劇場公開日 2021年9月24日

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「パンクが結ぶ男女の解放」ディナー・イン・アメリカ regencyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5パンクが結ぶ男女の解放

2021年8月5日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

幸せ

パンクな若者の暴走を描いた作品では、最近だと実録ギャング物『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』があったけど、こちらは現代に生きる疎外された男女2人が、パンクロックによってつながっていく過程を綴る。
シネセゾンやシネマライズ、シネクイントなどが活気づいていた渋谷ミニシアターブームの頃にやたらと公開されていた、低予算で荒々しくパワフルな若者映画のテイストを思い起こさせる。だからというわけではないが、なんとなく『バッファロー66』っぽさも感じるので、その手のジャンルが好きな人なら楽しめるかも。
『ゴーストワールド』のソーラ・バーチのようでいて、時おりハリセンボンの春菜に見えるヒロイン役のエミリー・スケッグスの存在感たるや。ソーラはいつの間にか表舞台からフェードアウトしてしまったが(『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』に出てたけど)、彼女は今後、個性派女優として花開きそう。

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