カーテンコールのはしの方のレビュー・感想・評価
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隣組は仲間だけど競争相手。
関東組で田宮ひかる役だった、橋本乃依さんが良かった。関西組のひかる役は「ビューティフル・ドリーマー」のリコ役・「ドロステの果てで僕ら」の藤谷理子さん。そう言えばこの役、映画では西本まりんさん。田宮ひかるは、一番のおしゃべりで物語の進行役ですから、一番重要な役どころですもんねぇ。役者さん的にも、ここはしっかりした人をと。3人ともブレークして欲しい。
映画は、「アルプススタンドのはしの方」の「高校演劇ver.」の、企画立ち上げから上演までを追いかけた「仲間内フィルム的」なドキュメンタリー。「高校演劇ver.」の公演は東京。ここに2つのチーム、オリジナルの「関西弁」で演じる関西チームと、「標準語」の関東チームが登場します。2チームは演出家も役者も異なるという点がミソです。
関西組を演出するのは、映画版の脚本も書いた奥村徹也さん。関東組は九州在住の大学生で演劇活動グループ「若宮計画」の代表を務める若宮ハルさん。この若い2人のアプローチの違いも見ものでして、興味深かったです。
役者の個と舞台としてのクオリティに力を入れる奥村さん。チームとして通じ合う事に最初に取り組んだ若宮さん。これ、当たり前ですが本編の演劇としての質的相違をもたらします。どっちが良いとか悪いとか、上とか下とかは無いですけどね。
舞台女優としての実力と貫禄すら感じさせる関西組の藤谷理子さん。まさに「高校演劇」さながらのフレッシュな熱量といい意味での未完成感を漂わせ、思わず声援したくなってしまうのは関東組の橋本乃依さん。この違いは面白かった。
「アルプススタンドのはしの方」をご覧になった方は、興味深く鑑賞できること必至です。
だがだがしかし。
これって、Music-Lab かえ???
ムーラボ20-21は、参戦者少なかったんかねぇ。
来年はもっと盛り上がって欲しいです。
尚、広島は横河シネマさんでは、西山小雨さんの「高崎商科大学付属高校卒業式記念ライブ」の20分Filmも併映されました。わかる人にはわかる、ムーラボとのつながりですけどねw
これがーーーーーー!
やっぱり、小雨さんの「未来へ」は最高です。ピアノの弾き語りでしたが、鳥肌たった!
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