩衝地帯といった曖昧なものでなく、死への不可逆なベクトルが支配する世界。それは、一時停止(ポーズ)した死の淵であり、少し早回しになった「生きる世界」ともいえます。「死に行く世界」と「生きる世界」という二重の世界で、後戻りできない時間の流れが交錯し、生きる儚さを増幅させます。
作品では冒頭に製鉄所が大爆発し、それを境に時間の流れが止まります。身体は成長せず、町では変化することが禁じられました。
その中で、恋をして心を動かす女の子が出てきます。禁じられているからこそ心の動きが浮き立つ。しかしその子は、神機狼に消されてしまいます。
そして我々が、二重の設定をはっきり理解するのは、五実の放つ匂いです。「生きる世界」から迷い込んだ五実の登場が、変化が禁止されている「死に行く世界」とのコントラストを際立たせます。
<希望を託すということ>
変化の禁止は、いつか正常に帰った時にスムーズに元に戻れるための決め事で、町の「希望」の表れです。しかし、いっこうに正常に戻る気配はありません。
一方、正宗と睦美は、五実を「生きる世界」に戻そうと考え、仲間と動き始めます。そのなかで正宗と睦美は、「生きる世界」で未来の自分たちを垣間見ることになります。そこで、自分たちの子どもとして五実が育ってきたこと、そして五実は神隠しにあって「死に行く世界」に舞い込んだことを知ります。
五実は、正宗と睦美にとって唯一の「希望」です。五実を帰すことは、目の前にある生命を救うだけでなく、自分たちの可能性を未来に託すことにも繋がっています。
<アリスとテレス>
作品名になっているアリストテレス。作中に登場するアリストテレスの「希望とは目覚めている者が見る夢だ」という言葉は、生きる可能性としての希望のことを言っています。死に行く世界のなかにも希望がある、いわんや生きる世界でも、という作品として素直に受け取ってみました。
<蛇足ですが>
このように、この作品は設定の面白さが、独特の儚さを生みだしています。
しかし、その設定は複雑で、少し無理があるようにも思えます。特に、変化の禁止という設定には、説明を重ねないと破綻する危うさがあります。
岡田監督をはじめこの制作スタッフであれば、もっと簡素な設定の下でも十分勝負できるのではないかと感じます。
全体的な説明不足が否めない…映像は最高
んー、映像は本当に繊細で細かいのに、
説明不足が結構多め…。
そもそも閉ざされた街の設定も不明。
流れ的に「過去」であることは間違いないんだけど、
全体的な立ち位置が不明。
簡単に言えば、
現実世界の五実ちゃんが紛れ込んだことによって、過去と現実が曖昧になった。
その曖昧な世界の中で、過去の人間が現実世界に近づこうとすると消えてしまう。
この世界の解放条件は、五実ちゃんがトリガーとなり、
現実世界の自分と同じ気持ちになること…だと考えられる。
(ちょっとこれ、後述するけどよくわからない)
んで、そのことに気付くまでは終始ひび割れが空を覆う世界で、
鬱屈とした日々を過ごす正宗君の物語。
睦実ちゃんに出会うことによって次第に惹かれ合う中で、
トリガーの五実ちゃんが2人の娘だったことが発覚。
盆祭りで逸れてしまい、五実ちゃんは列車に乗って過去へ来てしまう。
そして正宗君に恋をするが、
睦実ちゃんと相思相愛の関係を見たことで嫉妬し、
後は怒涛の展開アババのバ…。
一番の謎は、五実ちゃんが如何やって過去と現実を繋ぐ列車に乗ったのか。
せめてここは回収してほしかったなぁ。
ラストシーン手前で現実世界の正宗…さんがホイッスルを列車に置く場面。
無理矢理繋げれば、
列車に置いたホイッスルを娘さんが見つけてしまい、
そのまま…。
(がこれだと、あれだけ欲しがってたホイッスルを、
肌見放さず持ってこなかったことがおかしいことになる…)
今後気になるのは、
ラストシーンで成長した五実ちゃんの存在。
現実世界で迷子になってたわけだし、
あんなに小さい子が一人で居たら絶対誰か警察に相談するはず。
捜索願等から割り出して、
現実の正宗さんと睦実さんのもとに帰ったと推察出来る。
(タクシーに乗る前にお父さんと連絡していたし)
そしてタクシーで廃工場まで来て、
最後に「私の失恋」と呟いている。
つまり、確実に記憶を引き継いでいることが分かる。
その状態で父親の正宗さんに若干後ろ髪引かれていいのかなぁ…。
歪な親子関係…!?
音楽は良かったし、本当に映像も美しかった。
人物画と心情の細かい仕草まで完璧。
ストーリー…ストーリーがなぁ…。
「希望とは、目覚めている人間が見る夢である」
このレビューのタイトルにした「希望とは、目覚めている人間の見る夢である」という言葉は、アリストテレスの有名な言葉であり、作中にも登場する。他にも主人公・正宗の発した言葉「すべてを知りたい」は、アリストテレスの著した「形而上学」内の「すべての人間は、生まれつき、知ることを欲する」から来ていると考えられる。さらに、アリストテレス哲学の概念である「エネルゲイア」という単語も登場しており、アリストテレス哲学が、この作品の基盤の多くを占めていると感じた。それゆえに「アリスとテレスのまぼろし工場」というタイトルなのだろう。
この作品は、いわゆる「セカイ系」に分類される物である。しかし、その「世界」についての説明がとても少ない。例えば、作中の世界は時が止まった世界なのだが、どの時代で止まったのか。これは丁寧に映画を見ていると、正宗の持つ漫画雑誌に1991と書いてあるので、「1991年で時が止まっている」と分かるのだが、気づかない人も一定数いるだろう。このように、世界の設定が細かい描写に散りばめられているので、気を抜いて見られるシーンは一切なかったといっても過言ではない。
なぜ、世界の説明が少ないのか。それは、その世界で生きる人々の人間ドラマに焦点を当てているからである。ここでアリストテレス哲学が生きてくる。変わることが悪とされる世界で、それでも人々は変わろうとする。これが「目覚めた」状態であり、個々人の決めた「エネルゲイア」に向かおうとするのである。例えば「まぼろしの世界を守る」や「五実を現実世界に返す」というエネルゲイアだったり、陽菜の持つ「幸せを守る」というエネルゲイアなどに人々は向かっていく。それらのエネルゲイアは人の数だけ存在するので、結果的に物語の厚みを増すことにつながっているように感じた。
しかし自身のエネルゲイアに向かわない者もいる。例えば仙波は「DJになる」というエネルゲイアを持っていたが、確認票への記述を変えることはなく、DJになるための努力も一切していなかった。他にも園部は「想いを伝える」ことがエネルゲイアだったが、直接的な言葉で伝えることはしなかった。そして両者は神機狼に飲み込まれている。このことから、エネルゲイアを設定しながら、そこへ向かおうとしなかった者を世界は許さないのだと推測できる。正宗は「イラストレーター」というエネルゲイアを持ち、絵を描き続けていた(そこへ向かっていた)ので、仙波と異なり、神機狼に飲まれることがなかったのだろう。
生きるということは、何かを感じ、変化することだ。喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、そして痛み、これらは行動の原動力になる。作中では特に「痛み」にフォーカスを当てており、中学生という多感な時期を見事に描き切っていた。丁寧で繊細な心理描写と美麗なアニメーションが相乗効果を生み、心情の重厚感が半端なものではなかった。心の奥底に刺さって抜けないような感動が、そこには存在していたように感じる。中島みゆきの「心音」も、映画をそのまま歌にしたような、とても素晴らしい曲だった。
我々は、昨日と異なる今日、今日と異なる明日を生きていく。連続的な変化が永続的に続く世界では、人々は否が応でも変わっていくしかない。その道中にある喜怒哀楽や痛みを大切にして生きていこう、と思わせてくれるような、素晴らしい映画だった。
自分にはハマらんかったなぁ。
映画館は自分たち以外誰もいなくて貸切状態。平日に何回か見に行ったことはあるが貸切状態は初めての体験!テンション高めで映画を見始めた。
前半の世界線の説明が、後半で繋がる感じは良かった。さすがMAPPA、キャラクターの表情がめっちゃ良くて、表情からキャラクター個々の心情が繊細に表現されてた。
主人公たちが住んでいる伏見は、10年以上時がとまっていて、
この作品に「時がとまるとき」=「変化することを諦めたとき」って教えられた気がした。なので、自分は希望を持って、いつも変化することで成長していこうと思った。
でも、自分にはガチッと合わんかった、、、。もう少し大人になったらまた変わるかもしないから、また数年後見返したい。
抑圧と解放
を丁寧に、少し斜に構えた言い方だとねちっこく描いた良作でした。
他コメントにもある通り、話の基本軸は千と千尋の神隠しなどに代表されるような神隠し系。ただ、その本質としては終盤に主人公からラジオ番組へと発せられる世界への反抗だろう。
そして、こだわりの見える「素直じゃない」台詞回し。オタクにはクリティカルで刺さると思う。
だからこそ、評価が凄く割れてるのも理解できる。単純な「問題」「アクション」「解決」「大団円」なスッキリさとは少し違う構成なので、モヤっとする人は多いだろうな。
さて、ここまで早口で脳内再生された方なら適正あるので是非是非足を運んで観てみる事をお勧めします(久しぶりにパンフレット買った
全87件中、21~40件目を表示