「男は置いてきぼり」パリ13区 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
男は置いてきぼり
この男性監督の作品は初。
脚本には燃える女の肖像のセリーヌ・シアマとさらに若い女流脚本家のレア・ミシウスを加えてきている。
セリーヌ・シアマの世界が理解し難いせいか、難しかった。
ノエミ・メルランで、R18なんで、期待したけど・・・・R15ぐらいな感じ。
台湾の子エミリーはなかなか魅力的で、主役扱いだったけど、カットによっては、石野よう子にすごく似て見えて、バカ殿を思い出していました。
高校教師から不動産屋になるアフリカ系の男(マキタ)の描かれ方が薄めで、このドラマでの役割がよくわからなかった。
大学に32歳で復学するノラは元不動産会社勤めだった。
内装の仕事で出くわした高校の教え子は大学ではノラといっしょだったような。とすれば、とてもバツが悪いシーン。
パリ13区の世間はとても狭い。
元ポルノスターの延長課金頻発からのダイレクトメールを教えてもらって、長時間チャットする流れは、互いに興味があって共感して行くということだけど、最後までプラトニック?セリーヌ・シアマのそこんところの機微が鈍いオイラにはわかりにくい。実はセックス産業で働く女性の方がピュアなんですよと言いたいのか?単なる出会いなのか?
ノエミ・メルラン扮する元OLのノラは業界でいろいろあって辞めて復学したわけですよね。男性とのノーマルなセックスに違和感がある様子だったけど、実は同性愛であることを元ポルノスターとのやり取りを通して自覚するに至ったという話?
私の不動産会社(とくに大手)に対する印象(先入観)もありますが、OLさんはかなり発展家が多く、アブノーマルなセックスに慣れ過ぎたノラはちゃんとしようと復学したけど、大学でも噂になっていられなくなって、元の業界に戻った話にも思えてしまうほど、ノエミ・メルランがエッチなもので、全然わかりませんでした。
コールセンターとかルームシェアとか単に金銭的に大変苦労しているミレニアル世代の話だけじゃないんだろうけど。
誰かさん、教えてください❗
私もこの映画の言わんとすることが全く理解できませんでした。敢えて白黒映画にする理由も理解できません。
高評価を与えている人もいるし、受け取り方はひとそれぞれですね。