「みんな「あの頃のわたしは最悪だった」と思ってる」わたしは最悪。 galarinaさんの映画レビュー(感想・評価)
みんな「あの頃のわたしは最悪だった」と思ってる
20代ってこんなもんだったなと身に覚えがあり過ぎてつらい。
「あの頃の私は最悪だった」と振り返って自己嫌悪に陥るのも。
自分はこんなもんじゃないと思いつつ、選択肢が多過ぎてあっちにフラフラ、こっちにフラフラ。
主人公は成し遂げたいことがあるからとか現在の充実した仕事があるからとかではなく、ただ薄ぼんやりと「産みたくない」と思っている。
そこが痛いし、しかしながら共感もできる。
その痛さを魅力的に見せているのが主演のレナーテ・レインスベ。
アンタ頭いいんだし、まあまあ美人だし、もっと自分の軸を持てばそこそこ行けるじゃんか〜とツッコミつつ、そのツッコミが全て己にブーメランしてくるというね。
ジェーン・スーさんの名言「自分が選んだ道を正解にするしかない」が思い浮かぶのであった。
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