「サルの神様」アネット kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
サルの神様
バンド経験のある人ならばオープニングにドキドキするはず。特にエレキギターにケーブル差し込んだ時のノイズとか、アナログなエフェクター群、懐かしくてしょうがない♪まぁ、ここだけは息を止めて観ていても苦にならないかも・・・
プロットそのものは単純構造でしたけど、アネットが賞賛され、ステージで歌いまくるところはアル・パチーノ主演の映画『シモーヌ』(2002)を思い出しました。話は全然違うんだけど、人々の熱狂ぶりが似ていたような・・・もしくは初音ミクのステージとか。
結局のところ、スパークスの音楽が好きかどうかで評価が決まってしまいそうな映画でした。いきなりの#Me Too映像や日本人俳優(特に古舘寛治)の登場に驚いたりしたし、マリオン・コティヤールの大胆な演技など、面白いところはあった。ただ、ちょっと眠気が・・・
毒舌スタンダップ・コメディアンのヘンリー・マクヘンリー。観客も一体となって文句を言ったり、ヤジを飛ばしたりで、こんな芸風もあるんですね。好きじゃないけど。そんなアダム・ドライバーの怖さも発揮されたし、高身長のせいで後ろ姿がブルー・ザ・ブロディに見えたよ・・・
フランス語は全然知らないけど、アネットという名前が小さいアンとかって意味なのかな。まぁ、ヘンリー・マクヘンリーというのも変わった名前。ヘンリー家の息子ってところだろうか。
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