「面白かった、待ったかいあった(以下、ネタバレあり個人的な感想)」ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 GIZMO-ODEN-KUNさんの映画レビュー(感想・評価)
面白かった、待ったかいあった(以下、ネタバレあり個人的な感想)
まず「面白かった」、ワールド三部作の完結編・シリーズ集大成として。
複数の人物視点で話が進み、だんだん集結していく話の進み方が好きなので、中盤以降の展開が面白かった。
が色々と感想は少し複雑。
(以下ネタバレ含む)
まず「恐竜もの」なパニック映画?といわれると、正直うーん?という印象。
恐竜が出てくるアドベンチャー映画という感じかな?
というかインディージョーンズ?アンチャーテッド?
というのもリブート第一作目であるJWは、恐竜は絶対的捕食者、で人間とは乗り物やフェンスで隔てられてる(サファリパーク)が事故で、、という(良くも悪くも)典型的パニック映画なんだけど、前JPシリーズを圧倒的に上回るサイズ感・ボリューム感で間違いなく恐竜パニック映画だった。
んですが今作の序盤、まず恐竜の活躍がなかなか出てこない、、、。
加えて設定的も市街・郊外にいても不思議でない存在になってしまっていて、違法売買されてるアジトシーンでようやく暴れ始めるんですけど、完全にライオンとかトラでも話が成立してしまうくらい、恐竜感がない(汗)
# あれはあれで新しくて面白かったが、、、
# リブート第一作はJPシリーズ超え目指したためか、
インドミナスとかモササウルスとか後先考えない
インフレ感が今回はなかった。
中盤以降になって島に突入し、翼竜なども登場してやっと恐竜感が出てきたのですが、第一作ほどの絶望感が少なく、え?それで逃げ切れるの?って思うシーンも。
とはいえ島と恐竜って映画的に?相性がいいのか、約150分と長編であるが中盤以降は一気に観れて敢えてこういう恐竜の出し方をしたのかな?という感想も。
今回初登場のケッアルコアトル、これ恐竜好きよりゲーム(RPG)ファン狙い?と感じた。
(あと上でも書いたけど)第一作でモササウルスやインドミナスを出しちゃってるからどうしてもサイズ感だけ増やしてってわけに行かず(たしか前作もラプトルの進化版)、なのでチョイス苦労したんだろうなと。
登場人物について。
けっこう多いかつシーン切替多いので序盤は「?」なことが多かったです。
というか輸送機持ちのお姉さん、味方かよ!
そして密輸業者の女性も戦わない強者感すごかったけど結局何者?って感じに。
でもって前シリーズの二人があんなに活躍するとは思わなかったです(途中、オーウェンとクレアは?ってくらいシーンくってた(笑))
ちなみに悪役の社長がこれでもかってくらい某林檎の現CEOのオマージュ?なんですが、ただ前作の悪役ほどの悪役感はなかったですね、、、配慮してなのかしら。
でもって黒幕として結局何したかったのかがイマイチわかりにくい、しかも悪用しようとしてたの恐竜じゃなくてイナゴ(でいいんだよね?)、、、。
と、こうやって字おこししてみて客観視してみてわかったけど、割と恐竜がモブ扱いなんだよなぁと。
前シリーズのラプトルやJWのインドミナス、前作の?(名前忘れた、ラプトルの改造種)みたいに一貫して出てくる恐竜がケツァルコアトル?くらい。
SDGsに配慮してる感はありましたね...。
とはいえキャスティングの豪華さや話の進み方など、完結編・集大成として面白かったです。
(もう一週観ると、人物の行動目的とかより理解できそうな気はする。)
クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワードさん出演のジュラシック作品が見納めと思うと非常に寂しく思います。
最後に、前作に続き放題の原題からかけ離れてる問題ですが、やはり違和感ありますねー。
前回も「Fallen kingdom」が「炎の王国」になってて、後半は館でどこが王国?って思ったが、今回も「Dominion」が「新たなる支配者」、ちょっと違う印象だよなぁと(完全に恐竜が地上を支配するのかと思うじゃん)。
邦題は原題をかけ離れなければならない決まりでもあるのかな、と思ったり。
(余談)
「邦題が原題からかけ離れてる問題」を知ったのは「勝手に改蔵」で、実際に体験したのはベイマックス(原題はBig hero 6)でした。
心温まるハートフルな物語と思いきや、普通にマーブルなんですが、、、。今作のDominionはどういう意図だったのかな。
# 08/04 一部てにをはが変なところ修正。