「小野田さんの本と違う」ONODA 一万夜を越えて ゆゆゆさんの映画レビュー(感想・評価)
小野田さんの本と違う
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これはフィクション映画です。
史実に基づいていません。
小野田さんが書かれた、たった一人の30年戦争、と肝心の内容が違う。
まず、小野田さんはメモを残さない。日付、行動まで全ては頭の中に記録していたはず。中野学校でそのように指導された。敵に捕まったとき、証拠を残さないため。
左足に重症を負ったのは島田伍長だ。小塚さんではない。小塚さんの戦死は、住民にあんな槍みたいなもので殺害されていない。川じゃないし、銃撃で亡くなった。
なんで変えちゃうのか。
女性の殺害シーンもあったが、小野田さんは島の女性住民と子供からメッセージをもらっている。オノダは決して女性と子供には危害を加えなかった。安心して暮らせた、と。
帰国後の苦悩も映画にはない。
マスコミなどにも苦しめられた。
平和ボケした日本人と全く違う自分がそこにいた。本のお金でブラジルに渡り、ジャングルを開拓し牧場経営までされた。
小野田自然塾のことも描いてない。
良かったのは役者さんでした。小野田さんみたいだった。ほかもおおむねイメージに近い。
小野田さんは、この戦争は100年続くと聞いていたから30年生き抜いた。作戦を実行させようとしてた。
ルバング島の雰囲気、役者さんを楽しむフィクション映画ということでした。
これ見て勘違いする人がおられると思うと非常に残念です。
外国人が監督だからわざとでしょうか。
残念です。
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