劇場公開日 2021年7月18日

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「走って、隠れて、戦って。」ラン・ハイド・ファイト にゃろめさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0走って、隠れて、戦って。

2025年2月7日
PCから投稿

一番よいところは
戦闘のプロがほとんどいなかったところ。
父親も控えめで保安官も”お巡りさん”って感じで
戦闘が下手っぴだった。
だから良かった。

一番ダメだったところは
妄想描写が多すぎたところ。
主人公も犯人もこのトラウマと妄想が原因
ってのはよくわかるんでが、
そこを映像で具象化してしまうのはよくないね。
”普通の人”=妄想や幻聴がない人。
だとしたいならば、ちゃんと妄想や幻聴として
描かないと。
逆に
妄想や幻聴がある人=”必ずしも危険人物ではない”
としたいならばキャラクター紹介がいまいち。

同級生がテロリストになって銃を乱射し、
友人はもちろん自分も危ない!
なんていう状況こそが非現実であり、
その痛々しさや恐怖と困惑の感情こそが
この映画の肝だったと思うのだが、
その表現がいまいちだった。

にゃろめ