「自分には刺さりました」オールド Reiponさんの映画レビュー(感想・評価)
自分には刺さりました
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Amazon Primeで鑑賞。
良かった点
- サスペンスとして緊張感も途切れず、飽きずに見られます。
- 個人的に、例えばゾンビとかが出てきたとき、ゾンビより暴力をふるって権力を取ろうとしてくる人間が敵、という展開が苦手なのですが、この作品では登場人物が皆かなり理性的に、そして協力的に行動しており、みんなが頑張っていて、見ていてストレスが少なかった。
- お酒を飲みながら見ていたせいか、終盤の主人公夫婦のやりとりで号泣してしまいました。二人の演技も素晴らしくて、だんだん、ただ優しい、お互いを愛し合うおじいちゃん、おばあちゃんになっていく…人生の終わりに。これは本当に個人的に刺さっただけで、情緒的なことが苦手な人も心配ありません。そのような情緒的シークエンスはギュッと短いです。
- オチがきちんと付いて解決します。「あーそういうことか」と言ってしまいました。悪役の意図がいちおう説明されてよいです(現実的かはともかくとして)
悪かった点
- 細かく見るとSFとしてはどう整合性を取ればいいのか難しい点も在るかもしれません。自然物や死んだ細胞には影響しないという設定で少し混乱します。とはいえあんまり気にならなかったかな…。
この作品の更に良い点は「もう時間がないんだ、人生を大事にしろ」と焦らせる話ではなく、むしろ、「まだ私達にはこんなに時間があるんだ、だからこそ大事にしよう」と思わせてくれることだと思います。
あまり期待せずにみて、楽しめただけでなく号泣してしまって、ああ、映画っていいな、すごいな、もっと見よう、と思わせてくれたので初めてレビューしました。どうもありがとうございました。
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