劇場公開日 2022年4月8日

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「静かで美しいイタリアの街並みに人間爆弾が暴走するライアン・レイノルズ主演映画らしいアクションコメディ!」ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード 山田晶子さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0静かで美しいイタリアの街並みに人間爆弾が暴走するライアン・レイノルズ主演映画らしいアクションコメディ!

2022年4月7日
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鑑賞方法:試写会

本作は、2017年の映画「ヒットマンズ・ボディガード」の続編だが、冒頭のシーンで前作の設定がほぼ分かるなど、本作からでも十分に楽しめる。
超一流のボディガード・マイケル(ライアン・レイノルズ)と、最強の殺し屋・ダリウス(サミュエル・L・ジャクソン)とのヤバい化学反応が炸裂するのは相変わらず。
主人公マイケルの輝かしいボディガードのキャリアに傷がつき、メンタル崩壊寸前の状況から始まるという、期待を裏切らないコメディ的な展開から終始、ライアン・レイノルズの表情と言葉のタイミングや間は見逃せない。
殺し屋ダリウスの妻ソニアも参入し、マイケルとソニアのコンビ模様も見どころの一つとなるなど、予想不可能な事態に追い込まれていく。
本作の設定は、ギリシャが財政破綻問題をEUから助けてもらう代わりに抑圧される、という現実でも起こった社会情勢。
現実世界では、ギリシャが何とか耐え財政問題は沈下した。ところが、本作ではギリシャの有力者がEUにキレる、というまさかの展開。
そして、回りまわってマイケルは謎のサイバーテロから世界を救う役目を負わされてしまう。
とにかくあらゆる展開がぶっ飛んでいて、「フリー・ガイ」や「デッドプール」並みにライアン・レイノルズの面白さが満載となっている。
もちろん結末も想定外で、全米1位の、このシリーズが埋もれているのは勿体ないと感じる。

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山田晶子