「私、家、町、国家の繋がり。」華のスミカ タカシさんの映画レビュー(感想・評価)
私、家、町、国家の繋がり。
セルフドキュメンタリーは10年以上前に流行って今でも嫌な言い方をすると濃厚なサブカルシーンでたまに話題になったりしているが、あまり楽しく観たことがない。
そんな、構えを持って観に行ったが、素晴らしかった。自分、家、町、国家のアイデンティティーの葛藤を連ねることで、厚みができている。ビジネス本でもたまに架橋に学ぶ交渉術のような本が出版され、私の実感でも架橋の人はビジネスに強いと思っているが、このような広がりのある考えをするから、強いのではとさえ思った。ある時代の終焉を静かに見届ける聡明な感覚が素晴らしい。今後の学習教材資料の定番になりそうな気がする。
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