ビルド・ア・ガールのレビュー・感想・評価
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最初のオタク少女が一番良かったと思う。
音楽をケコナスのは良いが、主人公の設定はロックを知らない事になっていたはずだ。
だから、この子に『ボヘミアン・ラプソディ』をディスられたくないと思った。そして、色々な艱難辛苦乗り越えて、成長したように描いているが、最初のオタク少女が一番良かったと思う。
さて、所謂レビューの辛辣さを批判した内容だと思うが、その後一転して、彼女はまともな所で採用され、立派なコラム書きに成長したと締めくくる。それ以前にいた会社は、音楽を酷評する事を含めて、悪辣非道な事をする集団と描いている。だから、音楽を酷評する者に対する偏見を産んでいると僕は思った。
しかし、その実態は、
音楽に限った事ではなく、一般的にレビュー(若しくは口コミ)は、寧ろ、過大評価な場合が多い。なぜなら、市場経済が潜んでいるからだ。駄目なものを紹介しても、市場を狭めるだけだからだ。パフォーマンスを発信する人の利益が減るし、紹介する雑誌などの販売部数も減る事になる。
だから、パフォーマンスをする人をクライアントと考えて、クライアントに忖度して、過大評価するのが、現実だと思う。
また、賞レースも似た所があり、昨今の映画賞も出来レースが多いと感じる。
僕がこの映画をレビューすれば
『ビルド アンド スクラップ ア ガール』だ。
女を磨く
1993年、イギリス郊外に5人兄弟と両親の7人家族で暮らす16歳のジョアンナは、図書館の本を全て読み、素晴らしい文才があったが、日々、退屈に過ごしていた。そんな日常を変えようと、音楽情報誌、D&ME、のライターに応募し、仕事を手に入れた。しかし取材で出会ったミュージシャンのジョン・カイトに惚れて、つまらない記事を書いてしまった。そこで、編集部のアドバイスにより、過激な毒舌記事を書くことにし、辛口批評家、ドリー・ワイルド、として注目を集め段々と家族を蔑ろにし、男を変えセックスしまくり・・・という話。
女を磨く、みたいな話だから、少々の失敗があっても最後はお決まりの結末なんだが、あんなデブな女優を使わないといけない理由は不明。
もっと魅力的な子がいそうなもんだが。
コメディだからかなぁ。
ポジティブは最強の武器
お父さんが過去の栄光にしがみついてるが為に
まだ高校生なのに家賃や車の心配して
なんとも健気・・・
あっ、でもお父さん譲りのポジティブシンキングでしたね。
中学生や高校生の時って
好きな事=自分の才能
みたいな錯覚持ったりして
夢見心地で楽しかったな〜と思い出し
ニヤニヤが止まりませんでした。
ただこの主人公の行動は
あまりにトントン拍子に道が開いてくので
とても爽快なんですが、いつか壁にぶつかるよー!
という、目に見える様な展開。。。
でも、だから、こその、、、
ジョン・カイトのめちゃくちゃ深い懐には
私もハマってしまいましたよ!
最後の再開は予想以上に萌えました。
そのシーンを観る為にもう一度観たいと思える程。
「僕たちが恋に落ちないわけがない」
こんな言葉言われてみたい〜!!
と、これはオバサンの感想ねw
若い子達がこの作品を観たら
自分の才能の先を見つける事となるのかな?
ビニーの成り切りぶり!見事👏
ビニー・フェルドスタイン!
彼女のどアップで幕を開ける!それだけで期待値が上がる存在感は圧巻!
…シンプルなストーリーの青春映画ではあれど
ビニー扮する田舎町のライター志望のJ K主人公ジョアンナが底辺から這い上がって行く過程が弾むようで本当に清々しい!
ロック歌手の夢中になり冷静な記事が書けずに失敗したり墓穴を掘ったり…10代の少女が働くという無謀かつ臆せず突き進む社会のシビアさをも見せつけられた…
そんな良い子を辞めた彼女にも90代は寛大だった事が実話と納得出来る異色な物語へと続いたのかなぁ⭐️
転機を迎えるジョアンナを導く、わずかな出番のエマ・トンプソンの渋さが印象に残った
すがすがしい青春映画
試写で拝見。
最初は「バカなガキ」としか思えないジョアンナ(ビーニー・フェルドスタイン)だけれども。
そのジョアンナを見守る家族と、正しい道に導くロックスターのジョン・カイト(アルフィー・アレン)が素敵だったなぁ。
アルフィー・アレンには、妙な色気すらありました。
才能への根拠なき過信、成功への飢え、承認欲求。
小さな成功で調子に乗って勘違いし、人を傷つけ自身も傷つき、騙され、失敗を重ねる。
誰にでもある、若さゆえの痛い経験だけれども。
どこかで道を踏み外し間違えたのなら、やり直せばいい。
失敗も「自分を作る」重要な過程だと、前向きになれるかどうか。
そういう「気付き」を得ることが重要だときっぱり言い切る、すがすがしい青春を描いた作品でありました。
これが「よくある話」で終わらなかったのは、ビーニー・フェルドスタインの個性のおかげなんだろうなと。
スクービー・ドゥービー・ドゥー
冴えない今の生活を抜け出したい16歳のコミュ障女子高生がTV番組への出演が切っ掛けで変わって行く話。
もともと文才と発想力は豊だった主人公の投稿した詩が認められTVに出たのは良いけれど、やらかして家庭が危機的状況に追いやられ、一念発起して音楽雑誌のライターに応募し、と展開していく。
何とも言えない家庭環境や、友達と呼べる人物もいない状況から、初めて外に出て上手く行っちゃって調子に乗って行く主人公が、やらかしや新たに生まれる悩みやついて回るものに、対峙し、抗い、成長して行く様をコミカルにみせていて中々面白かった。
ただ、やっぱり日本人からみたら若干自信過剰気味だな~w
そしてラスト、なるほどなこの原題。
あえてHow to取らなくても良かった気がする。
才能の使い方
カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2021にて先行上映鑑賞。主演のビーニー・フェルドスタインは昨年ブックスマートで中々面白い演技に魅了され今作も興味を惹かれての鑑賞。そのブックスマートと同じく冴えないモテずで妄想チックな女子高生役を今作でも演じてる。
ストーリーとしては冴えない彼女だが文才に長けており16歳にして音楽雑誌の辛口批評家として力を発揮する。
その辛口批評をする事と同時に終始コメディチックにストーリーが進む。
批評をするという事はやはり同時に傷つくものもいる。自分の才能を誰かを傷つける事に疑問を抱き最後は自分が納得し周囲を笑顔にするコラムを書く事となり作品は終わる。
基本的にはコメディ描写が多く続くのだが個人的にはブックスマートのような笑いどころはあまり感じられず少し合わなかったかなというのが率直な感想である。
ただこの作品は「ほぼ」実話なそうだがこんな才能溢れた少女がいて、16歳にしてこのような行動力溢れた若さを楽しむ事はできた。
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