ソウルメイト 七月(チーユエ)と安生(アンシェン)のレビュー・感想・評価
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七月と安生=2人の女性の友情に涙する。
2016年(中国・香港合作)監督:テレク・ツァン。
原作は中国の携帯小説。
女性向けの映画です。
私は引き込まれてとても感動しました。
2人の女性の14年間に渡る友情物語か?と思ったら、
圧巻の七転八倒の人生のジェットコースターでした。
ひとりの男・家明を愛する2人。
紆余曲折。底に流れるのは七月(チーユエ)と安生(アンシュン)の絆、憎しみ、信頼そして愛。
この映画ネタバレは厳禁です。
あらすじも複雑すぎて書けません。
でも難解なわけではありません。
兎も角先が読めない。
あまりに複雑すぎるストーリー。
それも小説の出来事(フィクション)なのか?
現実の出来事なのか?
あちこちにミスリードあり、フェイクニュースありで、
息つく間もありません。
もつれにもつれて、衝撃の展開を!!
最後の1行まで読めないラスト。
最後のシーンまで分からない映画です。
(岩井俊二監督作品を思い浮かべました。)
(少女が主人公で、友情と激情の長い航海。手紙も登場します)
13歳からの14年間の少女の成長。
真面目に人生設計をする七月。
自由奔放に男から男へと蝶のように渡り歩き、
世界を放浪する安生。
マリアナ海溝よりも深く。
友情より、愛情より、
深いモノって何だろう?
男と女・・・よりも、深い、女と女のソウルメイト(魂の友)
(ラストにやや無理くり感はあります。)
衝撃のどんでん返し。
(まったく予期しておらず、見事にパンチに見舞われました)
確かに感動し、涙が溢れました。
青春映画だね。
少年の君の監督デレックツァンと同じくヒロインは、チョウドンユイ。2人は、幼く出会い、全く正反対だが
気が会う。ネット小説の七月と安生を映画化したい事で
作者は七月だけど行方不明に。穏やかに暮らす安生に話がくるが...いい話だ。チョウドンユイの細くヤンチャで
冷たい顔がいいね。ラストには、ビックリだけと納得だね。
岩井俊二監督のお墨付き
人気ネット小説の作者(七月)が見つからないので、小説に出てくるもうひとりの主人公の安生を映画会社が探しだしてきて、七月さんを知りませんか?っていうところから始まる。13歳から15歳の中学生ぐらいの思春期に親友として濃厚な日々を過ごした七月と安生の二人。安生は片親で母親は不在がち。七月の両親揃って笑顔の絶えない食卓。七月の家に泊まることもしばしば。一緒にお風呂に入って、膨らみかけた胸を見せ合う仲。七月のやぼったいブラ。安生はノーブラを自由の象徴のように言う。その後、二人は別々の進路(七月は高校から大学進学、銀行勤務。安生は美容師の専門学校)を進む。七月は高校の同級生のイケメン男子(蘇家明)と付き合い始めるが、安生はひそかに高校に赴き、通学途中の蘇家明に単独アプローチ。積極的。
安生に家明を紹介する七月。初めて会った振りをする安生。小悪魔。その後、3人の付き合いがしばらく続くが、安生はアルバイトをしながら世界を旅して廻る放浪生活に出る。旅立つ安生を涙ながらに見送る七月。異国での生活で、すっかり海千山千になってゆく安生。しかし、実家にいる七月に海外から定期的に手紙をだしていた。そして、放浪生活に疲れ、25歳頃には安定した生活を求め、北京に帰って来ていた。再会した二人は上海に旅行に出かける。七月は27歳で結婚する約束をしている家明には内緒で来たらしい。久しぶりにあった二人だが、金銭感覚などの些細なことで反発して、ギクシャクしてしまう。
そうして、月日が経ち、通勤電車で再会する家明と安生。安生は家明を避けるように途中下車。家明が締まりかかるドアから自分の名刺入れをホームに投げ、電話してくれと手振りで訴える。このシーンが後でうんと辛くなってきます。
安生の子?いつ産んだの?誰の子?
七月が出産した子だったのか~
七月のあの優しい両親はその時どうしてたの?
家明に結婚式で消えてと頼んだ七月の気持ち。
親に頼れないから、ひとりで出産して死んでしまったのかな~???
家明がものすごく可哀想(男目線)。
安生は小悪魔なんだけど、七月と家明の子を育てている。二人とも好きだから?
複雑で、複雑で、整理が付きません。
七月が亡くなったのは映画会社の人も調べれはわかるんじゃないの?
とか思うのは反則ですね。
岩井俊二への謝辞(エンドロール)。なんとなく納得。岩井監督は多くの若手監督からリスペクトされていて、いろいろアドバイスしてあげているんですね。
七月役の馬思純が可愛かったです。
周冬雨はすごい!
映画としては少年の君の方がインパクトが強かった。ですが、この作品のピュアでいて生臭い感じはとてもエロいと思います。男にはわかりにくいんですけど。
(原題) 七月与安生
あんたが嫌い。でも、あんたが私のすべてなの。
良き哉
とてもよかったです。
ちょっと出来過ぎなお話だとも思いましたが、
モノローグ多めかなあとも思いましたが(そこな好みで)、
真実と虚構?が後半見分けにくい点も人により(私だけ?)あるような気もしましたが、
素敵な映画で見入ってしまいました。
本当に人生ってままならないモノですねえ。
岩井俊二さんのお名前がエンドロールにありました??
愛しくて 切なくて
生きることに付随するどうにも抑えきれない衝動
姉妹とも友情とも違う絆 魂の繋がりを描く
美しいふたりの女性の憂いと選択
やがて押し寄せる えもいわれぬ感情の大波
「ネット小説」設定が終盤の多次元的虚々実々に強く作用していて この映画を特別な物にしている
期待大
周冬雨が超絶かわいい
周冬雨は張芸謀の『サンザシの樹の下で』デビューして、たしか国民の妹とかいう愛称があったと思いますが、とても可愛らしくて印象に残っています。
そして、たくさんいたであろう候補の中から周冬雨を抜擢した張芸謀のロリコンぶりに引きました。
今回、『サンザシの樹の下で』から10年くらい経って周冬雨のまったく変わっていない容姿にまずびっくりしました。
『サンザシ』では清純な役を演じていましたが、今回はヤンチャなところがある女性を演じています。
幼い顔立ちから合わないかもと思いましたが違和感なく演じています。特に最後の書類にサインするときの演技なんか上手いと思いました。
ストーリーはいつかどこかで観たことがあるようなベタな話ですが、それもまたよく、ちょうどいい温度の映画でした。
とにかく予想を裏切っていく
安生と七月の十三歳からの話を描いてるのね。
展開が次々に予想を裏切っていくんだよね。一時期「ジェットコースタードラマ」が流行ったけど、そんな感じ。
そのなかで安生と七月が愛したり憎んだり。とにかく二人は結びつきが強いんだよね。それが愛で表れたり憎で表れたりするの。
「七月はママのペンネームよ」は良かったな。小説の語り手が信頼できない語り手になって、それまでの話が「どこまでホントなの?」ってなるの気持ちよかった。
周冬雨はやっぱり可愛くていいね。
汚れなき愛と友情の物語
上映館、少なすぎ!プンプン💢
気になってる映画『少年の君』を手がけた
デレク・ツァン監督のデビュー作となる
作品ってことで鑑賞です。もしかして
アンコール上映なのかなー?
ポップなティーン向けアオハル系
シスターフッド映画かとおもいきや、、、
ちがーう!良い意味で裏切られたー!
やべぇ、じわっと涙腺が。
あっれー、おっかしぃなぁ〜。
久々だなー、ルイルイ涙腺。
ネット小説原作だそうですが、もちろん
読んだことありません。
だからどこまで忠実か?は不明です。
確かに、たーしかに描写が浅いです。
親友って言っても、他の友達よりは
親密程度?な描写どまりですから、
魂が触れ合うってレベル感は「?」
です。
さーらーに、「男」が絡んできますから
何気に安っぽい展開になっちゃう感じ
なんですが、、、ポイントは親友が
長い道のりをつかず離れずで共に
歩みながら、どんどん「ホントの」
親友になっていく、いや気付き、求め
合う、殺伐としながらも、斬り合いながら
傷をいたわり合うその姿にやられます。
ですからエピソードよりもそれにより揺れ
動く親友二人の心が見所なんです。
そこでメガトン級の働きをみせるのが
チョウ・ドンユイ、マー・スーチュン
二人の女優さんの名演なんです。
特にチョウ・ドンユイの演技が
とてつもない。彼女達でなければ
薄っぺらい話になってたんじゃ?
とさえ思います。
可愛さ余って、よかれと思って、
コンプレックス、無いものねだり
自分より沢山持っててズルい。
様々な感情が二人の間に渦巻きます。
その心情の移ろいを経由しての
ラスト、、、そりゃ涙腺ルイルイっす!
チョウさんのサインのシーンで
決壊しましたよ。
長編デビュー作ってこともあるので
しょうが説明、答え合わせ描写が
なんだかなーとか、心情の背景の
描き方が薄いとか、言いたいことは
ありますが、それらがあっても
充分気持ちを揺さぶられました。
エンドロールで岩井俊二さんの名前を
見た気がするんですが、絡んでるんで
すかね?love letterっぽい雰囲気あり
ましたが、、、その感じも僕好きなんで
ウェルカムでした。
いやー、「少年の君」俄然楽しみに
なってきました。なんで、武蔵野館さん
だけなんだろ?
沢山の方々にみていただきたい秀作です!
連ドラ見てたような気分
面白かったー! 舞台は広いのに(なにせ中国だから)そんな狭いとこでこしらえた三角関係が大人になっても続くの!?みたいな感じとか、ダイナミックな展開とか音楽の使い方とか、90年代ドラマっぽくてたまらん。銀行に彼氏が来てプロポーズするところのクサいセリフのやりとりとかね!
このエモいドラマのど真ん中にいるのが女と女っていうのがめちゃくちゃツボ。七月の母が、恵まれた人生を送っているように見えるのに、シビアなことをさらっと言うのがまたいい。女に生まれただけで地獄みたいな言いようなんだが、パパの立場は笑。
最後、「七月と安生」という小説がなぜ書かれたのか、その理由がよく理解できて、胸が熱くなる。
二人のビジュアルもお芝居も素晴らしかった。お互いがお互いのようになりたかった女の子たちだから、途中でいろいろと変化があるんだけど、どの段階の彼女たちもキャラクターや生き方をビジュアルやお芝居がめちゃくちゃ反映してて首がもげそうにうなずくよ。
安生を演じた周冬雨さん、決して派手ではないパーツ全部が小作りなお顔立ちで、メイクで変身感がすごいし、急に子どもみたいな顔をするときがあってずるい。七月役の馬思純さん、加藤ローサさんとか今井絵理子さんみたいな甘い顔立ちなのに、ショートが似合ってはっとする。このキャスティング、神がかりじゃなかろうか。あと、お名前(に使われている漢字)がイメージ通りで中国芸能界すげえな。
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