「【"ずっと娘の大切な存在でいたくて・・。"哀しく、不器用な父親の姿を、成長して行く娘の視点で描いた作品。ラストは切ない。駄目駄目だけれど、娘にとってはヤッパリ、大切な父親だった事が分かったから・・。】」フラッグ・デイ 父を想う日 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"ずっと娘の大切な存在でいたくて・・。"哀しく、不器用な父親の姿を、成長して行く娘の視点で描いた作品。ラストは切ない。駄目駄目だけれど、娘にとってはヤッパリ、大切な父親だった事が分かったから・・。】
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- 今作は娘を持つ男にとっては、何とも切ない作品である。-
◆感想
・ジェニファーが幼い頃のジョン(ショーン・ペン)は、明るくワイルドで格好良い。
- 子供達が家出する時には勿論、ジョンに付いて行く。お母さんはアル中だし・・。-
・だが、ジェニファーが成長するにつれ、ジョンの”負”の部分が見えて来て・・。-
- 嘘、見栄、誤った自尊心・・。-
・仮出所した年老いたジョンが何どもジェニファーの家に電話するシーンは、観ていて辛い。
- ジョンの留守電を複雑な表情で聞くジェニファーの姿。-
<今作品のジョンは、極悪人とは程遠い、弱く寂しい人間に見える。
それをショーン・ペンが絶妙に演じている。
ジョンが偽札作りに手を染めたのは、"偽札だけど、美しいモノ"をジェニファーに遺したかったのかな。悪人だけど格好良い父の姿を見せたかったのかな・・。そんなジョンのTVに映る、最期の姿。
ジョンが遺した偽札を、女性警官に頼んで、ジェニファーが触るラストのシーンは、何だか切なかったなあ。
娘のジェニファーにとって、ジョンは情けなくて駄目駄目だけれど、ヤッパリ、大切な父親だった事が分かったから・・。>
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masamiさんのコメント
2023年1月12日
NOBU様コメントありがとうございます。その通りです。グレシャムの法則様が星無しって・・・
逆に気になって・・・
ジョンはクズだけど児童虐待はしなかったのが救いです。