「6h7minの先」すべてうまくいきますように Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
6h7minの先
脳卒中で倒れたことで安楽死を望む様になった親父と言い出したら聞かない親父に翻弄される娘達の話。
病院で自分に何か起こったことを知り、そしてICUと一般病棟を行き来し、自分の置かれた状況を理解して「終わらせてほしい」と言い出すストーリー。
彫刻家の嫁のことを大病と言ったり、娘と話す時はお前の母親と言ったり、嫁の話題だけ聞こえなくなったりwというおちゃらけがありつつ、面倒臭~いヤツに怯えたり、スイスのことを言い出した後も、その気はあるのだろうけれど、どこまで本気なのか、あれがしたいこれがしたい。
現状の自分とありたい姿の埋められないギャップだったり、そういう信念みたいなものに対するプライドですかね…。
娘2人の父親に対する愛情の深さは素晴らしかったし、楽しく哀しく、そして尊厳死について考えさせられた。
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