オールドのレビュー・感想・評価
全323件中、201~220件目を表示
久しぶりに当たり映画!
はっきりと言える。観に行ってよかった!!
ありえないようでありえそうなお話に終始引き込まれてしまいました。
ネタバレは絶対できない作品。
だからあんまりレビュー書けないんですが…笑
映画館に同じ映画を2度以上観に行かないタイプの私ですが、これは観に行ってもいいかも、、と思えました。
ちょっと怖かったりハラハラしたりゾクゾクしたり、と全くハッピーな映画ではないですが、そういったものを好まれる方・耐性のある方、観る映画に迷われている際はぜひOLDを観ていただきたい…!!
ハリウッド版「世にも奇妙な物語」
周囲から隔絶された小さなビーチに足を踏み入れた家族。そこでは急激に老化が進、みるみるうちに子供は大人に、大人は老人にそして死体は骨になっていく。ビーチの外には謎の力が働き出ることができず、外部とは連絡も取れない。果たして彼らはどうなってしまうのか!そしてこのビーチに隠された秘密とは!?というお話。世にも奇妙な物語でありそうな感じですね。
派手な映像もなく、舞台もほとんどが狭いビーチで展開されるので予算は掛かってなさそうですが、その分脚本で勝負しようとしている点は好感がもてます。
ジャンルとしてはホラーになるのかと思いますが、この作品にはホラーに付き物の幽霊や殺人鬼、サメやモンスターなどの明確な恐怖の対象、つまり「敵」が登場しません。逃げることも隠れることも倒すこともできない「状況」に、ただ訳も分からず放り込まれた恐怖と、その中にあっても失われない家族の絆や愛が描かれており、最後まで緊張感を持って観ることができました
ただ、「急激に年をとる」ということは予告やあらすじでわかっていたことなので、観ていても特に驚きはありません。もう少しラストの種明かしで捻りが欲しかったところです。
減点方式なら90点、加点方式なら30点のフツーの映画。
とてもきちんとした映画でした。
最初から随所に伏線が貼られ、最後には全部回収するというきちんとしたシナリオでした。
山場なども作られ、ピンチ、謎解きなどの要素もありました。
ただ、最大の謎の「歳をとる」が予告でネタバレされているため、謎解きのワクワク感がイマイチでした。
減点方式で評価するなら、強引な設定が多いので、-10点の90点です。他にあまり粗はありませんでした。
逆に、加点方式でいくと、あまり目新しい点もなく、30点というところです。1日で50年歳をとるという設定は斬新だったのですが、いかんせん予告でネタバレしているので。
というわけで、平均すると、ごく普通の映画で、見ても損はしないけど、わざわざ見るほどでも無いかと。
うーん…
特殊メイクが安っぽい
自由性を模索する生老病死の描き方
オチで納得
ある家族の物語
マッケンジーの水着に救われる。
見せ方が上手い
テーマとして「家族」を扱うだけでなく、ほんとに家族ぐるみで作られた一作。
映画冒頭にシャマラン監督から日本の観客に向けたメッセージ映像が上映されました。なんでかな?と思ったら、本編上映中に思わず吹き出しそうに。これまでもシャマラン監督は自作にカメオ出演していたけど、本作ではこれはあからさまだろ!といった登場の仕方をしています。冒頭のメッセージ映像には、監督の顔を知らない観客に対する目配せの意味もあったことは間違いなさそうです。
こんな風に本編と関係のない話題に字数を割くのは、内容についてどのように触れても未見の方の興を削ぐ可能性があるためです。ひとつ言えるのは、今回もまた、シャマラン監督の仕掛けは見事だった、ということです。予告編の映像で分かる範囲で内容を説明しておくと、本作は急速に年を取る不思議なビーチが舞台の、いわゆるタイムサスペンスということになります。一見して奇抜で荒唐無稽なアイデアが光る空想的なスリラーかな、とも思えるのですが、実際は単なるスリラーとしてだけではなく、しっかりと現在社会批判の視点が含まれているところが素晴らしいです。
また予告編では、子供達が急に大人になるという部分がクロースアップされていますが、成人にとってこのビーチに滞在することは、急速に老いるということを意味します。つまりビーチで過ごす時間は、人生全体の暗喩となっており、急速に変化する身体を目の当たりにして、老いると言うことはどういうことなのか、を考えさせる作品ともなっています。パンフレットの解説によると、こうしたテーマはシャマラン監督自身が感じている、年齢とともに変化する心身に対する自覚とも深く関わっているとのこと。
興味深いのは、本作はシャマラン監督の全くの創作ではなく、彼の作品としては珍しく原案となった作品があることです。『Sandcastle』というグラフィック・ノベルで、テーマとしてはよく似ていますが、本作の中核的な謎や展開までは一緒ではないので、事前に読んでもそれほど問題はないでしょう。ただできれば、本作鑑賞後の方がより深い読後感を味わえるのではないかと思います。
なお本作では、シャマラン監督の娘、イシャナ・シャマランがセカンドユニット監督を務めています。家族を扱った作品と言うだけでなく、家族ぐるみで作った作品ということですね。
シャラマンさんは裏切らない
まさに、あっという間の2時間
怖おもしろい
飽きはしませんでした
なるほどそういうラストなのね
シャマラン映画
彼の映画と言えば、登場人物たちの「キャラクター性」に恐怖をみる、いわゆる「サイコスリラー」が真骨頂だと思います。
ミステリー映画のように「次々起こる謎についての解明」することより、観客の予想をどこまで超えていくかが面白味であり、且つ、その展開から生じる「人間ドラマ」こそが味わいです。
どんどん過剰になっていく事件(振り)と絶望感から、オチをどう落とすかが工夫であり、完全にネタバレしてはいけない系の監督なのですが、観る人によっては観終わった後「なにそれ」となる人も少なくないでしょう。
ただ好きな側からしたら、この古典的ともいえるフォーマットを、彼特有のユーモアを交えたメソッドで描く、いわゆる「シャマラン映画」というジャンルとしての味わいと安心感なのだと思います。
今回の『オールド』でも設定はシンプルなのですが、登場人物たちのキャラクター性によって、怖さや不穏さを伴う予想外の展開を生み出していきます。そして極端な演出で、不意に笑いを誘われる部分も裏切りません。
今回も彼自身がカメオ出演している点もちゃんとシャマラン映画しています。
これぞシャマラン
期待通りのシャマランワールドでした。
この人の映画はいろいろちょうどいい。ちょっと怖くてちょっとグロくて、目を背けたくなるようなシーンはほとんどないけどたまにある、そして簡単な伏線回収あり、みたいな中学生高校生とかでも楽しめるくらいの初級ホラーという感じで、だからこそハズレも多く、今回はどうかと思ったが当たりの方でした。
ハッピーエンドとかバッドエンドとか、それもネタバレになりそうなのでいえませんが、好きな終わり方でした。
地球のどこかにこんな場所があったら人間はどんな行動をとるのかいうSFと、閉じ込められた空間から脱出しなきゃというサスペンス要素を加えた内容。
逃げ場のない人間たちが争うとかはよくある展開なのだが、やはり見どころは、子供達が成長していき大人たちはどんどん老いていくという点。まさに人生を凝縮した1日になる。成長して老いて死ぬ。その中で人はどんなことを考えるのか、どう変わっていくのか。困難から抜け出せないとき、もう手遅れだと諦めるのか、年寄りになっても最後まで諦めないのか。そんなことを思わせられる映画だった。
これぞシャマランらしさ
全323件中、201~220件目を表示