オールドのレビュー・感想・評価
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あなたの人生が一日で終わるとしたらどうしますか?
主人公家族たちが旅行先のホテルに案内されて訪れたビーチ。なんと、そこは急速に老いが進む。
急速な時の流れによって引き起こされる二転三転する展開。ビーチから脱出できるのか?なぜ、老いが加速するのか?ビーチを案内したホテル側の目的は?…
シックスセンスで世界に衝撃を与えたMナイトシャマラン監督の最新作。予告編で非常に気になって鑑賞。
結論として、観て大正解だった。
まず、今作の地獄のような設定。1秒も無駄にできないとはまさにこの事、溜まったもんじゃ無いよ。登場人物にここまで同情した作品はないかもしれない。
そして、数々のスリラー映画を作ってきたシャマラン監督だけあって、違和感とか不安感を引き立てるのが上手い。登場人物の言動、周りの景色まで怪しく感じて、スクリーンの隅々まで捉えようとして序盤からグイグイ引き込まれていった。
そして謎が明らかになった時のしてやられた感。伏線あったもんなあと気持ちよくやられました笑。
毎度お馴染み
Old: The Marlon Brando & Jack Nicholson‼️
シャマランは見たことがないこの映画...。認知症(dementia )の父は、ジャック・ニコルソンとマーロン・ブランドが出演している映画の話をやめなかった。シャマランは、「お父さん、見たことないよ」と言ったが、シャマランの父は『ジャック・ニコルソン!マーロン・ブランド!』と言い続けた。『マーロン・ブランド!』って。そして、その映画について延々と話し続けた。「お父さん、この話を続けるなら、これを映画にするよ」とシャマランは言った。そして彼はそうした。父の為に。
さらに、シャマランは続けます。
誰もが知っているはずの、史上最高の2人の俳優の映画のことを、なぜ誰も知らないのか?知っているはずなのに知らない、みんなが正気•冷静(sanity)でないことを暗に映し出しました。映画『ミズーリ•ブレイク』を語り続ける父について、愉快でもあり、悲しくもあり、美しくもある姿を、映画『OLD』の中で描写しました。
今回は
シャラマン作品ではトップクラス
科学的な部分を全部横に置いて観ると、、
些かご都合主義の作品で、仮にそういう場所が存在したとして、生命活動という点から見るとあり得ない場面が続く。基礎代謝には食物が必要となる訳で、代謝が急激に進むことを考えれば時間的に食物摂取が間に合わず、登場人物はあっという間に餓死する筈である。のんびり対策を話しているヒマなどないのだ。アルツハイマーが進むのに体力は衰えていないなど、考えながら観る人は白けてしまうと思う。映画にもなっているビデオゲーム「バイオハザード」を思い出したが、あちらはもう少し科学的に緻密に考えられていた。本作品は予告編で期待させたところが頂点かもしれない。
ただ、科学的な部分を全部横に置いて、極限状況における人間性という観点で観れば、面白い作品と言えるだろうか。絶望する人、勇気づける人、傍観する人、何もわからない人などに分かれ、自分のことを優先するのか、家族を優先するのか、それとも全員を救うことを考えるのかなど、この海岸を世界に見立てれば、考えさせられる部分もあった。その意味では全員が死亡するのが人類絶滅を予感させて、よかった気がする。
シャマラン、たまらん
低値安定
普通すぎるスリラー映画
どう納めるのか最後まで楽しめる
久しぶりのシャラマン監督
答えは『ミズーリ・ブレイク』(1976)
久しぶりに当たりの方のシャマラン映画でした。ホテル側からお勧めされた美しいビーチでのバカンスに3組の家族が向かい、そこで巻き起こる時間が異常に速く進む事象と殺人事件?子どもたちは急成長するし、年寄りは老化が加速して死に至る。ビーチから抜け出そうにも物理的な力によって気絶させられる始末・・・
30分くらいで1年分年を取り、1日で50年進んでしまう。最初は時間が進む特別な地域かと思っていたが、有機物しか影響を受けないのかな?ホテルの備品とかは錆びてたみたいけど、このあたりは考えなくてもいいのかもしれません。
製薬会社の提供ということや、崖の上では常に監視している者がいることなど、オチが楽しみでしょうがない。成長ホルモンみたいな化学物質の実験かと考えてみたけど、見事に外れてしまいました。医療関係者が多いというヒントもあったのに、久しぶりにヤラレタ感を与えてくれたシャマラン・マジック。
プリスカの抱えていた腫瘍が巨大化したり、子どもたちが大人になりセックスをして出産・・・といったバカバカしいエピソードよりも、大人たちがどんどん老化していく様子が身に染みる。「老い」をテーマにした文学的な趣向も見えてくるのです。特に終盤のガイとプリスカのシーンがいい!そして認知症をテーマにした『ファーザー』にも出演していたルーファス・シーウェルが、物取られ妄想や攻撃的になるという認知症の特徴を見事に演じていた。
名前と職業もいいけど、伏線で最も面白かったのが、クリスタル(アビー・リー)が娘カラに姿勢を正すように躾けていたのに自らが背中が曲がってしまったこと・・・その後の彼女は大変なことになってしまった。夢に出てきそうなくらい。なお、クリント・イーストウッドの娘もイヤな役を演じていたなぁ・・・
アレックス・ウルフがもうちょっと年を取ったところでムロツヨシが登場してくれたら満点にしたいくらいでした。
ポスターだけで引き込まれる謎の吸引力
何よりまず着想、設定が面白い。
M・ナイト・シャマラン監督最新作は、これまたありそうでなかった?新しい恐怖とスリルに満ちている。
おそらく張られてるだろう伏線を意識しながら、目まぐるしく展開するストーリーに一気にのめり込む。
>>特別に招待された3家族が自然保護区のビーチに足を踏み入れた時から、すでにそこに佇んでいた謎の鼻血ラッパー、何処からか流れ着いた若い女性の水死体…。
おいおい、こんなの遊んでられねぇわ。
ドライバーに電話!あれっ?電波が繋がらない。
すいませーん、ウチの子たち見ませんでしたか?
ママ、僕はここだよ!パパ、私よ!
へっ…?あなたたち…?
さっきまで幼かった姉と弟は、わずか数十分の間に中高生ぐらいの見た目に変わっていた。
うそーん!何じゃ、こりゃあー!
引き返してドライバー呼んで来る!
あいたたた…頭が締め付けられる〜!
ダメだ、引き返そうとしたら頭が圧迫されて気を失った。
えっ?もしかして俺たち戻れないの?
お姉ちゃん…水着が小さくなってオッパイがハミ出そうだから着替えてらっしゃい。
それより何で子供たちあんなになっちゃったの…?
(当然こんな軽いテンションではないが笑)
シャマラン作品は正直当たり外れもあるが、摩訶不思議な現象、謎解きサスペンス、密室ミステリー劇などあらゆる要素を含んだエンターテイメントとして飽きさせない仕上がり。
たまに覗かせるヒューマンな部分も相変わらず絶妙。
プロットの粗探しとか深読みはし過ぎず、ビーチにいる気分でシンプルに楽しむことをオススメする。
"クヨクヨ考えてるうちに人生なんてあっという間に終わってしまう、だから今を精一杯生きよう"
なーんてそんな教訓めいたことは後付けでしかない。
最後まで目を離せないOLDって
次から次に起こる事件にハラハラしっぱなし。
ある4人家族がリゾートにやってくる。両親が離婚する前に子供達には秘密で思い出を作るためだった。
ちょっと怪しい理由で、リゾートから特別に紹介されたシークレットビーチに出掛けることに。そこで一緒になった数組の家族達、最初は景色のいいビーチを楽しんでいたが、突然、子供達が大きくなった。変に感じていると自分達も歳とっている事に気づき始める。どうも1日で50年進んでるらしい。脱出を試みるも失敗続き。海で気絶したり、崖から落ちたり。妊娠出産死亡がまさかの数分間とか。1日目で殆どの人が死亡。そりゃそうだ、親達は夜に80超えちゃうんだもん。
何故こんなことが起きているのか、どんな種明かしなのか、ずっと考えながら観てました。リゾートの人達怪しいとは思っていたが、そういう事だったのね。
最後はスパッ!ま、この手の現象は考えてもしょうがないもんな。
スピーディーな展開で、とっても楽しめました。
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