土竜の唄 FINALのレビュー・感想・評価
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もう祭りだから、楽しむしかない
テイストはわかっているから頭を空っぽにして楽しむしかない。のっけから中学生レベルの下ネタ全開で、さすがにこれレベルで笑ったらカッコ悪いと思っていたが、根負けして笑ってしまった。
土竜の唄のラップは出来がよくて、これは最初から笑ってしまった。しばらく、このフレーズが頭の中でリフレインすると思う。
『孤狼の血』の極悪のイメージが残っている
鈴木亮平だが、やはりこの人は役作りが上手いね。岩城滉一が霞むくらい悪役ぶりが徹底していた。
滝沢カレンは、素人同然の演技なんだけど、違和感がない。棒読みっぽいセリフが作品のテイストにマッチしている。これが監督の演出だったらすごいけど、さすがにそんなことないよね。
ハニートラップとわかっていても、そうじゃない方の1パーセントにかけてのってしまう玲二の気持ちはよくわかる。こういうときって、本能に逆らえない。
仕事が終わった後、全身を弛緩させて見る映画もたまにはいい。
相変わらずヤンチャでくだらね(笑)
毎度のギャグ的な潜入捜査物語は引き続きくだらなかった(笑)
最初に過去のあらすじをちょっと長めで解説あり。
今回はファイナルで集大成だが、いつも通りかな。
暇つぶしにはいいかも。
最初の風呂場シーンでの遠藤さんが生田斗真さんの息子にこんにちは!は笑えた。
いつも以上に裸体シーンが多かったな。
笑った
シリーズ初見です。
とにかく精密にバカバカしさを追求した映画で笑いました。
よく出来たCGも使おうと思えば使えるところ、敢えてローテクっぽく見せたり。
あっ、このセリフ、あの、、、あ、あれが来るぞって分かってても笑ってしまった。
ド派手にかますぜ
ありがたいことに東宝さんの試写会に招待いただき鑑賞。試写室の特別感最高でした…!だいぶ前の列でも見易かった〜。
前々作、前作と三池監督×クドカンという奇抜な組み合わせがそのまま体現化した様な大暴れ映画でした。そしてファイナルの名の通り、とにかくド派手な作品に仕上がっていました。物語はシャブ入りのパスタを世界にばら撒こうとしている轟周宝を止めるべく、主人公であり潜入捜査官の菊川玲二が奔走する話です。
役者陣の全開っぷりがたまらなく、生田斗真さんがどのシーンも体から何かが吹き出してしまいそうなくらい全身全霊で体を張りまくっているので、観ている自分もテンションがドンドン上がってきてしまいました。鈴木亮平さんの強キャラ感。「孤狼の血 LEVEL2」ほどの狂気や末恐ろしさは無いにしても、効果音やエフェクトで腕っぷしの良さが炸裂するので面白いです。堤真一さんの兄貴分としてのかっこよさや渋さが独特の雰囲気を醸し出していて良いです。足も改造されている状態なので、それを使った飛行だったり旋回だったり、安っぽさは否めませんが、堤さんのアクションという珍しいものが観れて満足です。菜々緒さんはこのシリーズまともな目にあってないなと痛感しました笑。トイレの詰まったものスッポンで口をびょいんびょいん伸ばされたり、パンツ見られたり、今作では電流を浴びて痺れまくって白目を剥くという贅沢な使い方だなと思いました。もちろんムチ捌きはお見事でしたし。足蹴りも美しくかっこよかったです。滝沢カレンさんも改めて美しいなと思いましたし、普段のミステリーさを潜め、ちゃんとした警察官を演じていたのも普段とのギャップがあって面白かったです、と、役者陣は全員ハマり役だなと思うくらい隙のなさでした。コメディシーンもドカン!とまではいきませんが、クスクス笑えて、ほのぼのしました。
物語上、玲二は正義を信じて行動しており、女性面ではホイホイとついていってしまいますが、正義から逃げずに真っ直ぐに敵にも向かっていく姿は勇ましいです。変に武器を使わずグーパンで挑みますし、セリフひとつひとつに重みがあり、逮捕すると口に出した瞬間はゾワゾワと体にきました。カックイイ–!
予算がだいぶ限られていたんだなーと思ったのが、予告でもあった玲二が磔にされているシーン。カモメが完全なぬいぐるみだったり、海がまさかのテープで表現されているという、個人制作のような安っぽさを感じてしまいました。これが他の作品ならおっ?と思うところなんですが、この感じが今作とベストマッチしているので割と良いなと思いました。
ただまぁ難点はあるもので、ファンサービスが過ぎるなと思ってしまいました。予告でもあった通りアリエールのくだりだったり、ファイナルのくだりだったり、キャストの掛け合いの間が微妙だったり、ん?となる展開が多いなと思ってしまいました。三池監督はなんでも仕事を受けてしまう監督だと思うので、ファンが喜んだらいいなのテンションで入れたとは思いますし、ファンの人は喜ぶとは思うのですが、一映画として見ると少しノイズになっているなと思いました。あと岡村さん演じる猫沢もはっきり言って必要かなと思いました。玲二の心を燃やすというのでは別のもので代用できたのでは無いかな?と思ってしまいました。岡村さんのはっちゃけっぷりは良かったです。
自分が1番テンションが上がったのはラストシーンです。日浦が口笛で呼び出したのがまさかの超巨大マンタ。自分は海洋生物が大好きで、海外のB級映画の巨大化したモンスターたちも大好きなので、このシーンが1番笑ってしまいました。そのマンタが船の傾きを止めたり、刀持って急に飛んだ烈雄がそのままパックンチョされるのも大笑いしてしまいました。日浦がそのマンタと共に他の麻薬組織を滅ぼしにいったというアフターストーリーも爆笑ものです。関ジャニ∞の主題歌も最後までノリノリにさせてくれて最高でした。
とにかく筋の通った正義、熱苦しいけれどその暑苦しさがとても楽しく、常にハイテンションになってしまう物語でした。三池監督×実写映画ということで少し不安なところもあったのですが、良い意味で期待を裏切ってくれる作品に仕上がっていました。
気になる方は劇場にバッチ来ーい!
鑑賞日 11/17
鑑賞時間 19:00〜21:09
鑑賞方法 試写会にて
土竜の唄総決算!
過去作は全作観ています。試写会に当選したので観ました。
感想
結論として楽しかったです!やはり土竜の唄は笑えますね。
また、パピヨンとの友情も過去作同様の熱さでした。
・物語
最終作という事で物語のスケールは過去最大スケールになっていて楽しめました。
今回は過去作のキャラクター達とラスボスやその息子との戦いを豪華客船で見せるというかなり華やかな作品なので観ていてとても楽しかったです。このシリーズは基本中身無しのおバカ映画だと私は認識しているのでこれで正解だと思いました。
オチも予想以上綺麗に終わっていたので驚きました。
・クドカン節薄め⁈
宮藤官九郎脚本では頻繁に見掛ける下ネタやグロネタ、独特なコメディ要素が今作では過去作ほど発揮されていないと感じました。しかし、私はこのクドカン節があまり得意ではないので比較的見易いと感じました。
・ファンサービスに徹ししすぎ⁈
ファイナルなのでファンサービスに徹したい制作側の気持ちも理解はできますが今作は流石に盛り込みすぎだと感じました。キャラクター同士の掛け合いの長さ、物語構成的な無理をしてでも過去作からキャラクターを出演させる、過去作の要素が出てくる度に過去の映像やセリフを使いまわして説明する、演者さん自身のセルフパロディなど一作品として必要なのか曖昧な要素をこれでもかと盛り込んでファンサービスに徹していたので逆にテンポの悪さを感じてしまいました。
・CG
過去作よりもCGやアクションシーンが割り増しに感じたのでより視覚的に楽しめました。
・演技
演技は皆さん役が馴染んできた感じで明らかなオーバーリアクションも慣れてくると心地良い⁈そんな演技で土竜の唄の世界感に引き込まれました。中でも相変わらず生田斗真さんは全裸で身体を張っていたので流石だと感じました。
総評
安定の土竜の唄ワールドが炸裂している楽しい!一本。シリーズ最終作として決着をつけたオチも好印象。大画面でみる生田斗真さんの全裸はど迫力でした。
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