「余裕あるのかないのかどっちだ。」ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)
余裕あるのかないのかどっちだ。
3D上映で観てきましたが3Dのメリットあんまりなかったなあ。映画館のせいかもしれんがせっかくの巨大恐竜が目の前まで近寄るシーンあるのにまったく立体感なかった。うーん。
あと全体的に演出がダメすぎる。なんというかシーンの緊迫感はあるのに緊張感が欠ける。海外の脚本家はシーンの絵面から動きまで決めるらしいが、それであればこの脚本家がダメ。いちいち動きがおそい、判断が遅い、無駄な動きが多い。要するに嘘くさい。いかにも盛り上げるために不自然な動きが入ってくる。絵面はいいのになあ。最後のシーンとかいかにもジュラシックシリーズのロゴの再現とかかなり特徴的なのに、そのほかの動きがわざとらしい。
やたらと荒事に長けてるのに無駄に隙だらけだったり、急いでるはずなのに悠長に会話してたり、かとおもうとやたらとパニックに叫んでたり、なんかどうしても作為を感じる動き。
そもそもあれだけ用意して踏み込んでるのに、一人として捉えられない特殊部隊とかありえんだろ。かと思うと片手で錠を打ち抜いたりおかしい。暴力に対して抵抗がないヒロインなのにダラダラと喋って抜けだされたり、使う気なら最初から電気ショック入れとけよ。必死さが見えねえ。
コメントする