劇場公開日 2022年4月1日

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アネットのレビュー・感想・評価

全125件中、21~40件目を表示

3.0カラックスの異質な世界になじめるかなじめないか、でしょうね。

2022年6月2日
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冒頭こそわくわくしていましたが、中盤からは一体何を見せられているんだかとモヤモヤしてしまい、いつかこの気持ちも上がるだろうとあきらめずにクライマックスを期待していたけれどそのまま終わりました。 “ロックオペラ・ミュージカル”ならきっと私好みなハズ、と予想していましたが、「スパークス・ブラザース」という映画が上演されているのは知っていてもスパークス兄弟を知らず、カラックス監督さえなじめない私には難易度高かったです。 せめて、せめてアダム・ドライバー演じるヘンリーのスタンダップ・コメディがもう少し面白ければなぁ。

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ごーるどとまと

4.0刺激に満ちているけど、アネットの表現を受け容れられるかどうかで評価が分かれそうな一作。

2022年5月16日
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鑑賞方法:映画館

レオス・カラックス監督作品を劇場で鑑賞する体験は久しぶりでした。カラックス監督としては、確か初めてとなる全編英語、かつミュージカル映画ということで、予告編の段階から期待に胸をときめかせつつ、果たしてどんな映画になるんだろう…、という心配も少しありました。 オープニング早々のミュージカルシーンは、予告編で見たとおりの力強さ、かっこよさ、そして荒々しくも美しさに満ちていて、実に素晴らしいと感じました(カラックス本人も娘とともに登場。また演奏しているミュージシャンは本作の音楽を担当したバンド、スパークス)。そこから中盤まではおおよそ予告から予想できる展開となるのですが、中盤以降は大きく方向性が変化します。 物語の分岐点となり、本作のイメージとしても使われている嵐のダンスシーンは、美しくも演劇的であるため、心象風景を映像としているのかと思ったら、本当に嵐のまっただ中のダンスだったとは!カラックス監督の、観念的なようで実はものすごく具体的な状況を美麗に描く映像感覚が、まさに怒濤の勢いで迫ってくる場面でした。 映像は緑や青が印象的に使用されており、それぞれが「生」や「死」を画面全体で表象しています。また物語全体は聖書や寓話の引用に満ちていて(原案は音楽担当のスパークスによるアルバム)、さらに映画を俯瞰的(メタ的)に見る視座も含まれています(ラストのメッセージははあからさま過ぎて笑うけど)。 一回の鑑賞では容易に全貌を掴ませない重層的な魅力に満ちた本作は、さすがレオックス監督作品です。

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yui

2.5アダム・ドライバーの独壇場

2022年5月15日
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アダム・ドライバー演じるヘンリーに全く魅力がなくて…しんどい映画。 映像表現の美しさは、さすがカラックス監督。 けれど、圧倒されて息を呑むような想像力を感じなかった。

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アメリカの友人

3.0独善的な生き方の果てに

2022年5月13日
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10

4.0孤独と名声

2022年5月11日
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1人で舞台に上がり、何百人もの観客を笑わせなければならないコメディアンは、日々自分との孤独な戦いをしているのだろう。そしてそこから名声を手に入れても、孤独はなくならないし、いつしか大切なことまで見失っていたりする。一見派手に見える人や仕事でも、光と影があるのだと改めて気付かされる作品。

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sazy

3.5ミュージカル?

2022年5月11日
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鑑賞方法:映画館

ミュージカルにした意味がイマイチ、わからない。 生っぽい表現の方がいいと思った。

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ドラゴンミズホ

4.5古舘寛治

2022年5月8日
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鑑賞方法:映画館

寡作な映画監督レオス・カラックスは初体験 主演はクズ男をやらせれば右にでる者がいないアダム・ドライバー アン役の女優がメチャクチャ歌がうまい アネットが腹話術人形みたいで怖い 出産シーンで突如古舘寛治が医師役で登場 アダム・ドライバーのシーンがとことん不快で才能あるアンのシーンとの対比が明確

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うんこたれぞう

4.0ヘンなミュージカル!(褒め言葉)

2022年5月6日
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鑑賞方法:映画館

2022年劇場鑑賞89本目。 変わったミュージカルということと、すぐ人を裏切る役といえばのアダム・ドライバー主演という事だけの情報で鑑賞。 冒頭から観客に死ねと言ってくるところにもう狂ってんなと思わせられます。直後にてんかん持ちを本当に殺しにかかる激しい光の点滅の後メタ表現あふれた歌が始まり、やっと物語は始まります。セリフとして喋るシーンは全編通してほぼなく、普通のセリフも全部歌なのと、前半意図的な似たシーンの繰り返し(ちょっとずつ話は進んでいる)で結構睡魔が襲ってきました。 気づいたら主要人物が退場していてセリフで何があったかは分かったのですが痛恨のミス。 しかしそんな眠気もふっとぶ奇跡か起こります。タイトルのアネットとは赤ちゃんの名前なのですが、この赤ちゃん、理由あってCGと人形を使って存在させられています。このCGと人形のクオリティがプレステ2並の出来で正直気色悪いです。しかし今までの演出を考えるとこれもわざとなのかもしれないです。 最初から最後まで既存のミュージカル映画とは一線を画した異色作なのでミュージカル好きは必見ではないでしょうか。

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ガゾーサ

3.0もっと没入できたら楽しかったと思えた

2022年5月5日
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鑑賞方法:映画館

面白かった。ダークな質感がしっかり感じとれた。いわゆるミュージカルとは映像の明暗表現やシャープネスが違った。面白かったけど、こちらが期待していたのは、現実離れした異次元へ連れ出してくれるような作品であっただけに、没入感不足気味でした。ララランドやウエストサイドストーリーを観に行っているつもりはもちろんなかったけれども、スパークス作品でミュージカルって言うところのチグハグな感じでザラついた味付けが強すぎて、そこがむしろ没入することを阻んでしまったように思えた。アダム君は今回もイカれていてよかったですが。

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Toshiya

4.0破天荒

2022年5月5日
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サムライ

3.5観といてネタにはなる作品

2022年5月5日
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鑑賞方法:映画館

10分で解らん!って思いつつ、 これは、ストーリーな部分にであって、 映像やオペラや、人形や、諸々なディテールは、 斬新で眼を離せない面白さではあった。 ひとえに、アダム・ドライバーとマリオン・コティヤールの演技力、吸引力の賜物な気がする。 クズすぎるヘンリーを、ドライバーがやると、また、カッコ良く見えるんだわ。 かといって、素晴らしい作品だ!とは、そこまで絶賛できかねぬ。 レオス・カラックスという監督のネームバリューと過去の功績の上に成り立つよね。 これを、名もない新人が作ろうと思っても予算でないよ…。 でも、なんか観といてネタにはなる作品かな。

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hkr21

4.0アメリカのスタンダップコメディ

2022年5月3日
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映画はカラックス監督感全開でした。 ミュージカルにしても、このスティグマ志向は変わらない。 お話の筋というよりも、雰囲気を楽しむ映画。 もちろん人間が生きるうえでの絶対的孤独など、読もうと思えば読めるので、そちらが好きな方にも悪くないかと。 アダム・ドライバーがムキムキしてます。 歌いながらセックスするわ、歌いながら出産するわ。で、大変なんだけど、なんと古舘寛治さんが出演しておられました。事前情報確認してなかったので驚いた。 ところで、アダム・ドライバーのスタンダップコメディがまったく面白くなかっただけど、これは映画での設定なのか、もともとアメリカのスタンダップコメディって、ああいう感じのものなのか。

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tacohtk

2.0わからなかった

2022年5月2日
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くそじじい

4.0【甘美な愛が、”成功格差”により崩壊して行く過程を描いた唯一無二の独創的な、ダークファンタジーミュージカル。幼きパペットの表情が切なくて・・。】

2022年4月30日
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悲しい

知的

難しい

- 冒頭から、印象的である。キャリア半世紀の兄弟ロックバンド「スパークス」の演奏シーンから始まり、そのままコメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)と国際的オペラ歌手アン(マリオン・コティヤール)が、バイクと車で夜の街に走り去る。ついでに、観客には、"劇中は息をしないで"と告げられる・・。- ◆感想<Caution! 内容に触れています。> ・今作品は撮影現場で役者がライブで歌ったというだけあり、大スクリーンで観ると役柄の思いが深く伝わって来る様に感じた。台詞よりも歌の力だろうか・・。 ー ご存じの通りミュージカル映画では、先に音を収録し、演技を合わせるのが一般的である。- ・全編の台詞がほぼ歌であるが、曲調はロックだったり、ポップであったり、オペラであったり。 - 音楽担当の「スパークス」の力と役者の歌の力を感じる。アダム・ドライバーは「マリッジ・ストーリー」で美声を披露しているし、マリオン・コティヤールは「エディットピアフ 愛の讃歌」で歌の上手さはお墨付きである。(と、思い込んでいたらエディットピアフの音源を使用していたと分かった。けれど、マリオン・コティヤールは物凄いヴォイス・トレーニングをしたんだよね。役者魂を感じるよね。)  今作でも、アダム・ドライバーは天鵞絨のようなテノールを、マリオン・コティヤールはオペラシーンで、美しきソプラノを聞かせてくれる・・。- ・二人はベッドシーンでも、出産シーンでも歌い続ける。 - 凄いなあ。大変だっただろうなあ・・。ついでに産婦人科医は古舘寛治である。ビックリ!- ・ヘンリーのコメディアンとして、絶頂期の舞台での観客との韻を踏んだような、楽しき遣り取りも見事だし、マリオン・コティヤールに至ってはもう・・、ディーバである・・。 ー が、舞台での失敗、パワハラを告発されてヘンリーの人気は失墜、一方、アンは順調にキャリアを積むが、ヘンリーの嫉妬、疑念から二人の関係は悪化し、修復するために幼子と旅に出るが・・。- ・二人の子供のアネットがパペットである事も効果的である。 - 二人の愛が、崩壊し、嵐の海にアンが落ちた後、島に着いたアネットとヘンリー。月光に照らされたアネットが歌い出す幻想的なシーン。  そして、父ヘンリーが犯した二つの罪を、哀し気な表情で見ている。- ・アンを愛していたピアノ伴奏者で、その後指揮者になった男(サイモン・ヘルバーグ)は彼女の死に疑念を抱き、ヘンリーの家を訪れるが・・。 ー ヘンリーの常軌は逸脱していた・・。- <光が当たると、歌い出すベイビー・アネットのラストショーのシーンで、ベイビー・アネットが涙を流しながら大観衆の前で言った言葉。  そして、獄に繋がれたヘンリーを訪れた成長したアネットは、もはやパペットではなく冷たき言葉を父に言い、獄を去る。  今作は、唯一無二の独創的な、ダークファンタジーミュージカルである。>

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NOBU

4.5レオス・カラックスといえば、ノーヘルでバイク(憧れ)

2022年4月30日
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カラフルな色彩、ヘンリーとアンの歌とダンス、そしてアネット(人形)。最高。 ヘンリーの舞台の場面とか、アネットが上空からドローンで登場する場面とか、ちょこちょこツボにはまる興味深さでした。 昨日、「スパークスブラザーズ」を観た影響だと思うけど、オープニングからグッと掴まれました。 「見知らぬ人」に、お薦めします!

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Sakiko

3.0鑑賞動機:地方でも中小規模公開作品の需要がないと思われたらますます観る機会がへるという危機感9割、ドライバーとコティヤール1割。

2022年4月30日
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鑑賞方法:映画館

スパークスはまったく知らなかったし、『ポーラX』しか観ておらず、苦手意識ありありのカラックスだし。でも行くしかない。 冒頭長回しメタシーンに、なにこれおもしろ!とガッチリ掴まれたと思ったのに。ミュージカルなのはむしろ自然であまり気にならなかったが。アネット役の子にもアレにもちょっとびっくり。 サウンドトラックは好き。So may we start はしばらく聴き続けそう。 アダム・ドライバーはなんか嫌な奴の役の方がいい気がする。 jig theater にて。

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なお

3.5クセ強くて観る人を選びそうだけど、寡作の監督ならではの濃厚さに酔いました。

2022年4月30日
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メーンのストーリー全体が劇中劇とも取れる不思議な構造。 レオス・カラックスの手にかかれば、パパラッチも#Mee too運動も児童労働問題も「迷える自分」の外にある雑音の一つなのか。 簡単に善悪つけても何の意味があろう、快と不快、生と死すら二項対立の概念ではない、20世紀のフランス現代思想を彷彿とさせる趣を感じた。 アネットがいつまで経ってもお人形、ヘンリーの顔の痣は何のメタファ、、??全ての映像の解像度が高くて濃くて、何度も見たくなるタイプの映画でした。もちろん少なくとも1度目は映画館で!! 当分アダム・ドライバーの進撃は止まらなそうだ。

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Kumiko21

5.0緑のバスローブ

2022年4月29日
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mamagamasako

3.5私は「愛が、うなった」

2022年4月29日
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keyton