「いろいろと分かりづらいところが…。かなり予習が必要?」オールド yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
いろいろと分かりづらいところが…。かなり予習が必要?
今年105本目(合計169本目)。
ネタバレにならない範囲で書こうとすると、ここの特集にあるように「一家である海岸に遊びにいったら、その海岸が不思議な魔力のようなものを持っていて、延々と出られない、不可思議な現象が起きる、さてその原因と解決策は…?」ということ、それに尽きると思います。それ以上書くとネタバレになってしまいます。
とはいえ、この映画、ここでも他の映画評価サイトでも事前に情報を得ていないと、何がなんだかわからないままストーリーが進んでしまい、???なまま終わってしまうところがあるんじゃないか…と正直思えました。
内容はそれほど複雑な映画ではない(時間戻しトリック等はない)のですが、色々と複合的な難点があり、それらが重なって、かなりわかりづらいというか、相当予習しないと無理じゃないかな…(監督の方との相性にもよる?)という印象です。
結局のところ、評価は下記につきてしまいます。そしてそれが「わかりにくいのでは…」と思える点です。
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(減点1.0/字幕のわかりにくさ、表示の難など、合計して1.0)
・ まず、この映画はもとが英語なので字幕はつきます。ただこの字幕、日本語訳がこなれていないのか、何を言いたいのかよくわからない点がかなり多いです(かなり博識な人でも無理??)。中には「何を言いたいのだろう?」という点さえあります。
かといって、元の英語を聞き取る(英検準1くらいあれば可能)ことに集中しようにも、かなりの部分で主語動詞の対応が取れていなかったり、文法的に変だったりするところが多々あるので(確認した限りで15か所は超える)、「何とでも解釈できる」状況になってしまっています(中には、本当にわからない点もある。聞き取り自体は易しいスピード)。
また、この映画は上記のように舞台は実質海岸につきます(一部そうではない部分もあります)。海岸の砂浜が白っぽいこと、また、撮影がくもりの日なのか背景が白色が多いこともあいまって「字幕そのものが読めない・読みづらい」(いわゆる大型シネコンで見ても)状況さえいくつかあります。
幸いにも、ストーリー「それ自体」は単純なので、字幕に色々難がある(正直、ほとんど背景と同化して読めないところさえあります)としても、「海岸から脱出する」というテーマさえ把握していれば(そして、これは公開情報でネタバレでもない)、字幕がどうであろうが英文法ミスがどうであろうが気にならない(極論、映画の描写だけ観てればOK)のですが、それはただ単に「この映画の設定に助けられた」だけに過ぎません。
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ちょっと今週(8/27の週)は他に有力作品が多いので、それを考えると二番手三番手にならざるを得ないのかな…という印象です。
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