愛なのにのレビュー・感想・評価
全28件中、1~20件目を表示
新海誠の恋愛もの好きな人好きそう
最初から最後まで全部気持ち悪くて
途中途中あまりの気持ち悪さに一時停止して
発狂する時間が必要なくらい気持ち悪かった
まず瀬戸康史以外のビジュアルがキツい
その上で不純だったりチープな恋愛ものを見せられるから
そこはかとなくずっと嫌悪感と不快感がすごい
次に貞操観念のバグ
婚約してる人間の貞操観念のバグりの気持ち悪さ、
開き直り、図々しさ、あまりに生々しく滑稽で
苦虫噛み潰したみたいな顔になる
そしてなによりは
人を好きでいることに対する根拠のなさ
好き、好きでいる、好きでい続ける、
それの根っこにあるであろういろんな想いが
全く描かれないし、態度にも出てこないから、
「好き」はストーリーを展開するための符号でしかなくて
どこのだれにも感情移入できないし
どの好きも空っぽ、
誰かを好きな自分、好かれてる自分が好きなだけ、
みたいな、くっそすぎる軽さ
その意味わからん好きを愛だとか言って
他人に迷惑かけたり声荒げて感情ぶつけて
いきなり激昂したり、
理性持ち合わせてる?ていう気持ち悪さ
おおよそ同じ人とは思えない思いたくない気持ち悪さ
人はそこまで理性で動けないし
恋愛はその最たるものだから
貞操観念だとか倫理観からズレた言動も
当然あるものだけど、
理性のたがが外れるほどの「好き」が描かれてないから
考えなしに感情に振り回される気持ち悪い人たち、
で着地してしまう
こんな都合よく散りばめた文脈のための「好き」で
「愛なのに」をタイトルに冠するの全く理解できない
なにが「愛」で、なにが「なのに」だよ
___________________
はああああああああああ?!?!!
瀬戸康史に告られて振って
それでもずっと好きでい続けられて
急に呼び出せて
無理矢理キスできてセックスできるとか
はああああああああ?!??!!
羨ましすぎかよ
せめて美人でないと納得いかない
なんでほないこかなんだよ………
てかあの場面でバストトップ出す必要あった?
誰も得しないシーン
浮気されたから浮気するのもまじで気持ち悪いし
旦那の帰宅後からの胸糞シーン長すぎ
からの次の場面…気持ち悪すぎる…虫唾が走る…
しかもなにあの濡れ場は
せっかく瀬戸康史脱がせてるのに
なんであんな汚いAVみたいな…
どうせ撮るなら
もっと綺麗に艶めかしく撮ってほしかった
瀬戸康史をセフレ扱いとか発狂
きっっっっつつんも!はあ?!!!?
気持ち悪すぎて鳥肌立つ最低すぎるクソすぎる
発狂して頭痛くなるくらい気持ち悪かった最低
でもこれが美人だったり
瀬戸康史みたいなイケメンじゃなかったら
こんな気持ちにまでなってないのかもしれない
いや分からない
けど報われない恋してるのが
イケメンの瀬戸康史であったことで
救われた
と思ったのに!なんだあの手紙は!
後半瀬戸康史と女子校生の話になってからは
ギリ救いだった瀬戸康史が
どこまでも気持ち悪くて、
なに?何見せられてるの私は?という気持ち
最悪だった
あっ!地雷監督だ!気持ち悪いんだけどこんな映画!
あっ!地雷監督だ!
どんな理由があっても、最低の男だろ。
普通の女性がこんなウマシカ男たちに騙されるわけが無いが、この設定と状況は無かろう。
こんなウマシカな話を撮るな。
ここでの女性の対処方法は男の務める会社に告発するのだ。それが一番。じゃなかったら、金的をぶっ叩く。
この思考回路は無い!あり得ない。
こんな映画に出ている役者が可哀想。
「こんな事して、誰が喜ぶ?」
って台詞があるが
「この映画みて、誰が喜ぶ?」
って言いたい。
「最悪だ」
と男がそっと話すが
「最悪の映画だ」
と声高に言いたい。付け加えて、
「僕の好きな賛美歌を歌うな」と言いたい。
ともかく、なんで日本人が髭をはやすのか!ヨーロッパやアラブの男系社会を象徴の様な髭面止めて貰いたい。
兎に角、
汚らしいので。
「愛なのに」に続く言葉を推測する。
「”愛なのに“年齢の差だけで、俺は女子高校生とも付き合えないのか?」と言う事でしょう。勿論、答えは「付き合えません。」また、避妊しているからとかと言って、もし万が一でも、女生徒に触れては(性的な接触だけでなく)犯罪になる。もし、この男と少女の関係が教師と生徒の関係なら、個人的な利益供与にあたり、加えてその両親に暴力ざたを起こせば、懲戒解雇が当たり前の話だ。だから、このウマシカな制作陣に騙されては駄目である。こう言った映画こそ、脱亜入欧で、欧米を見習って貰いたい。最低のリテラシーが全く欠如している。
センス
初めの自販機のシーンでもうこれは、と思いました。当たりだなと。
女子高生が卒業するまで、愛を育てるには絶好のシチュエーション、のように思わされる物語展開。
ラストの夫婦茶碗が出てきたときに素敵なオチが見えてましたがその通りでよかったよかった。ほないこかのセンスのいいおっぱいも見れてよかったよかった。
本能に揺さぶられながらも節度ある人間、愛を用いた心の節度を人間らしく描いていたと思いました。
愛を否定すんなっ。
R15+で濡れ場があるのに、コメディ要素満載の映画。今泉×城定コンビだからできた作品。
女子高生(河合優実)の一方的な告白ラッシュに古本屋店主の多田(瀬戸康史)が戸惑う話が軸になっているが、そこに大人の恋愛(性愛?)が妙な形で割り込んでくる様が面白い。
低予算の映画だと思うが、脚本が面白い上に、役者の自然な演技が面白さを誘う。
振り返ってみると、登場人物のキャラが濃い。
・とにかく好きなんで結婚してくれというしつこい女子高生(怖いって)。
・その女子高生に振られてバラの花を花壇に植える男子高生(怖い・・・けど面白い)。
・相手に浮気されたら自分も浮気してみよう、相手は自分に好意を持っていた男にしようという新婦(無鉄砲さと無神経さが怖いよ)。
・浮気相手に別れ話を切り出されても平気な顔で「群を抜いて下手」という女(じゃあなんで今まで浮気してたの?)。
・浮気しに行ったかもしれない妻を心配するでもなく、カップ焼きそばとビール飲んで、帰ってきたらをそれを隠す夫(ノー天気すぎて笑う)。
・「気持ち悪い連発」の目力強い女子高生の母(コントですか?)。
・「一回諦めたら癖になるぞ!」と意味深な台詞を吐いておきながら、実は自分は逆上がりできない父親(この台詞は重要な伏線と思いきや、最後のオチのためだけの台詞だった)。
さとうほなみ演じる新婦一花はどこか壊れていると思われるので、映画だから面白く見れるが、実際いたらあまり近づかない方がいい部類の人(あんなことがあったのに結婚式に招待するところが普通じゃない!)。
女子高生の岬もどこか壊れているように見えるが、こちらは大人になるにつれて徐々に普通になりそう。多田が「愛を否定すんな」と叫ぶが、多分愛じゃないって、これは。
最後の引出物が夫婦茶碗で、その片方の赤い方を多田が岬に渡すシーンが一番笑った。
ラブコメディ×超マイルドなピンク映画、ときどき真面目。そんなテイストで尺もちょうどいい具合の作品でした。
大人の愛と若者の愛。
いろんな愛が、うまく結びつかない。愛してる人にふられた古本屋の若き主人、
彼を愛する女子高生、その彼女に恋する男子、婚約中のカップル。
その精神的な愛の行方を邪魔してるのは、「セックス」だったりする。
「セックス」とは愛情表現でもありますが、この作品で描かれているのは、
愛のないただの欲望、淫らなもの、そしてリベンジ。
「セックス」を純粋な愛の「敵」のように描きながらも、下手だとダメだと表現
してるのがおもしろい。婚約者に内緒で浮気してるイケメンの
エリートサラリーマンが、セックスが下手ですねと言われて
唖然とするシーンが痛快ですね。精神的な愛と肉体的な愛、
その二つを対比させながら、ユーモラスに展開するラブストーリー。
「猫は逃げた」と同じく、今泉力哉さんと城定秀夫さんの
コラボレーション企画「L/R15」の1本だそうですが、こちらの方は
R15の意味が明確な作品ですね。
浮気してるイケメンサラリーマンを演じたのが中島歩さん。セリフを
棒読みっぽく演じるのが彼の持ち味だと思うのですが、この役にピッタリですね。
汝、姦淫するなかれ
初鑑賞
監督と脚本は『アルプススタンドのはしの方』『女子高生に殺されたい』の城定秀夫
脚本は他に『愛がなんだ』『mellow』『街の上で』の今泉力哉
R15
古本屋を営む30歳独身男性の多田にいきなりプロポーズする16歳女子高生
多田には過去に告ったが断られそれでも諦めきれない一花という女性がいた
一花は婚約中だが婚約相手の亮介はウェディングプランナーの美樹と浮気をしていた
一花は亮介か浮気していることに気づき問い詰めた
一花は亮介と同じことをするため多田に頼み込みラブホでSEXをする
さとうほなみと向里祐香のヌードあり
必然性あり
僕は俳優が裸という衣装を着ることにネガティブな感情は全くない
自分はフェミニストでもないし保守的な人間じゃない
終戦直後とかならともかくヌードなんて珍しい時代じゃなくスマホでいくらでも観れるんからなにがなんでもって感じじゃないけど
願わくば2人がもうちょっと知名度があればなと
『猫が逃げた』に登場したカンタを演じたオセロがこの作品にもチョイ役で
たぶん脚本が良いんだと思う
今泉城定作品好き
比較的お金をかけているようには見えず彼らの作品はコスパが良い
あと風俗にいけば上手くなるとは思えない
新型コロナなどもあってかますます厳しい風俗業界に申しわけないがそれはないと断言したい
イケメンで声が素敵な中島歩にあんな設定の役をやらせたら可哀想だよ
別れ際の亮介と美樹のやりとりは面白かったけど
亮介が怒らないところが良いよね
それなら下手でもかまわない
1番の笑いどころは極端にいえばほぼ気持ち悪いしか言わない岬の母にはツボにハマった
そのたたみかけに思わず笑った
瀬戸くんのメガネに髭がよく似合っていた
自分が真似すると変態丸出しで本当に気持ち悪くなると思うけどやはりイケメンは違う
出演者
古本屋の店主・多田浩司に瀬戸康史
多田の告白を断り亮介と婚約する佐伯一花にさとうほなみ
多田の古本屋の常連で多田に求婚する16歳女子高生の矢野岬に河合優実
一花と婚約しているのに美樹と浮気している若田亮介に中島歩
亮介と一花を担当するウェディングプランナー熊本美樹に向里祐香
岬の同級生の岡沼正雄に丈太郎
多田の友人の広重に毎熊克哉
多田の友人の道夫に岩男海史
一花の懺悔に対応する神父にイアン・ムーア
常連客の老人に飯島大介
息子の鉄棒の練習につきあう少年の父親に渡辺紘文
鉄棒の練習をしている少年に小松夢生
多田の家に来て岬との関係について多田を咎める岬の父に守屋文雄
夫と一緒に多田の家に来て多田を咎める岬の母に佐倉萌
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
その映画、新年早々にどうかとも思いましたが、
年末に放映されて観ていましたので、レビュー書いてみます。
監督の城定秀雄と今泉力哉が互いの脚本を監督し合う企画の一本で、
「愛なのに」は監督を城定秀雄が務めて脚本を今泉力哉が書いています。
企画の条件が他に〈R-15〉であること。
でもって、濡れ場ありの、ややアダルトな内容です。
〈R-15〉のイメージのあまりない瀬戸康史が古書店店主役で主演。
社会から取り残されたような趣味だけで生きていて、
しかもそれを仕事にする・・・
30代で人生の生存競争をリタイアしたような生活者。
この辺り、もじゃ毛頭に髭、丸メガネ、運動不足の太り気味。
服装を着流の和服にすれば「家宅の人」の檀一雄そっくりですよ。
(個人的にはふた昔前に通っていたビデオ屋の中年店主にそっくり、
(映画の話をしたり、借りるビデオを教えて貰ったり、
(けっこう会うのが楽しみだったっけ・・・)
余談が長くなりましたが、
多田は古書店に入り浸ってる16歳の女子高生の岬(河合優美)から、
唐突に求婚されます。
それも一回ではなく、来るたびに手紙で求婚されます。
多田(瀬戸康史)はただただ困惑するわけですよ。
一歩間違えば、逮捕されちゃう事案ですもの。
これは置いといて。
もう一方で、結婚を間近に控えたカップルがいます。
若田亮介(中島歩)と、
佐伯一花(さとうほなみ)のカップル。
若田は結婚する式場のウエディング・プランナーの美樹(向里祐香)と
関係を持っています。
つまり浮気してます。
朝帰りしてきた亮介に一花は、浮気の匂いを感じて問い詰めると、
亮介は、浮気をあっさりと認めます。
ショックを受けた一花の考えて、そして移した行動。
それは仕返しに「私も浮気をしてやる」でした。
それで選ばれたのが多田。
彼は以前、一花に愛を告白して振られています。
それで一花は、多田に連絡を入れて、行動に出る訳です。
この辺りから、今泉脚本のユーモアが炸裂します。
一花は多田と寝てみて、
亮介のセックスが下手、それもめちゃめちゃ下手くそなことに気づく訳です。
亮介は浮気相手の美穂からも指摘されます。
「あなたはセックスが下手。知ってる中で1番に下手」
はっきり容赦なく言われるけれど、言われた亮介は落ち込むけれど、
立ち直れないようなショックではなくて、
「俺、SEX下手なんかあー、けっこう経験あるのに変だなぁ」
みたいなリアクション。
特に傷ついた風でもない。
一方で瀬戸康史の店主は高校生・岬に猛アタックされて、
なんか満更でもなくなるのですね。
その辺りで、岬の両親が乗り込んできて、母親は
「気持ち悪い」を連発します。
30うん歳と16歳。
気持ち悪い・・・ですよね。
男が当然悪者にされます。
岬は若すぎるし、多田には前から思っている一花がいる。
けれど一花は結婚式を控えている。
結構アダルトで攻めた映画です。
さとうほなみ(ゲスの極み乙女のドラマー)もおっぱいを見せているし、
亮介の浮気相手の
ウエディング・プランナーの美樹(向里祐香)もまた全裸で
ベッドシーンを演じている。
2人の女たちはあっけらかんと裸になっている。
そして結婚と「セックスの相性」などと、割と最近の映画では触れない
領域に踏み込んでいます。
〈R-15〉出なければ描けない現実。
〈R-15〉効果はあったようです。
基本、男はみっともないです。
セックスするって女も男も、みっともないですよ。
そこを描かなかった映画は、恋愛の一面(ロマンティクとか、純愛とかね)
しか描いてないわけですよ。
セックスしなきゃ、
「あんた、下手!」なんて言われない訳だし、
「下手」がバレない訳だし。
それからもう一つ思った事。
結婚式を挙げるとは、
みんなにお相手を見せびらかす訳だから、
新郎は、高学歴、高身長、見栄えがするハンサムで、
高収入で育ちが良い・・・なんてのが最高。
「愛なんて」2の次3の次なのでしょうね。
いやあ面白い映画でした。
愛の本音がモロに見えます。
神父さん最高でした。
「慈しみ深き、母なる御子は・・・」の讃美歌。
「御心のまま」の意味の受け取り方。
とても効果的で、ユーモラスでした(笑)
どうでもよくないと気まずくなるのか・・・
なかなか難しい日本語なのだが、言わんとすることは理解出来る。
まあ、そんなことより、どんでん返しの妙は心に刺さった。
”性技の優劣”というところに落し込んだところにこの作品の面白さが際立つ
それこそ、『愛なのに』という思いをこれでもかと訴えてそのオチを用意したところで監督の勝ちだったのだ。
映画において、スクリーンに映るその全ては何かしらの意図がある。そのお手本みたいな作品である。
法律と倫理観
20年の好きな邦画1位が『アルプススタンドのはしの方』だったし、今泉監督作品も好きなので期待して観た。
主題歌の印象もあってか、予告編を観た感じでは、ほのぼのしたゆる〜い作品だと思っていたけど、期待していたのとは若干違った。
すごく面白いのだけど、R15 +って思ったよりガッツリで、不意打ちを喰らった感じ。
そこを抜きにして、それぞれの愛にまつわる会話はテンポも良いし、なんか不器用だけど憎めない人々。
高校生の男の子が苛立ちから八つ当たりした後、薔薇を立てかけるところは、ホントは優しい可愛らしい子ですごく好きなシーンだった。
法律では結婚は出来るけど、やっぱり倫理的にどうなのよ?とは思ってしまう。
たとえ岬の方からアプローチしたと分かったとしても、親からしたら「はいそうですか」とはならない。
とはいえあのシーンで一番気持ち悪かったのは母親(個人の感想です)。
『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』の河合優実さん、最近では一番注目している女優さんで今後が楽しみ。
優れた脚本とスタッフ、そして何より河合優美
ビート板目当てではしご一本目。
実際にこんなにつきまとわれたら困るだろうなぁという女子高生の岬を、かわいく愛おしくチャーミングに演じた河合優美が最高。
コンフィデンスマンで酷い使われ方をしてた瀬戸康史も好演。演じる古本屋の主人多田さんは、求婚してくる女子高生に対しても、告白して振られた相手にも、なんなら(手は出してしまったけど)、乗り込んで来た女子高生の両親に対しても、どこまでも優しい。毎日仏壇に手を合わせてたもんね。
多田さんと岬ちゃんのやりとりをずっと見ていたい。10分、いや5分でもいいから毎日テレビで放送してくれないかなぁ。
二人の会話が微笑ましく、ずっと笑って観てた。
もう一組の方は笑えないなぁと思ってたら最後に群を抜いて下手くそに爆笑。
最後の岬の「やった」は、間も、トーンも、絶妙。
映画史に残る微笑ましいほっこりしたラストシーンになりました。
さとうほなみはドラム叩いてる女の子かわいいなと思ってたら、いつのまにか女優さんになってて、こんな大胆なシーンまで演じている。決意が伝わってきますね。
大きな事件が起こらなくても、派手なアクションやCGがなくても、良い脚本と才能のある若いキャスト・スタッフがいれば良い作品ができることを証明してる。
あとは観せる方がもっと努力してほしい。話題作やテレビ局製作の作品ばっかり上映してないで、本当に面白い作品の上映館と上映回数をもっと増やしてください。
一日一回の上映だとはしごするの厳しいなぁ。時間が合わないや。(観客3名)
河合優美さんは、彼女が出てるなら、車で2時間かかろうと、時間重なっていようと、なんとか観に行こうと思うことのできる稀有な女優さんですね。
映画観る楽しみが増えました。
【”どのような形の愛でも否定から入らない大切さ。”優しき世界観が心地よいコミカル要素をパラリと塗した複数の恋物語。今泉力哉監督による脚本と、城定秀夫監督の独特な世界観が見事に止揚した作品。】
ー 男にとって、最も言われたくない言葉の一つと思われる、
”下手ですよね・・。””え?””だから、群を抜いて下手ですよね・・。”
一花(さとうなおみ)の婚約者亮介(中島歩)が浮気相手のウェディングプランナー美樹(向里裕香)から“事が終わった後”に言われた言葉である。
美樹は本当に、一花と亮介の結婚生活を心配して発した言葉だと思う。
その言葉を、困った表情で聞くパンツ一枚の亮介の、情けない姿。
クスクス笑いながらも、男としては粛然な気持ちになるシーンであった・・。-
◆感想
1.古書店主多田(瀬戸康史)の、二人の女性、岬と一花に対する真摯な接し方が、とても良い。
・イキナリ、常連の可憐な女子高生、岬(河合優実)に”結婚してください!”と言われて驚くも、(そりゃ、そーだ)丁寧に接する姿。
・好きだった一花が、結婚直前に婚約者が浮気している事を知り、彼に会いに来るも、そして断りつつも、最後は受け入れる姿。
- 世間的には、彼の行動はアンモラルに取られるのかも知れないが、私は彼の人としての優しさ故の行動だと思った。-
2.登場人物が、皆憎めない所が、良い。そしてコミカル要素を塗して描かれている所も。
・一花の婚約者の行為は、赦されざるものだが、それに対する一花の行動が凄い。
そして、性の喜びに目覚めてしまった彼女が、教会で懺悔するシーンも絶妙に可笑しい。
- あれは、神父さん困るよなあ。
そして神父の言葉を間違えて捉え、再び多田の元に向かう一花。
だから、神はそれは駄目だって言ってるじゃない・・。クスクス可笑しい。-
3.作品の優しき空気感が良い。
・これは、今泉力哉監督による優れた脚本と、「性の劇薬」(ビックリした作品)「アルプススタンドのはしの方」「女子高生に殺されたい」で発揮された城定秀夫監督の醸し出す独特な世界観が見事に止揚した結果であると思われる。
4.人として不器用ながらも真剣に生きる人々の姿が良い。
・岬の事が好きで、多田の店にまで来る同級生の正雄が、多田に殴りかかるシーン。
・岬の両親が夜、多田から岬に渡した青い封筒に入った手紙と共に、多田の家を血相変えて訪れるシーン。一方的に多田を攻める両親に対し、多田が言い放った言葉。
”愛を否定するな!”
<今作は、エロティックで、コミカルで、けれども人として不器用ながらも真剣に思いを伝えようとする人々の姿が心地良かった作品。
ラスト、一花の結婚式の引き出物を多田に持ってきた広重(毎熊克哉)達が、彼の隣にいた岬の姿を横目で見ながら渡すシーン。
そして、彼らがそそくさと店を出た後に包みを開くとそこには夫婦茶碗が・・。
少し、恥ずかし気に赤い茶碗を岬に渡す、多田の姿。嬉しそうな岬の顔。
最上の形で、二つの個性から産まれた佳き作品である。>
人が人に恋をする。純粋な愛、一途な愛、そして不純な愛。様々な愛の形を描いたシチュエーションドラマです。
城定秀夫が監督で今泉力哉が脚本という、この作品。
やはり観ない訳には。と言う事で鑑賞してきました。
決して多くは無い登場人物の間で起きる
「好き」 という感情を、
いくつもの視点から描き出したお話でした。
♡女子高校生・岬は古書店の多田に好意を告白中
♡その多田は何年も前から 一花に片思い中
♡その一花は婚約者との間で結婚に対する温度差を感じ中
♡婚約者・亮介は結婚式場のプランナー・美樹と不倫中
さらには
婚約者の不倫を知った一花が
多田に、仕返しのため一度きりの不倫をもちかけたり
最初は断るものの結局ヤッてしまったり と
… うーん。 実はドロドロ ?
と思いながら観てましたが
ドロドロな内容だけかと思えば、そうとばかりも言えず
陰湿なドラマかと言えば、意外とそうでも無く
モラルとインモラル
純粋と不純
そういったものが微妙なバランスを取った上でお話が進む
軽妙かつ巧妙なラブコメディー作品
そんな感想を持ちました。
※一歩間違えば 自己中心エピソードのオムニバスになりそう
…とも思ったり (…汗)
とかいいつつも
鑑賞後のトータルな心象は、悪いものでは無かったです。
観て良かった。
満足です。
◇で
観終わって帰宅して、しばらく経つと
「よく考えると、色々と分からない事があるなぁ」
-という事に思い当たります。
・「この娘はいつ、主人公(瀬戸くん)を好きになったのだろう?」
・「何かきっかけとなったエピソードがあるのか?」
・「新郎と結婚式場の女は、いつから肉体関係になったんだろう」
ストーリーを思い返しても
話の中でそういった事は触れられていません。 (…そのハズ)
「スクリーンの中で起きている事」
が作品の全て。
会話のひとつひとつにリアリティが感じられ
見ている最中、スクリーンの中の会話に
集中してしまっていました。
「人物の背景なんか気にしたらアカンですよ」
終始、そう言われているような気すらしました。
脚本が良いのか、構成が良いのか。 はて。
この作品
「リアリティに溢れたシチュエーションドラマ」
なのだろうと、勝手に納得することにしました。 (良いのか…?)
観る人の感性に合えば、とても楽しめる作品かと思いますし
私は楽しめました。
◇あれこれ
■下手っぴ (…ナニが?)
今日で不倫関係を最後にしようと別れを切り出す新郎。
それをあっさりと受け入れる相手。
「もっと引き止めるとか、しないの?」
「あなた会話は面白いけど」 けど…?
「ヘタだもの」 えっ
「控えめに言っても」 えええっ
「どう考えても (以下略)」 …
二人の女性の間を、上手く泳ぎ回り
自分のことを「冷静で華麗な男」と信じて疑わない
自己中心ナルシストの新郎くん。
散々に言われ、取り繕いながらうろたえる姿が可笑しい。
■出来た (何が?)
子供が逆上がりに挑戦するシーン。
ストーリー本編の背景的に、何度も登場。
失敗しても諦めず、ようやく成功。 やったね。
「お父さんもやってみせてよ」
「お父さんは …いいから」
「ええ~ やってよ」
「… お父さん、本当は出来ないんだ」
「…」
「…」
こうして父親の権威は地に落ちていくのですね。 (涙)
■嫌な奴 (誰が?)
多田くんの暮らすアパートに突然やってくる岬の両親。
「あなたのやってること、分かってます?」
「娘は高校生なんですよ。キモチワルイ」
いやいや。
あなた達も充分、非常識でキモチワルイです。
こんなのが親だから、早く家を出て
自分の家族を作りたいのかなぁ …などと思いました。
◇最後に
徹底的に「あるはずの世界を見せない」のが
「アルプススタンドのはしの方」に通じる部分なのかも
などと、一人で勝手に納得しています。
※城定秀夫監督の他の作品を見ていないので、
違うかもしれませんが…
この作品の組み合わせとは逆の作品も公開中ですね。
( 「猫は逃げた」 )
今泉力哉が監督で城定秀夫が脚本。
これも気になっています。 ネコ様だし。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
エロくて笑えて
まだ好きだった人のことを忘れられない多田は高校生にまっすぐ告白される。多田の思い人の一花は結婚を間近に控えているが、婚約者は浮気を繰り返しており…。
今泉脚本ということだったが、動きの多い作品だと思った。走り、殴り、セックスをする。
人が人を好きになった時の滑稽さは観ていてとても笑えたが、ラストの女子高生とのくだりは少し疑問が残る。
真っ直ぐな関係の象徴な様だけど、やはり高校生と関係が続く終わり方は適していない気もした。
「なのに」で畳み掛けられ、最後は…
正直、城定監督と今泉監督のコラボってどうなんだろう…と思って見に行ったのですが、完全に良い意味で裏切られました。至高のコラボレーションがそこにはありました。
メチャクチャ面白い作品です!
◎(sexが下手なのに)最後は結婚する
◎(昔のバイト仲間なのに)浮気の腹いせにSEXする
◎(JKなのに)男の方が本気で好きになりかける
◎(年の差あるのに)二人の純愛ぶりに胸がキュンキュンする
◎(誰が見てもいい男じゃないのに)JKを夢中にさせる
◎(絶対振り向いてもらえないのに)何度もアタックする
◎(仕事と顧客という至近の関係性なのに)不倫する
こういう、いろんな「なのに」パターンで語れるプロットをまぶしながら、畳み掛けるようにシーンを積み重ね、「(お前達にわかるはずないのに)愛を否定するな!!」のクライマックスに持って行く、物語の運び方の「巧さ」が最高でした!
積み重ねられた最後、「愛なのに」というタイトルが鑑賞後の気持ちにしっくりとシンクロする。
そういう多幸感と、何度も出てくるベッドシーンやそこに絡む台詞のリアリティで、本当に「にやにや」が止まらない映画体験でした。
ほっこり笑顔になれる映画♪
面白かったです!!
クスクス笑ってしまうところも散りばめられていて、
全く飽きることなく見終わりました☆
人を好きになる…て、
危ういんだな〜
どうしてもっと確実でしっかりしてて、
不動じゃないんだろう…
岬の愛だけは
真っ直ぐで一途で
不動であって欲しいなぁ…
スッキリしない
モヤモヤを感じてたけど、
最後は雲の切間から
お日様が差してきて
2人を照らしはじめた☆彡
よかった♡
映画は瀬戸くん目当てで見に行きました。
相変わらずのイケメン♡
追伸:多田さん、
真面目であんなにイケメンで〜
そして上手♡
魅力的すぎるでしょ!!
前作との違和感
今泉監督の作品はいつも見ているため
友達と見に行きましたが、
前作とは違い
どういう系統なのか最後まで分からずでした。
映画にあまり関心がない友達だったということもありなんか難しかったわと言っていました。
大量の濡場と対比するように
高校生が主人公を思う気持ちがピュアなのを伝えたいのかなと思いましたが、最終的に親が出てくるシーンでは矛盾点やツッコミどころが多く前作のような感動はなかったです。
ところどころくすっと笑えるようなところはあり
猫はにげたの出演者が出てました。
けっこうよかった
主人公がとても落ち着いた人物で、女子高生に言い寄られても浮かれない。実際警察沙汰になる極めてややこしい問題なのでそうあるべきだが、ご両親に怒られる。かつて好きだった女性が、婚約者に浮気されて、主人公とセックスをするとそれまでのカリカリした性格じゃなくなる。すごくいいことだと思う。みんなどこか一つくらい大きな負い目を背負って、大上段に立たずに生きていくのが平和ではないだろうか。
一寸先は闇
今泉監督が携わっているということで楽しみにしていましたが…城定監督とは以前見た2作はあまりハマらなかったので不安半分期待半分での鑑賞。
見事に不安の方が的中してしまいました。
今泉監督のカラーは控えめで、城定監督のエロティックな世界観が全面的に出ている作品です。とにかく性行為のシーンが多く、そんなに無くてもいいのにという許容量を超えるほどセックスするので疲れてしまいました。個人的にはさとうほなみさん(ゲスの極み乙女。Dr.のほな・いこかさん)が裸体になっていたのが、一バンドファンとしては複雑な気分でした。
古本屋でのどこかもどかしい雰囲気は今泉監督らしいんですが、主人公を好いてる女子高生を好いてる男子学生が暴力を振ったり、いざデートに行ってもやっかみ言葉をかけてしまうとどうしようも無いダメ野郎だったり、女子高生の両親も娘と付き合ってるだなんだ確証の無いことを夜中に問い詰めたりしている部分は常識ないなーと冷めた目で見てしまいました。「気持ち悪いんですけど」というフレーズを連呼していたのでここが笑いのポイントだったのだとは思いましたがシンプルに不快でした。
今泉監督のポップさが無くなり、ドロドロの恋愛劇と不快な登場人物たちの茶番劇を観ているのかようでした。「猫は逃げた」が今から不安です…。
鑑賞日 3/7
鑑賞時間 11:30〜13:25
座席 C-1
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