「腐った国」名もなき歌 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
腐った国
産院で産んだ娘を盗まれた20歳の母親と、その話を聞いて取材する新聞記者の話。
1988年8月、郊外で暮らす先住民の妊婦のが、街頭で流れるラジオで妊婦と出産の支援をする産院があることを知り、訪れた産院で…。
ストーリー的には正にあらすじに記された通り、もぬけの殻となった産院を訴え様としても相手にされず、新聞記者に訴えかけてと展開していくけれど…確かにサスペンスな内容ではあるけれど、寄り道が多く、その部分では雰囲気作りの為かテンポもまったり。
どのくらい時が経った体かわからないけれど、いきなり記者の取材が進んでいたり、ラジオで事件のことが流れたり…ここで語られてる記者はペドロのこと?
旦那の「仕事」のこととか嫁のリアクションとか、娘に関しての動きとか、事情がわかって諦めの境地ってことですかね…サスペンスというよりもペルーの世情や国民の事情をみせるドラマという感じがした。
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