劇場公開日 2021年10月8日

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「なぜ最後の場面での小野田の敬礼がないのか??」ONODA 一万夜を越えて tom blueさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5なぜ最後の場面での小野田の敬礼がないのか??

2021年11月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

潜伏の過酷さばかりが強調されていたように思いました。現実の小野田少尉は命令解除の折も
立派な敬礼をして、帯剣のまま命令解除式ののぞみ、当時のマルコス大統領に対し、刀を渡すという日本人らしい名誉ある態度でした。
映画のラストでは、そのような名誉ある小野田の撤収は表現されずに、ただ過酷な潜伏から解放された安堵や虚無感のみが表現されているように思えました。
小野田少尉の発見当時を知っている自分からすれば、消化不良の映画でした。

tom blue