「ぶっ飛んだ映画だけど・・・」TITANE チタン カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
ぶっ飛んだ映画だけど・・・
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バイオレンス満載の前半パートと消防士のおじさんに引き取られる後半パートとで分けられると思うが、前半の激しく動きがあった盛り上がりに比べ、後半は主に家族なのか恋愛なのかの微妙な心の交流のようなものが描かれ自分が期待していた面白さには少し及ばず、一体お腹から何が出てくるのだろうか、というこの1点の興味のみで鑑賞していた。
時間配分からしても、監督の主張したいことは実は後半ではなかろうかと思っている。
愛する息子を失った(常に強くあろうとする消防士の)父親が代わりに心の穴を埋める存在としてこの娘(当初は多分男という認識)を自宅に引き取り、男らしさを求めつつも最後は父と娘のような関係になっていく。
娘の方も最後まで不器用で面倒臭くなると殺意が湧いてくるのだが、一緒に過ごしていくうちに親子なのか恋愛なのかわからない愛情が出てきながら徐々に打ち解けていく。
設定はぶっ飛んでいるものの、本質は擬似親子から本当の親子、そして祖父と孫になるという話。
オイルの母乳キモい。
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