「6500万年の時を超えた一大叙事詩、とりあえず完結〜🎊 いやぁ最近ムシムシしてて、恐竜どころじゃないですわ🥵🦗🦗」ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 たなかなかなかさんの映画レビュー(感想・評価)
6500万年の時を超えた一大叙事詩、とりあえず完結〜🎊 いやぁ最近ムシムシしてて、恐竜どころじゃないですわ🥵🦗🦗
恐竜パニック映画『ジュラシック』シリーズの第6作目にして、シリーズの完結作。
世界に恐竜が解き放たれてから4年。
世界を覆う新たな危機の渦中に、オーウェン一家、そしてアラン・エリー・マルコムの3人が巻き込まれていく…。
○キャスト
オーウェン・グレイディ…クリス・プラット。
クレア・ディアリング…ブライス・ダラス・ハワード。
バリー・センベーヌ…オマール・シー。
イアン・マルコム…ジェフ・ゴールドブラム。
製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグ。
………うーん…😕
遂に完結した『ジュラシック』シリーズ。
29年間に渡り描かれてきた、人間と恐竜のドラマに幕が下ろされた。
とまぁ、こう書けば何やら凄いことのように感じるが、そもそも『ジュラシック』シリーズって『1』で綺麗に完結しているからね。
それ以降の作品は全部後付けな訳で、それでシリーズ完結!…とか言われてもねぇ。
率直な感想を言えば、「微妙」。
口汚く罵る程には酷くないし、かと言って最高ぅFoo!⤴︎⤴︎と絶賛するほど良くも無いし…。
なんかこう、モヤモヤするというか、何というか…。
世界最大級のフランチャイズの完結作なんだから、もっと面白く出来んかったんじゃろうか?
〈『1』>>>『Battle at Big Rock』>『ワールド』=『3』>>>『新たなる支配者』>『2』>>>『炎の王国』〉
というのが自分の評価。
こうやって並べてみて、自分はこのシリーズに「恐竜パニック・ホラー」の要素を強く求めているのだ、ということに気付かされた。
『ジュラシック』シリーズのテーマは「科学技術の進歩を盲信することへの警鐘」であると思う。
DNA操作という神の真似事を行う人間に対し、生み出された恐竜たちがその支配を破り反旗を翻す、という展開が一貫して描き続けられている。
でもこのテーマ、シリーズ当初はただの建前だった気がする。
もちろん、こう言ったメッセージに対して嘘は無かったとは思うが、スピルバーグからしてみればそんなことはどうでも良くて、初期作はただただ「恐竜を使ったホラー映画を撮りたい!」という興味によって作られた映画だったように思う。
『1』は本当にホラー映画として完璧だった!
隔離された空間で、異形の怪物に襲われる人々。その極限状態の中で、登場人物たちが知恵と勇気を出し合いなんとかサヴァイブしていく。
その過程で生まれるキャラクター間の交流、そして成長。
これぞ娯楽映画!その真髄全てが詰まっていると言っても過言ではない傑作でした✨
本作と同じコリン・トレボロウ監督の撮った『Battle at Big Rock』も、その原点に立ち帰ったかのような恐竜ホラー作品であり、「おっ!これは『新たなる支配者』も期待できるぞ!」と思っていたのだが…。
本作の欠点はいくつも思い浮かぶのだが、端的に言えば「賢い」映画を作ろうとし過ぎている。
アイデンティティに悩むクローン人間とか、恐竜と人間の共存とか、DNA操作技術の功罪とか、イナゴとか、イナゴとか、イナゴとか、そんなんどーでも良いねん。恐竜ホラーを見せろ恐竜ホラーをっ!!💢
そんなんを全部描き切ろうとしているから、映画の尺ばっかりどんどん伸びるわ、キモいイナゴのお化けばっかり出てくるわ、メインの登場人物が増え過ぎてわちゃわちゃするわ…。
ただただ🦖🦕が出てきて観客をビビらせる。それで良いはずなんですよこのシリーズ。
カップルはキャーキャー言いながらイチャイチャして、子供はオシッコちびりそうになりながら怖がって、オッさんたちはガハハと笑いながらポップコーンを食べる。
これこそ娯楽映画の真髄でしょう。娯楽映画界のトップランナーの『ジュラシック』パイセンがこれを見せてくれないと、下の者に示しがつかないでしょうがーエェ!💢
まぁ文句を言いながらも、良いところもいっぱいあるのです。
「恐竜ホラー」を真正面からやっているところはどの場面もとても良い!✨
特に、今回で初登場となる羽毛恐竜たちは最高でしたー!!
クレアがテリジノサウルスに襲われるところなんて本当に良かった。シリーズ最高のホラー展開ッッッ👍
絶対話通じないだろコイツには…😱というテリジノ君のルックスも最高だし、まるで戦争映画のようなクレアの泥水潜航もキレッキレ。
『ワールド』以降、アクション映画っぽさとか怪獣映画っぽさがフィーチャーされるようになってしまったこのシリーズだが、本当はこういう身の毛もよだつ恐怖展開をもっともっと見せて欲しかった。
旧作キャスト3人が揃い踏み!
初めてこう聞いた時には、親父接待的でなんだかなぁと思ったものですが、いざ彼ら3人が揃うの見てしまうと、やっぱりテンションはMAXに!
クリス・プラットは好きですが、キャラクターの面白さはオーウェンよりも断然グラント博士。
正直言ってしまうと、オーウェン&クレアとかどうでも良いからこのズッコケ三人組の活躍をもっと描いてくれよ、と思ってしまいました😅
この3人の再登場は確かに嬉しい😊
なんならこの3人を主役にしてシリーズを再開して欲しい!
…でも、ドジスン再登場は果たして必要だったのか?
というか、映画を観終わるまでドジスンなんてキャラがいた事すら忘れていたし。
一体どれだけの観客が彼の登場に「うぉーー!!ドジスンやん!!」とテンションを上げたのだろうか?
終盤シェービングクリームの缶を持ってウロウロしていたのはそういうことだったんすね。…いや、まあどういうことかはよくわからんけど。
こういうのは要らん親父接待だと思う。
総評として、嫌いじゃないけど…、と言った感じの映画。
やっぱり2時間半は長過ぎると思った。
前半部分をバッサリカットして、後半の恐竜自治区内でのホラー展開をもっと膨らましてくれていたら、かなり好きな映画になっていたと思う。
あとは虫要素ね。あれは本当に要らんかったよ…。
燃えるイナゴ🔥🦗🔥は中々に見応えあったけど、そもそも炎パニックは前作で見てるし…。
虫の出番減らせば、もっと恐竜を出せただろうに😔
シリーズ完結とか言ってるけど、何年かしたらまたリブートしたりすると思う。
その時はスピルバーグ監督作として観たいな〜。
共感ありがとうございます。
そういやぁ、最初はホラーだったかな、って思い出しました。 それと・・・、
自分ではレビュー書かず他人のレビューにコメント入れる人の気持ちが理解できません。どこに返信すれば良いのか考えてしまいます。
特にマウント取ったようなレビュー書くなら自分がレビュー書いてからにしてもらいたいと思ってます。
そんな人、よく消えちゃうんですけどね。
shivtecDDさん、コメントありがとうございました♪
レビューが参考になったのであれば幸いです!
…ついつい知識をひけらかしたくなる気持ちはわからんでもないんですけどねぇ😅
キツい言い方をするならば、マウントを取る人には品位が欠けているのだと思います🌀
自分でレビュー書きゃいいのに…。
愚痴っぽくてすみません💦
まだ見ていないのですが、レビュー大変参考になりました。
【追伸】
マウント取る人ってどこにでもいますねー。
同じことに関心を持っていても、知識の差で他人をdisる人。
なんなんでしょうね?
ペニーさん、コメントありがとうございました♪
まさかドジスンの名前でマウントを取られるとは…。世の中にはいろいろな人がいるんですねぇ。
ごめんなさい。シェービングクリームに関してはマジで意味不明だと思いました。だって、あの中に入っている恐竜の胚って、今やなんの価値もないじゃないですか?
なんで命懸けであれを持ち出そうとしたんです?
あんなんただの親父接待でしょ?
ここまで語るなら、ドジスンが分からなかったって事は、言わない方がよかったと思いますよ。
ドジスン分からんかったんかぁ〜い!ってなっちゃいますから…
『1』を完璧って言うのなら、ドジスンって名前を聞いたら『!』ってなるでしょ?
シェービングクリームの缶なんて、その象徴中の象徴なんですけどね…
『1』本当に観てましたぁ?
『胚』をどうやって持ち出そうとしたか、憶えていないのですか?