ケイトのレビュー・感想・評価
全25件中、1~20件目を表示
唐獅子牡丹♥
裏社会に於ける出入りそのもので
『忠臣蔵』若しくは『天保水滸伝』
そして
この映画での設定と舞台は出入りに乗り込む『唐獅子牡丹』っと言った所。つまり、日本を題材にしているだけに的をハズしていない。しかし、日本はこんな社会なのだろうか?裏社会に付いては知らないが、ディープなアンダーグラウンドカルチャーでも、ここまでは酷くない。と思いたい。
この映画での路上を見ていて、黒澤明監督の『天国と地獄』を連想した。
つまり、今から60年前の東京(映画は横浜)での『出入り』と言う事だ。
アメリカの人達は、ヨーロッパを描く時と違って、こんな姿に見えるのだと思う。それは『タランティーノ監督』も同じ。誇張していえば、蝶々夫人の時代から日本人は『富士山、芸者』の世界なのだ。
しかし、東京圏は世界一デカい街。ロンドン、パリ、そしてニューヨークの比ではない。しかし、それは外見だけで、文化的にはこの映画の様な国と思われているなぁと感じた。
裏切らずに話は終了したが、英語の堪能なアイドルを起用して貰いたかった。このくらいの英語なら喋れるアイドルくらい日本にもいるだろう!!
どうやら、フランス系の監督らしい。タランティーノとリュック・ベッソンのリスペクトまるだし。
殺人に罪悪感を持ち込みたくなくば、人情や忠義は捨てるべきである。涙の要素を少しでも混入させると、殺戮ゲームを見ているようになる。つまり、緊張感が無くなる。
エンターテインメント性が高く、アクションシーンやメアリー・エリザ...
エンターテインメント性が高く、アクションシーンやメアリー・エリザベス・ウィンステッドの演技が素晴らしい作品ではあるが、物語自体はあまりオリジナリティがなく、最終的には誰も生き残れないという暗さが支配的な作品だ。
日本の役者が関わるクライマックスのシーンも盛り上がりに欠ける。特に刀を振りかざして戦う殺陣シーンはあっけないほどの秒速決着で、別の意味で度肝を抜いた。
アクション一辺倒だけの作品だが、この映画なら主人公の哀愁やロマンスを描いたり、ストーリーの中に女性の解放をテーマにした社会派メッセージが込められていたり、多様な要素を織り込んだものならもっと支持者が増えると思う。そういう映画が見たいものだ。
日本を舞台にした見応えのあるアクション映画
大阪と東京を舞台に殺し屋ケイトの戦いを描くアクション映画。
東京の街中でのカーチェイスや銃撃戦など、まるでハリウッド映画のようなダイナミックな映像がスゴい。
店の看板や風景がなんちゃって日本じゃないし、登場する日本人もちゃんとした日本語を喋っているのも良い。
『シャン・チー』は中国語と英語をちゃんと共存させていたが、『ケイト/ Kate』の日本語と英語も同じレベルで共存している(1人を除いて)。
映像的にはカメラワークも凝っていて「おお、カッコ良い」と思うシーンも多い上に主演のメアリー・エリザベス・ウィンステッドが最初から最後まで絵になる。
本作の撮影は東京だけではなく、タイのバンコクやロサンゼルス、カリフォルニアでも行われたらしい。
劇中でBAND-MAIDが演奏しているライブハウスのシーンはタイで撮影したとか。
日本のイメージ…
外国人から見た日本はこんな感じなんだろうか。ネオン輝く雑多な街並み、子供じみた若者、太鼓や舞妓、ヤクザなどの和テイスト。。この撮影地は日本ではないなという違和感はさておき、あまりにも出演者の英語が堪能なこと。逆に呆気なく斬り落とされた浅野忠信の日本語は笑えるほど下手に感じてしまった。アニに至っては日本語より上手いって、かなり興醒めした。やはり日本人を起用してほしい。無邪気さを演出してるのだろうが、周りが殺し合う中のあの緊張感の無さは不要だった。ストーリーも初めの段階でウッディ・ハレルソンが黒幕と分かっていたが、結局何で毒盛られたのかよく分からず。そこまでスタイリッシュでない立ち回りも、他の女暗殺者モノに劣る作品だった。登場シーンは少なかったがMIYAVIの妖艶な狂気は光っていた。
暗殺者に安らぎの時はない。
冷酷な暗殺者ケイト。
しかし、ここから足を洗うべく最後の仕事に挑むが、図らずも毒を盛られてしまい、自分の命を狙った者の正体を暴き対峙する為に、限られた時間の中 奔走する。
一応、日本(TOKYO)が舞台と言うことで…それっぽいセットではある…うん…。
日本の役者さんも登場していてそれらしさを醸し出している…うん…。
内容的にも 敵に追われまくってハラハラしたり、メッチャ可愛い女の子アニ(ミク・マルティノ)が出て来て、変な日本語喋ったり(笑)、ある意味面白さはてんこ盛り。
ウディ・ハレルソンって、時々こういう作品に出たりするんだけど、ちょっとあんまり似合わないというか、違和感があったりするかなぁ…個人的には。
メアリー・エリザベス・ウィンステッド……見たことある顔だなぁ…って思ったら、「スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団」とか「デッドコースター」に出てる子だ(笑)!
内容は、なんだ…まぁ、制限時間内に的な感じもあり…この子との関係はどうなっちゃうんだ?もあり…それ程退屈ではなかったかな。
料亭内のセットと無双ぶりは、漫画チックだけど、この手の作品(外国人の思う日本の風景)に良くあるチョイ異次元的な空間で、嫌いでもないかな。
ただ、難点を言うなら…
日本の役者さん、國村隼さん??ヤクザ映画で観たことあるかな。でも名前は知らなかったんですけど…この人、モゴモゴ喋るから、ハッキリ言って何言ってるか全く解かんない!!なんか、どうやって選ばれたのか知らんけど、メッチャ滑舌悪い?モゴモゴ言ってて台詞が聞き取れないんだよね。
日本語特有なのかなぁ…英語の中だと埋もれちゃうんだよね。
もう少しハッキリ発音出来る人を起用した方が良いかも。
外国人なら字幕があるし、雰囲気だけ感じ取れれば良いんだろうけど…日本人にも字幕つけて欲しい位聞き取れませんでした!!!
浅野忠信の“輩”的なのは、流石だな〜(笑)と思いました!
伝統的アサシンと日本
主演のメアリー・エリザベス・ウィンステッド
なかなかの苦労人だが、何となくそれが演技から滲み出てる気がする。
ストーリー的に、アメリカの殺し屋と日本のヤクザという設定はもはや古典ではあるが、まあ伝統は受け継いで行くべきではある。日本の描き方ついて、銃器描写は多すぎるものの、繁華街などの生活描写については比較的リサーチされている。ほぼ夜の東京しか描かれてないことについては、撮影スケジュールの都合もあるだろが、雰囲気としてはリドリー・スコットのブレード・ランナーの影響が大きいのは一目瞭然だろう。
ラスト、ケイトが「福」と書かれたネコのネオンを見ながら涙を流して目を閉じるシーンはどういう意味があるのかが謎。
ウディ・ハレルソン、浅野忠信などのメンツは豪華ながら、中でも國村隼は安定の存在感。充分ハリウッドで通用する貫禄だと思う。
とりあえず、メアリー・エリザベス・ウィンステッドはもっと評価されても良い。
あとBAND-MAIDのハリウッドデビューは喜ばしい。
合ってるような間違っているような
引退間近にして毒を盛られた殺し屋のケイトは報復のため黒幕を探し東京の街を奔走する…。
Netflix独占配信作。バニラから始まり合ってるような間違っているような日本が全力で描かれるトンデモ映画。苛烈なバイオレンスと容赦のない主人公は素敵でした。
最初はゲテモノ臭かったが、見ているうちに味わいが出てくる作品。なん...
最初はゲテモノ臭かったが、見ているうちに味わいが出てくる作品。なんだろう、主役が主役らしい、思ったより良い映画だった。
ブレードランナーぽくなるなTOKYO
まあ、
外人がとるヤクザ映画やな。
ウディハレルソンアゴしゃくれてますな。
國村隼や浅野忠信は、ハリウッド作品でてますから
ベテランやね。
2丁拳銃は、ミラジョボかジョンウーやね。
まあお暇なら
ミクちゃんは、可愛いね。
Netflix meets Yakuza
Netflix流にアレンジされたヤクザ映画。主人公の殺し屋ケイトが最高にクール。圧倒的に強いけど、とても孤独で悲しい存在で強く惹きつけられる。日本でもそれなりに撮影があったと思われるが、どこまでがリアルでどこまでがCGなんだろう。BAND-MAIDが出てきた時にはビックリした。
中二の頭の中
國村隼、ウディハレルソンが脇を固めてても
しかして面白いのかも?と思ってたら
スゴく変な映画で、なんか見てて恥ずかしくなるような、
外国の中二男子が考えたんか?と思うような作品でした。
舞台となる日本がもう
如何にも外国人が思う日本って感じだったし、
改造車も滅多に見ないタイプで、
音楽もなんかいちいち照れちゃう、これじゃない感が個人的
にはしてしまいました。
ヤクザも本当上部だけさらいましたって感じのヤクザで
座敷も無限座敷みたいな間取りで笑っちゃいました。
決め台詞も凄いダサくて、今それ言うみたいなのが多かった
気がします。
浅野忠信対國村隼もやってる事と台詞がチグハグで拍子抜けだった。
良いところがあるとしたら、
調べたりこれで良いのか?と悩んで時間を使うより、
ノリと妄想力でやっちゃえ!って方が案外作品って
出来ちゃうんだなと思えた事かな?
クールジャパン
東京でジョン・ウィックの一言。
クールジャパンを体現したような絵作りは、海外からはこんな日本が見たいって事の表れなんだろうなぁ。
オリンピックもこの方向をちゃんと突き詰めレバよかったのにね。
ストーリーはシンプルだし、特にドンデン返しはないので、サラッと楽しんで、スッと記憶に埋もれていきそう。そこがまたいいバランス。
歌舞伎町のようなところが外国人にとっての日本なのかな
ケイトは殺し屋。
大阪で要人を狙撃するが、その傍らには少女がいた。その慟哭が忘れられない。
良心の呵責から稼業の引退を考える──そこから本筋が始まる。
ホテルで会ったワンナイトスタンドのお伴に、リトビネンコのようにポロニウムを盛られ、余命一日となったケイト。
強壮剤を打って気を保ちつつ、木嶋組長の居場所を知る少女アニと行動をともにする。ふたりは時にはレオンとマチルダのような意気投合を見せるものの、アニはケイトが葬った要人の娘。その道徳的ジレンマが物語を牽引する。
アニ役、Miku Patricia Martineauの出自には、カナダ人で、母親が日本人とあった。たしかに日本人の顔立ちも垣間見える。が、単血でないことが明瞭な顔立ち。そのハイブリッド娘とメアリーエリザベスウィンステッド。サムネイルだけで釣れそうなビジュアル。
見どころは「銃刀車ぜんぶ入り」のアクション。
料亭の障子で仕切られた座敷での死闘。出刃で刺すたび障子が真っ赤に染まり、雑魚敵を倒しながら横トラックするカメラ。しかもグサグサグサ刺しながらキッといい顔すんのよメアリーエリザベスウィンステッドが。
──思い出横丁みたいな狭い屋台路地での銃撃戦。オドオドしすぎの組配下相手にケイト一騎当千。連射してがあああと雄叫びをあげるメアリーエリザベスウィンステッド。──木嶋のビルに侵入すると、深作の宇宙からのメッセージを見て微妙な笑いを浮かべているMIYAVI。そこでまた熾烈をきわめる肉弾戦。・・・行く先々で満身創痍、かつ刻々とポロニウムが身体を溶かしていく、そのダメージ描写・・・。
前に10 Cloverfield Lane(2016)のレビューにこう書いたことがある。
『メアリーエリザベスウィンステッドを映画のなかに見ると、かならず思うのが、かわいすぎるってこと。とりわけ遊星やスイスやこの映画のように、horribleな主題をもっている映画に居るときほど、お嬢な顔立ちが、悪目立ちする。なんでこんな子が、こんなことになってしまっているんだろう──という感じ。』
──本作はもっと苛烈。すなわちこのキャスティングは、ダメージ加工をしまくって、ボロボロになってさえ、メアリーエリザベスウィンステッドならば「それでもまだきれい」でいられるから。──起用はじゅうぶん納得できた。
洋画ゆえ日本人は捨て駒=おろそかに描かれると思っていたが、國村隼演じる木嶋組長はヒロイックなキャラクターだった。蓮司(浅野忠信)との殺陣は、まるで椿三十郎の三船敏郎と仲代達矢の決闘のよう(な短さ)だった。ただし、いつもながら國村隼には字幕がほしかった。
外国人の作った映像作品のなかにある、強調あるいはデフォルメされている──とはいえ、わたしたち日本の「カワイイ」文化が、どうしようもなくコドモっぽく見えてしまうのはなぜだろう。
(ただしここに描かれたような眠らない街も、「カワイイ」文化も、じっさいの日本・日本人を代表しているわけではない。
でも都市圏を描く以外に「日本」を表現する方法はない。のは知っています。他は老人がひっそりと暮らしているだけなので。)
心優しい殺し屋ケイトの物語、見事でした。
余談だが(一瞬だけ出てくる)ミキールハースマンに引っかけられるホテルはロストイントランスレーションのラウンジだろうか。ロストイントランスレーションの撮影に使ったホテルではパンケーキがゆうめいで、そこへカップルで聖地巡礼するのが流行っていた──らしい。又聞きの又聞きくらいな話だが。この映画に表出されたTokyoはロストイントランスレーションを彷彿させた。──という話。
日本が舞台のアクション映画、さほどナンチャッテ日本ではない
「ジョン・ウィック」や「アトミック・ブロンド」のデヴィッド・リーチが監督しているだけあって、確かなアクション映画に仕上がっています。
評判通りの面白さ。あまりナンチャッテ日本じゃないのがいいね。
Netflix作品でも”映画.com”に入ってるんだな。
日本を舞台にした殺し屋モノ
日本を舞台にした殺し屋モノってことで
どんな感じに描かれるのかなぁと半信半疑で観ました。
いつもの変な日本って感じはほぼなくて
特徴を少しデフォルメするぐらいで上手く描かれていました。
命が短くなった殺し屋の悲壮感を感じながらも
そうは簡単には死なない根性のある戦いが壮絶でした
ラストに向けてのバトルシーンは迫力あり、
グロい部分もありながらも十分楽しめました。
残念なのはアニ役の女の子が日本人じゃなかったこと。
見た目は東洋人なのですが、出来たら日本人女優を使ってほしかったな。
これはこれで楽しめる日本
もちろんそのとおり、どこかで見た洋画の中の日本が繰り返されているのだが、こちらもその気で見ているから何なら誤解すら目の保養だ。むしろこんなに魅力的に切り取ってくれてサンキューだ。音楽もかなりよく、何度も検索してしまった。
避けられない死を背負った「成長した少女」の悲しみ。ガンカタ的なアクション。國村隼との一戦を前にした浅野忠信の日本語セリフが良かった。
何かと中韓の存在感が目立つ今日このごろ。普通の意味での続編は無かろうが、日本を神秘的に扱ってくれる外国映画をこうして時々は見せていただきたい。Netflix👍
87イレブン最高
デビッドリーチが制作総指揮。87制作の作品とあってアクションはタクティカルで斬新。カット割りも決まってて写真にしても画になるショットが満載。日本が舞台とあってツッコミどころはあるものの、ジョンウィックを彷彿とされるネオンピンクはデビッドリーチらしさがでている。
自分は今年の配信系作品の中ではダントツにすき。
全25件中、1~20件目を表示