「幸せのおもらし。おかわり必至。」TANG タング こまママさんの映画レビュー(感想・評価)
幸せのおもらし。おかわり必至。
原作未読。雑誌や番宣も手には入れつつ極力見ないようにして、初日の初回を観てきました。
ニノのファンなので、☆5つってのはファンの欲目がちょっとあるとは思います。
ぶっちゃけ映画としては、それぞれのエピソードがいまいち弱かったですね。
物語を進めるための必要最低限をサラッと見せられた感じで、あっという間に流れていっちゃった。
115分に納めるためには仕方なかったのかもしれないけど、素敵なお話だったからこそ、すごくもったいない、もっと踏み込んでがっつり観たいって、思いながら観てました。
とか言いつつ、何度も泣かされましたが。5回目までは数えてたけど、ラストはずっと泣いてた。
そしてエンドロールで更に泣くっていう…。あんな贅沢で幸せなエンドロール、他にないんじゃないかな。
それにとにかくタングが、可愛くて可愛くて、可愛くて泣けます。
タングが「や〜だ!」って言うとこなんて号泣です、もうびしょびしょ。
ニノのファンなのに、ふたりが出てるとこはほぼタングばっか見ちゃってました。
そのタングの可愛さと愛おしさに目がいっちゃうように、ニノの自然な演技に誘導されてたって、観終わって気付きました。
ふたりのお芝居は、実際の撮影時はひとりですもんね。やっぱりすごいな、二宮和也。
観終わった後は、とっても幸せでした。
観ない選択肢はなかったけど、やっぱり観て良かったし、おかわり必至です。
続き、期待してていいかな〜。
>大吉さん
コメントありがとうございます。
ホント、エンドロールは、なんならこの映画で一番の見どころなんじゃないかとも思ってます。
『ラーゲリより愛を込めて』ではまたガラッと違う二宮和也をお届けしますので、お楽しみに!
(イタいファンでごめんなさい)
>グレシャムの法則さん
コメントありがとうございます。
そうなんですよね、ホントにキャストのキャラの濃さに埋もれて薄くなっちゃった。
無駄に豪華なキャストを見せるための脚本と演出になっちゃってないかなとか勘ぐっちゃいます。
連続ドラマくらいの長尺で丁寧に作れたら、このキャストだからこその深い説得力が出せたんだろうと思いますが😅
すごくもったいない
おっしゃる通りだと思います。
ジェイムスをめぐるテーマは、もう少しシリアスにしっかりと描いても良かったと思います。結構大事なことなのに、武田鉄矢さんと小手伸也さんのキャラの濃さに埋もれてなんだか薄くなってしまった気がします。
ジェイムスがニノと出会って人間性(ロボットですけど😅)を深めていくからこそ、ニノの成長にも説得力が増すし、出会ったのがニノでなければならなかったのだ、というドラマが生まれるのだと…