オールドのレビュー・感想・評価
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まってました、シャラマン作品!
よっぽど公開が嬉しかったのか、まさか冒頭にご挨拶とは。ご無沙汰してました、今回も重要な役でしっかりご出演。ホラーミステリーと見せかけて実はコメディなんじゃ?と思わせる瞬間がシャラマン作品の持ち味なのだけど、そんな臭いは今回もちらり。
あれ、ガエル・ガルシア・ベルナル!!意外なキャスティング!もう若く美しい危うさはないのね、ってこの作品に皮肉にもなんとなくリンクしたりして。
そもそもこの特殊なビーチが存在するってアイディアが凄いのだけど、最後になんとなくちゃんとホッとするところが、人間味のあるこの監督ならでは、それがシャラマンらしさ、と私は思う。そー来たかあ!という意外性は今回は弱かったですけど、ほーなるほどね、程度には感心しました。やっぱり心と体は時間をかけて穏やかに老いて行きたいですね。
見終わったあと、思わずお肌の張りをプニプニと確認してしまいました(*^^*)
いろいろと分かりづらいところが…。かなり予習が必要?
今年105本目(合計169本目)。
ネタバレにならない範囲で書こうとすると、ここの特集にあるように「一家である海岸に遊びにいったら、その海岸が不思議な魔力のようなものを持っていて、延々と出られない、不可思議な現象が起きる、さてその原因と解決策は…?」ということ、それに尽きると思います。それ以上書くとネタバレになってしまいます。
とはいえ、この映画、ここでも他の映画評価サイトでも事前に情報を得ていないと、何がなんだかわからないままストーリーが進んでしまい、???なまま終わってしまうところがあるんじゃないか…と正直思えました。
内容はそれほど複雑な映画ではない(時間戻しトリック等はない)のですが、色々と複合的な難点があり、それらが重なって、かなりわかりづらいというか、相当予習しないと無理じゃないかな…(監督の方との相性にもよる?)という印象です。
結局のところ、評価は下記につきてしまいます。そしてそれが「わかりにくいのでは…」と思える点です。
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(減点1.0/字幕のわかりにくさ、表示の難など、合計して1.0)
・ まず、この映画はもとが英語なので字幕はつきます。ただこの字幕、日本語訳がこなれていないのか、何を言いたいのかよくわからない点がかなり多いです(かなり博識な人でも無理??)。中には「何を言いたいのだろう?」という点さえあります。
かといって、元の英語を聞き取る(英検準1くらいあれば可能)ことに集中しようにも、かなりの部分で主語動詞の対応が取れていなかったり、文法的に変だったりするところが多々あるので(確認した限りで15か所は超える)、「何とでも解釈できる」状況になってしまっています(中には、本当にわからない点もある。聞き取り自体は易しいスピード)。
また、この映画は上記のように舞台は実質海岸につきます(一部そうではない部分もあります)。海岸の砂浜が白っぽいこと、また、撮影がくもりの日なのか背景が白色が多いこともあいまって「字幕そのものが読めない・読みづらい」(いわゆる大型シネコンで見ても)状況さえいくつかあります。
幸いにも、ストーリー「それ自体」は単純なので、字幕に色々難がある(正直、ほとんど背景と同化して読めないところさえあります)としても、「海岸から脱出する」というテーマさえ把握していれば(そして、これは公開情報でネタバレでもない)、字幕がどうであろうが英文法ミスがどうであろうが気にならない(極論、映画の描写だけ観てればOK)のですが、それはただ単に「この映画の設定に助けられた」だけに過ぎません。
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ちょっと今週(8/27の週)は他に有力作品が多いので、それを考えると二番手三番手にならざるを得ないのかな…という印象です。
次の投稿…「スペース・プレイヤーズ」
意表のつきどころって難しい‼️
やだなぁ、シャマラン監督❗️
監督が意表を突くとこ、そこじゃないでしょ。
私が言ってるのは、映画が始まる前の挨拶のことですよ。
てっきり、ネタバレ厳禁‼️と『パラサイト』の時のようにきつく言われるのかと思いました。
それなのに、あの感動スピーチときましたね。
『やはり、映画は劇場で楽しむもの。やっと、この日が迎えられました。ありがとう❗️そしてみなさん、お帰りなさい‼️』(超意訳です)
結構ウルッときました。
で、その監督からは下記の教訓をいただきました。
(以下、気になる人にとってはネタバレかも、なのでここでストップ‼️)
・教訓その1
お子さま連れの海水浴に行くときは、大きめの水着を用意しておくこと
・教訓その2
(できることなら)X-MENのマグニートーからヘルメットを借りておくこと
・教訓その3
お客さまだけ特別です、の誘いには絶対のらないこと
・教訓その4(逆襲編)
(めちゃくちゃハードル高いけど)初対面の人から名前と職業を聞き出せる社交性と後で書き写せるほどの記憶術を身につけること
あと、ジャック・ニコルソンとマーロン・ブランドの共演映画は知らなくても、大勢に影響はないので大丈夫です。
気にする必要はないけど、気になりますよね。
『ミズーリ・ブレイク』…タイトルは聞き覚えあるのですが、観た記憶はありませんでした。
良くも悪くも想像通り
予告編がピークで、本編は出がらしのお茶
やっちまったよね。シャマラン監督。打率3割だからしょうがないんだけど、見せ場は作ってほしかった。冒頭でいきなり挨拶なんてしてたけど、出来に不安があったのかな?
時間がとてつもなく早く進む謎のビーチっていう設定はいいんだけど、残念ながらアイデアは生かされていない。
ミステリアスなお姉さまが、ビーチで水着を脱いで全裸で泳ぎだす。それを見送るアーティスト風の男。これから起こるであろう何かをすごく期待させる。
3組の家族がビーチを楽しんでいながらも、違和感を感じる。そして、子供がいきなり大きくなっているという決定的な異変を目の当たりにする。そこからの各自の行動が支離滅裂というか、スリラーとして面白くない。せめて、スパイが潜り込んでいるとか工夫してもらわないと。
時間が進むのがいくら早くても、そんなことあるかい。そんなツッコミを入れてないと退屈でしょうがない。
予告編がピークで、本編は出がらしのお茶を飲んでいる感じ。
ポスター、秀逸!
なるほど…
やっぱりシャマラン監督のプロットはワクワクする
一生が1日で終わる儚さ…
スリラーだけでは終わらない
奇妙な映画体験といったところでしょうか。ネタバレしそうなので詳しくは書けませんが…。
本作はスリラーでありながらさまざまな要素が絡んでいます。
事前に調べず鑑賞したため、後半部分の予想外の展開にはびっくり仰天!
今作の殆どの時間が、1日で50年の年月が流れるというビーチでの奇妙な出来事が描かれています。ここはまさにサバイバルスリラー。観ている側も不思議な感覚に陥ります。
そこには“親子愛”や“赦し”、様々な老い方や死に方が描かれている。
子どもたちが徐々に大人になっていくキャスティングにも違和感なく、大人たちの老化メイク、その他諸々の特殊メイクもお見事!
あり得ないような話のようで、この地球のどこかにも“奇妙な島”が存在するのかも、、、!?と思わせるような現実と非現実がうまくバランスが取れているところが本作の魅力の一つかも。
物語の最初からたっぷりと伏線が張られているので、できるだけ集中して見るとより楽しいはず!2回目の鑑賞はまた違った楽しみ方がありそう。良作!
大人になったら見えるもの、大人になったら見えなくなるもの…その先に見えるもの
『シックスセンス』『サイン』などで注目され、逆にその注目がプレッシャーとなってスランプに陥った時期もあったM・ナイト・シャマランの新作。
実は今作、ネタバレしてほしくないということで、マスコミ試写が行われていないことからも、評論においては非常に困った作品ではあるだけに、ぼんやりとした表現になっていること、ご了承いただきたい。
シャマランが父の日に子供から貰ったグラフィックノベル「サンド・キャッスル」からインスピレーションを受けて、資金が足らない部分は、自分の自己資金を投入して製作された作品である。
シャマランと子供の関係性は映画作りにおいて、大切なものとなっていて、『レディ・イン・ザ・ウォーター』は、子供達に読み聞かせる物語を想像して制作されたほど。
親ばかと言うべきか…
今作においても、親と子の絆というのが、ひとつのキーワードともなっているし、大人になってしまったからそ、見えなくなってしまう、複雑化させてしまうけど、実は純粋さの中に答えがあるという皮肉的な要素も強い。
登場する大人は医者だったり、精神科医、学者、元水泳選手など教養のあるキャラクターが多い。
しかし、時の流れが通常とは違う、謎のビーチにおいては、それぞれの知識や能力は無力でしかない。
年老いていく焦りや現象への戸惑いから、より冷静さは失われていくが、その中で歳をとること、成長することでの身体の変化、心の変化をグラデーションのように描いていて、ファミリードラマの10シーズンが凝縮された内容のようでもあるし、少し『ファンタジーアイランド』や『LOST』の要素も含まれているように思える。
ケン・レオンのキャスティングは『LOST』繋がりだろうか…偶然かな?
シャマランは今までにも、ヒッチコックやスタン・リーのように、自身の作品にサプライズ出演してきたわれだが、今作においては、かなり重要な人物として登場するが、これも子供たちから貰ったプレゼントから制作されたことも影響しているのかもしれない。
シャマランは一時期、ティム・バートンに監督が決定する前に『チャーリーとチョコレート工場』のオファーを受けていたことからも、原作者のロアルド・ダールのテイストを今までにも、作品のスパイスとして使用することもあって、今作は特にラストに、それが感じられた。
というか原作がそうなのかもしれないが…
一生が1日で終わる島
シャマランでたがりw
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