ノイズのレビュー・感想・評価
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藤原竜也&松山ケンイチの演技は実物
本作で最も注目すべきはやはり藤原竜也と松山ケンイチの魅せる演技だろう。島を守るため、家族を守るために人を殺めてしまった事実を隠蔽しようとする二人の演技には惹き込まれる物があり、これだけでも鑑賞する価値があると言える。
ただ、シナリオはやや難ありと言わざるを得ない。まずそもそも明らかに正当防衛であるのに殺人そのものを、しかもあろうことか真面目そうに描写されていた神木隆之介演じる駐在警察官が隠蔽しようと提案するのはいささか違和感を抱いた。永瀬正敏演じる刑事も彼らを論理的に追い詰めるというよりもパッションで追い詰めていくし、最終的に「ここまで逃げてきたならなんとでも言い逃れできるだろう」と思わざるを得ないシチュエーションで自首することになるオチもあまり納得できない。最後に取ってつけたように用意されたいわゆるどんでん返し展開もあまり驚きがなく、オチとしては物足りない。これを踏まえてこの作品を通して何が言いたいのかがいまいち伝わってこないし、サスペンスとしてもミステリーとしてもあまり褒められた出来ではない映画であった。
ただ前述の通り俳優さんたちの演技は本当に素晴らしいので、各俳優たちのファンであれば見る価値は十分にあると言える。
面白かったですよ、結構!
ノイズ、社会人最初の会社では回路部品の営業だったので電子回路から出るノイズを対策するための部品が大量に採用されると思わぬ売上アップになるためお客の設計や購買の方には申し訳ない顔をしながら心では嬉しかったことを思い出しました。
そう、思いもしないノイズの対策には皆んなが苦慮するのです。高齢化も進みノイズの存在すら頭に浮かばない平和な過疎の離れ島だからこそ外部からのノイズ対策には弱いのでしょう。
万全な水際対策なら江戸時代のごとく鎖国でもするしかないのかもしれませんが、食糧自給率がただでも低い今の日本で離れ島での鎖国的対応は命取りになりかねないでしょう。
でもストーリーが進むにつれ外部からだけではなく平和な世界にもノイズになりうる要素がたくさんあるのではないか?と思いました。この物語の本当のノイズはひとつだけではないようです。
結構辛い評価がたくさんありますが、私は面白く観られました。さすが今の日本を代表する俳優陣の演技にはここ最近の邦画の力強さを感じます。
藤原竜也さん、松山ケンイチさん、中でも神木隆之介さんは主役と言ってもいいくらい素晴らしい演技でした。交番でのラストシーンは見たくなかったです。
『千と千尋の神隠し』の湯婆婆を困らせる坊の頃から応援してた甲斐があります?!
※鶴田真由さんは恋人かお姉さんだと思ってました。
黒木華さん、夫を信じて支え続けるけなげさに胸が熱くなりました。
渡辺大知さんは『勝手にふるえてろ』で初めて知りましたが今回もいい味出してましたね。セカオワのフカセさんしかり多才なミュージシャンがたくさんいらっしゃいますね。
あと憎たらしいくらいの永瀬正敏さんはさすがですね。『あん』でのてんちょさんをはじめ永瀬さんが出ると映画そのものが締まります。またキャストたちを撮影したカメラマンとしての作品も見てみたいものです。
失礼かもしれませんが酒向芳と柄本明の親子は本当にいたら濃すぎてちょっと困りますね。
ただストーリーとしては後味の悪さが口の中に残る結末ですね。
なんとかならなかったんでしょうか?原作通りなんだと思いますがなんとかしてほしかったとつくづく思います。
でも総合的には面白い作品で個人的には楽しめたので、もっと皆さんのいい評価レビューが読みたいですね。
※関係ありませんがロケ地のひとつ『篠島』で昔吉田拓郎さんがライブをしたこと、皆んな知らないだろうなぁ。半世紀近く昔ですから!
前半戦でワクワクドキドキ、後半フラット
はじまりは、些細な(些細では無いけど)嘘から。そこから、どんどん展開していくストーリー。どうなるのか、どうするのか。一人一人の思考も違い面白い。
ただ、最後がなんとも言えない。解決編?はとてもあっさりだし、エピローグもなんとも言えない感じ。大どんでん返しってほどでもなければ、見終わったあとのスッキリ感もほとんどなし。
ただ、みんなの演技がうまいのと、始まりから中盤までの勢いやとりあえずのまとまったストーリーがあったので、可もなく不可もなくそこそこには面白いって感じ。
カサブタ剥がしたくなるけど剥がしちゃダメダメ
藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介の3人だけでもなんて素晴らしいキャストなの!
と思うのに、黒木華、永瀬正敏、柄本明、余貴美子、寺島進まで揃えてきた。
芸達者たちのお得意芸がいーっぱい観られます。
あー!それっぽい、その演技得意でしょ。ピッタリ!ピッタリ!
藤原竜也は黒いちじくで村を興せる村の救世主。熱い泣きの演技は見どころだ。
松山ケンイチはワイルドな漁師。
神木隆之介は弟的な嘘のつけない警官。
黒木華ほど素朴な農作業姿が似合う女優はいない。
永瀬正敏はセリフが少なく無口で鋭く執拗なやな刑事。
柄本明はちょっとボケて来てるようで実は鋭い老人。
余貴美子は私欲にまみれたパワハラ市長。
寺島進はイノシシをひいた交通事故を見逃し、村人の傷のためにはカサブタになれなんて言っちゃう融通の利く駐在さん。
皆さんサラッとクセのある役を完璧に演じていてお見事!
そんな中、1番の驚きは渡辺大知だ。幼女レイプ犯だなんて意外なキャスティング。彼はこんな役もできるのか!
そして、綺麗すぎる鶴田真由は神木隆之介の恋人か姉に見えたが実は母親だったことにも驚いた。
渡辺大知演ずる犯人は藤原竜也の娘の自転車に乗ってスマホでいかがわしい動画を観ていたところから、娘がなぜ無事だったのが不思議でならない。
そこがどうしても気になる。
娘はひまわりの絵や遊園地の絵を描くほど天真爛漫だからレイプは されてないと思われる。
遊園地に行くのも家族3人じゃなくて4人なんだなとしみじみ。
島という閉ざされた村での村人たちの結束は半端ない。
舞台が島だったのが良かったな。
次々とえー!えー!っていう展開になり、なかなか楽しめた。
感動がない
原作の良さが全くない。
キャストは良いのに、映画用のシナリオに感動がない内容になってしまって、終盤、全く面白味がない。
マツケンを大事に?犯人は奴だけど島民だから優しくしてねって意味か?
理解できん。
何でもノイズになり得る
◉ノイズを探した
キャッチコピーは「殺した。埋めた。バレたら終わり。」で、サスペンス・スリラーの王道。そしてタイトルが「ノイズ」。であれば、完全犯罪を揺るがす、推理の不協和音がテーマかと思いましたが……。
関わった3人の青年たちの、罪への心の葛藤をノイズとは感じなかった。そこまで明確な心理描写はなかったと思います。
また、犯罪の綻びを突いて真相に迫っていった県警の刑事たちも雑音ではないし、島の人たちの口裏合わせの綻びも、ミスではあってもノイズにはならない。
では、何がノイズだったのか? と言うより、何に対して生じた雑音だったのだろう?
◉ ノイズは黒い特産品?
最初に不安な雑音として感じたのは猪……ではなく、やはり少女殺しの変質者。次は徘徊老人と町長。
町長の5億円発言は、島民の心に大きく入り込んでいく。
藤原竜也さん演じる圭太は、娘を変質者から護るために「うっかり」犯人を死に至らしめた。量刑の大きな要素があるのに、ためらわず3人掛かりで死体を隠匿しようとした。
ここは筋書きとしては不自然感は免れなかったとは思いますが、とにかく生真面目な男が「黒イチジクの栽培者」と言う重圧から隠匿を決めた訳です。
つまり「島の発展」を象徴する黒イチジクこそが、一番の強烈な雑音だったと言うのが、私の中盤の結論でした。それは自己防衛本能で凝り固まったような島で、人々の心に大きく響く雑音だった。
◉締めのノイズ
ところが、隠匿が明るみに出るにつれて、ノイズの様相が変わってきた。島対個人の不協和音から、個人対個人のノイズが掻き鳴らされる。ここまでは序章で、ここからがメインテーマだったと言うのは考えすぎでしょうか?
松山ケンイチさん演じる純にとって、加奈を奪った圭太だけは絶対に許せない人生の雑音だった。親友だからこそ鬱陶しいが、殺意には至らない。ならば島から消えて欲しいと言うのが、彼の本音だった。ようやくミステリー感が染み出した訳です。
で、黒木華さん演じる加奈はいつしか、圭太の栽培に懸ける熱情も、純の変わらない愛情も、もう雑音にしか聞こえなくなっていた。狭い島の中で、男たちや老人たちの身勝手には付き合えない。もう出て行こう。何かサバサバした顔つきで廊下を辿る圭太。
観てきた者は、遣りきれなさを一つの満足感のように胸に抱いて、シアターから去る。
平和だった島が一人の男で狂い始めた…
豊かな島で暮らす2人と警察官が元受刑者の男を殺したことで事態は急変します。
県警にも巻き込まれ最終的に警察官が自殺しどうなるんだろうと思いました。
特にラストの自白の所で全てを話した幼なじみによって本当の裏切りがこの人とは思いませんでした…
エンディングを変えれば、別のジャンルの映画になってたか(完全ネタバレ)
殴り倒したのは子供を守る父親として当然の行動なんだから、正直に警察に行けば罪は軽い、大丈夫だよと思っていたら・・・。あらら、正当防衛のはずだったのが、変態男が子供に何ら関係してなかったのが判明して、単なる殺人に。ま、実際には過失致死だけど。でも島発展のためには捕まるわけにはいかないと言われ、なんとか変態男の遺体を隠さなければならない、隠蔽して何も無かったことにしようと。しかし、その後どんどん状況が悪くなっていく。偶発的なトラブルでますます死人が増えてしまう、という、書くだけなら、ブラックコメディーにもなりそうな題材。これが本なら笑えそうなストーリー展開で楽しめそうだな。でも、演者のいる映画だと、主人公らと一緒になって、どうするんだ?どうすれば良い?とハラハラ。でも、どんどんドツボに向かっているのがわかる。また、それぞれの演者も上手いわ。で、島民も協力してなんとか成功するのか、え?バレてしまった?どうなるんだろうと思ってたら・・・。
まさかのどんでん返し。このどんでん返しは私には全く予想外。あの男は邪魔者を排除できるかもと、主人公が誤って殺してしまったのを見てから気づいたのね。でも始まりは、何かの役に立つかと履歴書を見つけた時だから、映画のオープニング近くからだわ。実際にはもっと前から執着していたらしいことが暗示されるけど。こわっ。ある執念を燃やし続けていた粘着男だったのか。なら、あの部屋の病的な壁を写した場面でエンディングにしてれば、もっと良かったと思う。で、ニヤリとでもしてたら。ドス黒い変態が実は別に居たという、予想もしてなかったサイコストーリーで星の数増やしてたと思う。
ところで、終盤でのあの、主人公がわかってたんだよ、なにかしていれば良かったみたいなセリフを言うところ、ホントか?実はハメられてたのがわかる機会は無かったじゃないの。履歴書がよそから庭に持ち込まれていたのを知らないじゃないか。また、この場面で今までのサイコ犯罪映画ででもいけた話がなにかごちゃごちゃした印象に変わってしまったなぁと感じる。主人公は勘ででもお見通しでした、としなきゃならん?この場面は不要だわ。むしろ、無いほうが良かったんじゃないか。繰り返しになるけれど、あの壁の場面で終わっていれば、全く違った印象の映画になっていたと思う。惜しい。ちなみに、最後の最後の場面は絞首刑台へ行く途中だったのかな。町長死亡のを余分にかぶったわけだから。しかし、執行は明け方らしいから、単なる面会からの帰りか。あれが行く途中なら、それはそれで印象的なエンディングだけどね。
黒イチジク農園1軒だけ?
過疎化が進み黒イチジクで地方創生をしようとする愛知県の離島、猪狩島に怪しく危険な男がやって来たことで不穏な状況に陥っていて行く話。
あらすじに結構なところまで書かれてしまっているけれど…。取りあえず失踪した保護司と元受刑者を捜しにやって来た刑事が、まあ随分と疑ってかかりまくること。
保護司を殺ったのは元受刑者だと踏んでいるんですよね?
確かにその後も主人公達や島民に不穏な出来事や怪しい気配はあったし、何から何までリアルにしてくれとは言わないけれど、何一つも証拠は無いし、何なら保護司の件以外は事件にもなっていない状況でやりたい放題ですね。
そんな状況からのプレッシャーだったり猜疑心だったりから産まれる焦りや不和等の機微はとても良かったんだけどね。
最後もそれっぽい感じは確かにあったから、その展開はまあ良いとして、後出しでみせたものは何が言いたい?それってまだトラブル、しかも元々は事故、が起きる前に準備してたんですか?何故?
もう少しちゃんと作り込んでくれたらねぇ。こういう話は好きな部類なんだけどねぇ。
途中までは傑作
藤原竜也
松山ケンイチ
神木隆之介
日本を代表する若手俳優陣
今後も日本映画を支えて
いくことでしょう
・・しかし近作のこの人たちの
出演映画にまるでいい印象がなく
今作でだめならもうパスして
いこうかなと思っておりました
・・でどうだったかというと
この映画は良かったです
各々のキャラクターが
ぶつかり合うことで
上手く分散化されてる感じでした
犯人を事前に明かす
倒徐物としては粗はあるものの
マズマズ見ごたえのある
映画だったと思います
中部地方の過疎地ながら
平和な島である猪狩島
(ロケ地は篠島のようです)
ある若者を乗せた老人が運転する軽が
港から入ってきて「いずみ農園」
を訪ねる途中でなんとその若者は
老人を後ろから絞め殺して車を放置し
島をぶらぶらし始める
穏やかでないところから
始まります
その農園を経営するのは
島の若者「泉圭太」
両親を事故で亡くしつつ
若いながら黒いイチジクを生産し
島おこしには政府の助成金も
交付されることがほぼ決定
今や島の命運をも握る存在
幼馴染の妻子に恵まれ
人手が足りないながら親友で
猟師の「田辺純」も農園を
手伝ってくれて希望に満ちた
日々を送っています
そしてこの島出身ながら
警官として着任する守屋真一郎
彼は前任の岡崎からは
「島が血を流すならお前が
瘡蓋(かさぶた)になれ」と
法規にとらわれない島の為になる
執り成しを覚えろと
最後にアドバイスされます
これが悲劇の始まりとも知らず
冒頭の男小御坂は島をフラフラ
しながら庭でままごとをしている
圭太の娘恵里奈を見て性的興奮を
しています
その後帰ってきた圭太は恵里奈が
いなくなったことに気が付き
純と真一郎に連絡して
島中を探し農園に行くと
恵里奈の自転車に乗りわいせつな
動画を見ていました
えりなに何をしたか問い詰め
圭太ともみ合いになると小御坂は
コンクリートに頭を打って
アッサリ死んでしまいます
その後恵里奈は妻が近所の家に
言ってたと見つけてきました
3人はこの死体をどうするか
悩みますがこんな危険な奴を
探しにくる奴はいないから
隠そうと瘡蓋になれと
言われた真一郎が言い出します
純と圭太も同意しひとまず
死体は純の家の納屋の
猪を保管する冷凍庫に隠す
事にします
その現場を純の家の近所の
認知症のじいさん庄吉に
見られますが猪だとごまかします
場面は変わり最初に殺された
じいさんの家に変わります
じいさんは犯罪者の更生や
生活支援をするボランティア
だったようで現場を捜索する刑事
畠山はテーブルの上に残された
いずみ農園の切り抜きを見つけます
畠山はその猪狩島を訪ね
圭太らにじいさんと小御坂に
ついて尋ねますが当然知らないと
言います
畠山はあまりに恐怖を感じていない
二人にコナンばりに違和感を
感じますがするとそこで
殺されたじいさんが発見され
小御坂が島に潜伏している可能性
が事実となり県警もやって来た
事で圭太らは焦ることになります
するとその工作をあれこれやっていた
おかげで圭太は交付金の件で島に
やってきた役人と面会する約束を
すっぽかしてしまい町長は激怒
圭太を連れてこれなかった
秘書に保険金かけて死ねとまで
なじります
町長も普段は大人しそうですが
5億円の交付金に完全に目がくらみ
庄吉に何かやってると聞きつけ
純らが死体を囲んでいる場に
押しかけてきます
で町長はまた「島を守るために」
信一郎に罪を被れとか
純はこういう時くらい役に立て
しまいに圭太にも農園は引き継ぐから
島を出ろとかムチャクチャ言い始めます
そして町長はその部屋を出ていこうと
したところでナタを持った庄吉に
襲われてスタンガンで応戦し
もみ合いになりますが
純がスコップで町長の頭を殴り
庄吉も心臓発作で死んでしまいます
死体は3人になってしまいました
・・この映画この町長乱入までは
傑作だと思って見てましたが
この急展開で印象が悪くなりました
圭太らが小御坂と会った・殺した・
処理しようとしてるという
折り入った部分を認知症の庄吉に
聞いたとパッと片付けてるんですが
随分乱暴
丁寧に描写してきた物が台無し
まあ漫画のエピソードを凝縮せざるを
得ないんでしょうけどちょっとね
庄吉がナタもって来る意味も
あんまりわかりません
認知症では説明できてない
そもそも小御坂も性犯罪者と
言うよりは知的障碍者みたいな
演じ方なんですよね(漫画版では
もう少し知能犯的みたいです)
この映画ここまでは
名作のムードすら感じるんですが
町長と庄吉のもみ合いから
一気にどっちらけです
だんだんこの映画
キャラ付けのいい加減さが
バレてきます
まあいいや
で3人の死体を前にまたどうするか
町長がいなくなれば大騒ぎで
圭太は島を守るためにお協力して
くださいと庄吉の家族に土下座して
頼むとかかりつけの先生も
心不全で片付けてくれるはずだ
と乗ってくれました
町長は漁船から落ちて死んだことに
するために秘書の所へも
事情を説明し協力を仰ぐと
「圭太君がやってくれなかったら
私が殺していた」と逆に感謝され
全面協力
翌日町長の死体は手はず通り
溺死体で発見
小御坂がやったように警察は判断
しますが畠山は偽装だと疑います
この畠山の疑いっぷりもあんまり
上手くない気がしました
この映画の展開はいわゆる
コロンボや古畑のような犯人を
最初に明かして追い詰めさせる
「倒叙物」と言われるものですが
あまりに畠山が最初から事実を
知っているかのように的確に
動き過ぎな気がしました
さっきの町長と同じです
コロンボはちゃんと捜査を進めながら
堀を埋めていくし
古畑はミステリー然と割り切って
最初から犯人を知ってるんじゃ
ないかってのを半ばネタ化して
第四幕を使ったりするんですが
そのへんが下手でしたね
スリルがなくなってしまいます
それはおいといて
畠山は聞き込みを開始しますが
だんだん島も「協力者」が増えてきて
いますから警察を疎ましがる態度に
変わってきて畠山はイラつき
消えゆく島の住民はこうだと
吐き捨てて帰ろうとすると
真一郎がつい「小御坂の死体が
せめて見つかれば住民も安心する」
と畠山に言ってしまうと
「なぜ死んでいると思う」と
また怪しまれてしまいます
真一郎はもう嘘をつく自信がない
と純らに漏らします
でも新人警官なんだから
そりゃそうです
それを察知した純は
「真一郎に黙って」
死体を農園に埋めようと
圭太に提案します
最初にもう調べているから安全だと
その後漁船の件で畠山に取り調べを
受けた秘書が「今晩しし鍋をどうですか」
と持ち掛け「最近とれた猪か?」と
畠山が聞くと「車に轢かれた猪です」
「今は禁猟期なので」と言ってしまうと
畠山は純の家の冷凍庫の中だと勘づき
真一郎に連絡して向かわせます
そして押し込んで冷凍庫を開けると・・
猪の死体でした
畠山は圭太に直接もう何を隠している
と直接問い詰めますがそこで
銃声が鳴り響きます
それは…
真一郎が駐在所で
小御坂と町長殺害の罪をかぶり
拳銃自殺したのでした
純が死体を移したことを
告げていればこうはならなかった
かも知れませんが
真一郎がもう嘘をつき続ける
事が限界だった事に純が
配慮してしまったのです
真一郎が残した動画を確認した
畠山は真一郎が3人でやったと
自供しているとカマをかけますが
圭太と真一郎はひっかかりません
皮肉にもそれが3人の絆だから
でしょうか
徐々に島民は真一郎の自殺に
騒然とし警察へ怒りが
矛先に向き始めた頃
町長を発信元としたメールが
島民一斉に送信されます
そこには
"遺体はイチジクの下
犯人は泉圭太"
とハッキリ記されていました
誰が?
徹底的に掘り返される農園
若木のビニールハウスの中で
追い詰められた圭太と純
誰のしわざだと疑心暗鬼に
なりますが圭太はついに観念
圭太が自供して事件は解決・・
・・してしまっていいのかな?
実際町長撲殺したの純だし
純が何もなくそのまま生活
してるのはすっごい違和感が
あります
でも純は昔から思っていた
圭太の妻も島民からの期待も
みんな一人でもっていってしまった
そこへきて純は何も期待もされず
何もない
メールを送ったのはもう誰か
わかりますね
圭太が純が町長を撲殺したと
自供すればそれで終わってしまう
立場ですが圭太は純の気持ちを
昔からわかっていたようです
最後の恵里奈の日記は何か
深く意味するものが
あるのでしょうか
でそのまま終わっていくのですが
それでいいんでしょうか?
てっきり純は最後猪に襲われて
崖から落ちて死ぬとか言う末路が
あるのかと思ってたら何もなし
良かれと思ってする事が
更なる悪夢を招く事もあるが
良かれの奥底にある欲に
勝てないという無常さが
言いたい作品なら
純も最後はそれなりの贖罪を
しなければいけないんじゃ
ないかなと
圭太もそんな長い刑期に
ならないでしょうし
戻ってきたときにどうなるんだろう
と考えてしまいます
観てすぐは先入観が良くなかった
せいもあり割といい印象だった
のですがこうして書き起こして
みるとあんまりいい感想じゃ
なくなってますね
自分も判断がつきかねています
ので一番つけたくない
中庸な2.5点としました
何か腑に落ちないオープニング
事件が起こってからの登場人物たちの行動に理解できる点はあるのだが、どうしてこの島に保護司が彼を連れて来たのか?っていう根本の疑問が頭の中に湧いてきました。
一般的に考えて訪問先に連絡せず、彼を連れてきた感がどうしても拭えなかったです。
彼が来ることを知っての彼らの行動だとしたら、何か辻褄が合わないように思えてならなかったです。
その点が最後まで払拭できず終わりました。
また胡散臭い国の役人やキレる町長などを出すならもっと振り切った感じにした方が良かった気がします。
ノイズ渦巻く人間模様に気を付けよ…
再びベストセラーコミックを基に、藤原竜也と松山ケンイチが『デスノート』以来の共演。これだけで見たい!…と思った。
さらに藤原と『るろうに剣心』で共演している神木隆之介も参戦。
話も面白そう。人間の暗部があぶり出されるかのようなヒューマン・サスペンス/ミステリー。
見応えたっぷりの今年最初の邦画の期待作!…であった。
率直な感想。
つまらなくはなかった。それなりに見応えはあった。
しかし、期待したほどでは…。これについては追々と。
あたかも正常音と雑音/不協和音入り交じるような、良かった点もあれば難点も多々の何とも言えぬこの感じ。
正常音(良かった点)。
設定や話はいい。原作コミックから脚色もされているようだが…。
本島からぽつんと取り残されたような孤島、猪狩島。のどかで事件など何一つ起きない平穏な島だが、長年過疎化に苦しめられていた。
そんな猪狩島は最近、黒イチジクの生産で全国ニュースで取り上げられるなど注目を集め、それが高く評価され、国から“地方創生推進特別交付金”として5億円の支給が内定し、島民は島の発展と明るい希望に沸きに沸き上がっていた。
その黒イチジク生産を始めたのは、島で生まれ育った青年、圭太。幼馴染みで手伝ってくれる猟師の純、圭太の妻・加奈と幼い娘・恵里奈。
圭太と純と加奈は早くに親を亡くし、この島と島民たちに育てられた。
島が俺たちの全て。島を守っていく。その為だったら…皮肉にも。
原作コミックでは限界集落らしいが、孤島にした事により孤立感が際立つ。また原作コミックでは圭太は妻子と離婚調停中らしいが、仲睦まじい家族。もう一つの守りたいもの。そして、そんな幸せ彼らに密かに視線を送る者…。
島只一人のベテラン駐在員が島を去る事になり、着任してきた新人駐在員の真一郎。元々島生まれで、圭太と純の弟的存在。
前任者と入れ替わり直前の勤務初日、老人の運転する車が野生のイノシシと衝突事故。届け出をしなければならず、真一郎は真面目に行おうとするが、先輩は事を穏便に済ます。
免停にでもなったら島での生活は困難。真面目もいいが、島や島民を思い、時には忖度も必要。“かさぶたになれ”。
その言葉を胸に深く受け留める真一郎。
それは正しかったのか、履き違えだったのか…?
後の彼の精神の重荷になる事に…。
人物設定や物語の入りは悪くない。
そんな3人の前に立ち塞がった人物と事件…。
島に現れた一人の男。一緒に来た中年男性を突然殺害。
島をうろついている所を、圭太と純が目撃。不審がる。
恵里奈が行方不明に。探している途中、圭太は黒イチジクのビニールハウスに例の男が居るのを見つけ、問い詰める。純と真一郎も駆け付ける。
激しく揉み合いとなり、圭太は過って突き飛ばし、男は打ち所が悪く絶命してしまう…。
人を殺してしまった…。
動揺する3人。
出頭しようとする圭太。正当防衛が認められるかもしれない。
反対する純。そんか事をしたら島もお前もお前の家族も終わり。畜生ッ!これからって時に…。
そこで真一郎が思い付く。“かさぶた”。
3人はこの死体を隠し、何事も無かった事を決める。
こんな何処の馬の骨か分からない男を探しに来る奴なんて居やしない…。
本島から二人の刑事がやって来た。
消息不明となった中年男性の行方を、娘から依頼されて。僅かな手掛かりから足跡を追い、この島に。
素性が判明する。
中年男性は受刑者保護司。
そして男は、元受刑者。幼女強/姦殺人犯。
圭太の黒イチジク農園へ就職を求めに伺いに来た矢先の事だった。
戦慄するも、知らぬ存ぜぬを決め込む3人。
イカれた殺人犯が一人死んだくらい…その考えが愚かだった。
中年男性の死体が発見され、殺人事件に。
本島から警察が続々とやって来て、未だこの島に潜んでいるであろう男の捜索が開始。
死体を隠し持っている3人は…。
島の平穏が崩れ始めていく…。
死んだ男の存在は、島にとって“ノイズ”。
これがきっかけとなり、島の“ノイズ”があぶり出されていく…。
3人が死体を運んでいる場を目撃した老人。
その老人からこの一件を聞き出した町長。とんでもない提案を言い出す。
真一郎が正当防衛として罪を被る。圭太には島を出てって貰う。
黒イチジク農園は私が引き継ぐ。誰がやったって同じ。黒イチジクは交付金を貰う為だけにあればいい。全ては島の為…いや、交付金の為か。
町長は部下にも威圧的なパワハラで、腹黒い。
受け入れられる筈などない3人。
そこへ突然乱入してきた老人。町長と揉み合いとなり、両者は死亡。
老人は絶命寸前、この島を守ってくれと言い遺す。
3人だけではどうしようもなくなり、島民たちにも事情を打ち明け協力して貰う。老人の息子夫婦、医師…。口裏合わせ。
皆、島を守る為…と言ったら聞こえはいいが、余所者は敵という仲間内だけの狭い連帯感。
傍目は平和で人も良さそうだが、その実は、黒い人間模様。
これらもある意味、“ノイズ”。
刑事・畠山が皮肉的に言い放った「滅びゆく町」に、哀れかな同調してしまった。
藤原×松ケン×神木のケミストリーはさすが見応えあり!
藤原は堂々としたリーダー格。
松ケンは人の良さそうな性格の中に、複雑な内面。
神木は今にも心折れそうな若輩者。
各々の役柄がイメージにもぴったり。
他キャストでは、
黒木華は田舎の若妻がハマり過ぎ、何の違和感も無くナチュラルに溶け込み過ぎってくらい。
パワハラ腹黒町長の余貴美子の嫌悪、事の発端である殺人犯の渡辺大知のキチ○イっぷりはインパクトあり。
それから序盤のみだが、珍しく眼鏡を掛け穏やかな性格のベテラン駐在員の寺島進も良かった事を追記しておきたい。
…と、まあ、良かったと素直に言えるのはこれくらいかな。
題材/設定、キャストの演技、物語は中盤くらいまで。
後は…
雑音/不協和音(イマイチな点)。
多くの方が言っておられるように、難点やツッコミ所が目立つ。
まず思ったのは、冒頭。殺人犯が保護司を殺害するが、保護司もちと無用心じゃないかい…?
畑のド真ん中に保護司の死体と車を放置。丸一日誰も気付かないの…?
本題の3人による殺しと隠し。余りにも浅はかな後処理。…まあ、彼らの愚かさを表しているのであれば。
町長の死体の偽装も安直。
永瀬正敏演じる刑事・畠山。早々と3人に目を付け、追い詰めていく“名刑事”のようだが、実際捜査らしい捜査してないような…? 俺は初めから分かってる…みたいな。時代錯誤な典型例な昭和刑事ムードがちとこっ恥ずかしい。
話も中盤くらいまでは悪くなかった。
開幕から不穏なサスペンス雰囲気。
3人の動向、あぶり出される黒い人間模様のコミュニティー、ボロや粗が手始め、運命の歯車が狂っていく…。
自分が犯した事に耐えきれなくなった真一郎は、あるビデオ映像を遺し、自ら命を絶つ…。
そこまで見応えあり、話的にもそうブレていなかったと思う。
だけど、それからが…。
終盤、もう一つの“ノイズ”。思わぬ人物が…。
子供時代のエピソードでそれとなく“仄かな想い”は挿入されてはいたが、何と言うか、あれほどTVの番宣などで“絶対ネタバレNG!”なんて大々的に言ってた割には、そういうオチかと…。“新感覚サスペンス”には失笑。
期待外れ…とまでは言わないが、期待していたものと違った。
ちょいと辛辣に言ってしまうと、どんな作品だった? どんなオチだった? ズバリ感想は?…と聞かれても返答に困る。
一応の終結だが、釈然ともしなかった。
観たのは数日前。仕事とか忙しくて、ようやくレビュー書き終えたけど…
何だかもう、作品自体うろ覚え…。
私の頭の中こそが“ノイズ交わり”だった。
どこかで歯車が狂ってしまい、多くの人を巻き込んでとんでもないことになってしまった作品
面白くなりそうな設定(原作あるんだ)を活かすことができなかった脚本と演出、ノイズとしか思えない音楽、風光明媚な島の風景を美しく撮れない撮影と意味なく後ろからついていくカメラワーク。
どこかで歯車が狂ってしまい多くの人たちを巻き込んで、とんでもないことになってしまうストーリーを地で行ってしまったような作品。
タイトルが出るまではテンポも良く、登場人物も次々と紹介され、コーエン兄弟の「ファーゴ」のような、事件に振り回されて愚かな行動に走ってしまう人たちの滑稽さ、を描く悲しい喜劇を期待してしまったが、期待した方とは違った方へ向かっていた。多分、ベテランのキャスト陣もそのつもりで大真面目に演じていたんじゃないかな。
この話で感動させようとしてたのかなぁ。
期待していただけに残念。
3人の共演は良き❗️
藤原竜也さん 松山ケンイチさん
そして神木隆之介くん
この3人が共演すると聞いた時に
絶対に観たい❗️と思った作品
この3人の共演は良きです👏👏
デスノート以来の藤原くん松ケンの共演で話題にもなり
早く観たくて待っていました。
神木くんも結末は残念だったけど…
いいボジションで良き~👏👏
他にも町長の余貴美子さんの演技にはクスリと笑わされ…柄本明さんとの絡みも予想外でした。
予告で見ていた3つの死体の謎が分かり
意図も簡単に殺人が行われていた事にも意外でした。
そしてラストも『そうきたのかぁーー』という結末でした。
幼なじみの話としては、ありがちな結末なのかもしれなくて、注目していた凶悪犯の殺人隠しにばかり目がいってしまったけど…
男の嫉妬は恐ろしいなぁ~という気持ちになったわ💦
人によりけり
さまざまな捉え方ができる映画。内容自体を理解するのにはそこまで苦労しないだろうが、深読みをしようとすればどこまでもできる作品。ノイズはケイタを売ったジュンとも取れるが、事件のきっかけとなった元受刑者•ケイタ、隠蔽しようと言い出したシン、いちじくを産業として何が何でも売り出そうとした町長、ケイタに無言の圧力をかけてしまった町の人、ジュンの嫉妬のきっかけとなったカナ、全ての人を見る側によってはノイズということができる。人のそれぞれで価値観は変わるということを伝えたかったのでは?と考えた。演技に関しては流石演技派の俳優陣という感じ。特に余貴美子はレベチ。またBGMがどの場面でものどかだったので、シーンによってはとても奇妙、不気味に感じた。
面白くなるはずなんですけどねー
猪狩島で、誤って怪しい人物を殺してしまった3人が、それをなんとか隠蔽しようとする物語。
「デスノート」依頼の藤原竜也と松山ケンイチのタッグで見応えあるはずなのに、なぜか全体的に終始盛り上がらないし、ハラハラしない。
納得いかないシーンが連発するからなのか?
まずは、3人のうち1人は警官なんだから隠蔽には向かわないでしょ。もう少し葛藤が必要では?
次に、いきなり柄本明が、ドアが開くと同時に殺害に来ないでしょ。せめて聞き耳たててるカットが欲しいわ。
家の前に、履歴書落ちてます?何日も経ってますけど。
永瀬正敏、態度悪すぎで、好感持てず。
そして、ラストのオチ。もっとうまい見せ方できないかな。
などなど。
残念でしたわ。
シリアス×スライディング土下座
この手の邦画サスペンスは当たり外れ、特に外れ気味の作品が多い印象で、今作も期待半分不安半分で鑑賞してきました。ありがたいことにムビチケが当たったのでそちらで。
今作、だいぶ批評的には否寄りになっていますが、自分はとっても楽しめました。128分とは思えないくらいあっという間の時間で、観終わった後の頭の中はノイズでいっぱいでした。
まずなんといっても役者陣の圧倒的な演技力。「デスノート」で敵対した藤原竜也さんと松山ケンイチさんが今度は親友というポジションにおさまるというのも妙にニヤついてしまいますし、その2人の嘘をつきながら普通に生活をするという演技がとにかく凄かったです。挙動の怪しさを見せず、家族とも島の住民とも普通を過ごしている姿に狂気を感じました。淡々と、それでも内心島という呪いにかかっているように執着・依存していく姿がとても悍ましかったです。その2人の演技合戦ももちろん素晴らしいのですが、神木隆之介さんもさらに光り輝いていました。嘘をつき続ける状況で、嘘をつき続けれないと気を病んでしまった島唯一の警察官がこちらも淡々と狂っていき、予想だにしない結末を迎えるという読めた展開でありながらも、そうなって欲しくないものになってしまったという恐怖がそこにはありました。渡辺大知さんの行動だけで分かるヤバいやつ・嫌なやつな雰囲気も最高でしたし、柄本明さんのイカれ爺さん具合も最高でしたし、余貴美子さんの脳裏に何度もよぎる狂った町長もまた最高でした。永瀬正敏さんの渋い刑事が事件の状況を冷静に見ていて、観客側の視点とマッチしていたのも見事です。
中身は誤って殺してしまった元受刑者をどうにか隠蔽しようという中々シンプルなものですが、このシンプルさがまた良い味を出していて自分好みでした。特に村社会の悪さや何かへの依存を強く描いているのも面白かったです。集団意識で部外者を追放しようとしたり、神みたいに主人公を崇めたりと、とにかく不気味でした。段々と嘘が多くの人にバレていき、「島を守るため」に動いていたはずなのに、最終的には何も守っていなかったという絶望。リアルにここで涙が出てきてしまうほど胸がキューっとなりました。その後の展開もまた恐ろしく、親友の部屋に主人公の奥さんの写真がビシーッと貼られまくったシーンはゾクゾクしました。どこからが伏線だったのか。原作と映画をまた見返して確認したいと思います。
鑑賞日 1/28
鑑賞時間 15:50〜18:10
座席 G-14
殺して埋めて
友人が観たいと言うので、ストーリー聞いたら好みだったので行った。
イチジク農家??あれ、これライン漫画で読んだことあるぞ???って気づく。
あー、神木くんがこの役か…と悲しくなる。追い込まれて自殺しちゃうから。
藤原達也と松山ケンイチの映画って大体スベってる映画多いから、全く期待せず。
藤原竜也が案外ふつーで、ふつーに映画観れた。マツケンは年齢重ねるたびに良いのではと思った。
昔大好きだった永瀬正敏が出てて、うわぁー歳とったなぁって思いながら観てた。刑事役が鬱陶しかった。坂東三津五郎に似てた。
漫画じゃ町長が男だったよーな。途中までしか読んでないからラストどーなるの?って感じだったけど、マツケンのラストびみょーーーだった。
いやはや、余貴美子いらなくないか。一段と安っぽい作品になった感じが。殺されるシーンはギャグかコントに思えた。
1900円で観る映画じゃねぇ。
脚本、演出、監督さん、ホントにちゃんと仕事した?
小説だけでいいと思います。
もしちゃんとこの豪華キャストを
使って名作を作りたいなら、
ちゃんと仕事をして下さい。
それに尽きる。
小説と当作の台詞の乖離が激しい。
カメラワークはどこかで見たことあるもの。
演出はくさすぎる。
これではどんな名優でも演技力でカバーできないと思います。
お願いです。
ちゃんと映画を作って下さい。
正義で守れるか
「ネタバレ厳禁!」と事前にテレビCMで観ていたのでどんな仕掛けがあるのかと思っていましたが、思った通りの流れでした。
物語とはいえ、履歴書に指紋ついてるでしょ……とか、警察の捜査が杜撰では? と気になる点がちょこちょこ。
映像は引きの撮り方が多くて、閉鎖的なコミュニティに対し傍観者として観る演出なのかと思いました。
また、ほぼラストのシーンで「あいつの本音を無視しつづけてきた」と圭太が言います。
「そんなことですべて罪を被るのか」とも思いますが、あの島が彼らにとってのすべてであり、狭い思考や少ない判断材料で完結させようとしているように感じた。
誰かに頼るとか広い視野をもつことはできない環境だったのではないか。
行き過ぎた正義や未熟な正義では何も守れないのかもしれない。
スタンガンVS斧VSスコップのシーンはテンポがよくて面白かったw
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