「ダイバーシティ映画という分類があるのなら…」パリ13区 グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
ダイバーシティ映画という分類があるのなら…
正直に白状します。
お前❗️モテ過ぎだろっ‼️
とやっかんでしまいました。
アジア系、アフリカ系、ヨーロッパ系(という言い方があるのかないのか分かりませんが、アジア、アフリカときたらこう並べるのかなという感じです、急にユダヤ系とかアングロサクソン系とかいうのも並列的ではないし、ノラの民族的出自は映画ではよく分からないので)完全制覇です。それだけやっておいて、今さら〝本当の愛〟ですか?と言いたくなります。
こんなこと言ってる自分は、やはり〝小さい男〟なんだなぁとちょっとガッカリ…😂
一方で、理性的であろうと努力しているもうひとりの自分は、それほどスッキリとは回収されないこの奇妙な群像劇がとても新鮮で気持ちよく楽しむことができました。
仕事、家族、友人関係などに求めてしまう、自分勝手な居心地の良さへの渇望と葛藤など、現代社会の発展途上の人間(若者だけとは限らない)が抱えるモヤモヤが自然体(に見えるように)で描かれています。普通に働いて、普通にもがいて、普通に悩んでる人なら誰もが共感を覚えてしまう、そんな映画だと思います。
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