カーテンコールのはしの方

カーテンコールのはしの方

解説

映画「アルプススタンドのはしの方」の原作としても知られる舞台の高校演劇版の舞台裏に密着したドキュメンタリー。第63回全国高等学校演劇大会で最優秀賞を受賞した兵庫県立東播磨高校演劇部の名作戯曲「アプルススタンドのはしの方」。同級生の野球部員たちの活躍を“アルプススタンドのはしの方”で見つめることしかできなかった高校生4人が、それぞれ諦めきれない気持ちに向き合う姿は多くの共感を呼び、2019年には舞台化・映画化されて話題を集めた。そして2021年、新キャストによる2チーム構成で、高校演劇オリジナル戯曲での再舞台化が決定。しかし公演初日を迎えた1月7日、首都圏の1都3県に緊急事態宣言が発令される。コロナ禍での舞台製作の裏側をカメラに収め、役者・スタッフの思いを描き出す。

2021年製作/72分/G/日本

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
原作戯曲
籔博晶
企画
直井卓俊
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フォトギャラリー

  • 画像1

(C)2021 ALPSSTAND CREW

映画レビュー

4.0隣組は仲間だけど競争相手。

2021年7月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

関東組で田宮ひかる役だった、橋本乃依さんが良かった。関西組のひかる役は「ビューティフル・ドリーマー」のリコ役・「ドロステの果てで僕ら」の藤谷理子さん。そう言えばこの役、映画では西本まりんさん。田宮ひかるは、一番のおしゃべりで物語の進行役ですから、一番重要な役どころですもんねぇ。役者さん的にも、ここはしっかりした人をと。3人ともブレークして欲しい。

映画は、「アルプススタンドのはしの方」の「高校演劇ver.」の、企画立ち上げから上演までを追いかけた「仲間内フィルム的」なドキュメンタリー。「高校演劇ver.」の公演は東京。ここに2つのチーム、オリジナルの「関西弁」で演じる関西チームと、「標準語」の関東チームが登場します。2チームは演出家も役者も異なるという点がミソです。

関西組を演出するのは、映画版の脚本も書いた奥村徹也さん。関東組は九州在住の大学生で演劇活動グループ「若宮計画」の代表を務める若宮ハルさん。この若い2人のアプローチの違いも見ものでして、興味深かったです。

役者の個と舞台としてのクオリティに力を入れる奥村さん。チームとして通じ合う事に最初に取り組んだ若宮さん。これ、当たり前ですが本編の演劇としての質的相違をもたらします。どっちが良いとか悪いとか、上とか下とかは無いですけどね。

舞台女優としての実力と貫禄すら感じさせる関西組の藤谷理子さん。まさに「高校演劇」さながらのフレッシュな熱量といい意味での未完成感を漂わせ、思わず声援したくなってしまうのは関東組の橋本乃依さん。この違いは面白かった。

「アルプススタンドのはしの方」をご覧になった方は、興味深く鑑賞できること必至です。

だがだがしかし。

これって、Music-Lab かえ???
ムーラボ20-21は、参戦者少なかったんかねぇ。
来年はもっと盛り上がって欲しいです。

尚、広島は横河シネマさんでは、西山小雨さんの「高崎商科大学付属高校卒業式記念ライブ」の20分Filmも併映されました。わかる人にはわかる、ムーラボとのつながりですけどねw
これがーーーーーー!
やっぱり、小雨さんの「未来へ」は最高です。ピアノの弾き語りでしたが、鳥肌たった!

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