「悪い作品ではないのですが、少し違和感を感じる惜しい映画」ノイズ すみれ7878さんの映画レビュー(感想・評価)
悪い作品ではないのですが、少し違和感を感じる惜しい映画
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キャストがデスノートの藤原竜也と松山ケンイチ。そして神木隆之介などなど、名優ずらりの豪華キャスト。これで期待するなと言う方が無理でしょくらいの豪華キャストです。実際俳優さんたちの演技には文句がないです。
しかしストーリーに関しては、以下の疑問を持ちました。
・なぜ保護司のおじさんがいきなり元殺人犯の小御坂をこの島に連れてきたのか。普通に考えるとこういう人なんだけど会ってみてくれないかと農園オーナーの泉君に事前に相談すると思うのです。まずそれが疑問。
・そもそも小御坂が死んだとき、守屋巡査が「なかったことにしよう」と言って、このような大事件にしてしまったこと。正直に言ったところで最悪でも過失傷害致死。つまずいて転んで死んだと言えば事故死。警官の彼が証言すれば正当防衛でも取れそうです。若くて新任だったから判断を誤ったと言えばそれまでですが、素人目から見ても、もうちょっとうまくやれるでしょうと。むしろ泉が小御坂に殺意を抱いて殺してしまったというような状況のあった方が流れとしては自然に思えます。それならば「なかったことに...」という行動に重みが出てきます。
・最後の流れから言うと小御坂が死んだときに「なかったことにしよう」というのは守屋巡査ではなく猟師の田辺が言うべきだと感じます。ただ、一連の田辺の行動は、一応どんでん返しになるのですが、ちょっと回りくどいかなとも思いました。
映画としては平均以上なのですが、少し惜しい感じを受けました。
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