「変わらない美しさは尊し」ONODA 一万夜を越えて　ちゆうさんの映画レビュー（感想・評価）

人の世は移ろうもの。
また、人の心も移ろうもの。

だからこそ、愚直に変わらない真っ直ぐな心を持ち続けたひとりの日本兵の崇高さに感動したんだと思います。

映画の件にもありましたが、

最後の日本兵、小野田さん、本当に、本当に、お疲れ様でした。

追記
小野田さんは本当は日本へ戻りたくてしょうがなかったんじゃないだろうか？
谷口さんを呼びに行かせたのも自分が沢山の部下を死なせてしまったのに自分一人だけが生きて帰還することに負い目があったからじゃないかと思う。
ルバング島で仲間と共にこの身を沈めたいと思う気持ちもあり、どこか心の踏ん切りをつけたかったんじゃ・・・
あのヘリから地上を見つめる涙目は日本兵として生き残る罪悪感の証のような気がします。