機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのレビュー・感想・評価
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せめて両澤さんが御存命であったなら…
今や数あるガンダムシリーズの中でも地上波で初めて触れた、私にとって良くも悪くも様々な思い入れが詰まった作品、それがガンダムSEEDです。
TV版の終了から早二十年、SEEDのメインライターを務められていた両澤女史の訃報からもはや永遠の幻の存在となっていた劇場版の制作発表にSNSなどのソーシャルメディアに衝撃が走りました。
しかし、そんな中で私の心中にあったのは一抹の期待よりも「大丈夫か?」という不安の気持ちでした…。
SEEDの続編であるDestinyが放送され、そしてソレが生んだ数々の賛否や批判、爪痕を見てきた当事者にとっては期待を持つことすら難しかったからです。
そして結論から述べてしまえば、私が抱いた不安は見事に的中してしまいました…。
劇場へ足を運んだ私の眼に映っていたのは「SEEDの名を冠した公式の同人作品」でした。
もっと有り体に云うなら「オタクのオタクによるオタクの為の同人映画」。
よく言えば王道、悪く言えば手垢塗れのストーリー展開にまるでSNSか何かで見た二次創作ネタから逆輸入したかのように印象の違う主要キャラ達、某水星の魔女みたくSNS映えを狙ったような一発ネタは序の口。
全編の隅々までオタクを喜ばせる所謂「お約束」ネタが仕込まれており、人物達が紡ぐ台詞の節々は従来の作品と比較しても特に中身も重みもなく、終始「お前ら、こういうのが好きだろ?」と言わんばかりの薄ら寒いギャグが連続しシュールなムードを孕んだ勢いのまま物語はキラとラクスが結ばれたとこで幕を閉じます。
ストーリーをざっくり説明すると…
「新しい敵出現→敵の罠で主人公チーム敗北→ヒロインを攫われて心折れた主人公を仲間が叱咤する→新しい力を手にいざリベンジ→敵を蹴散らして取り戻したヒロインと結ばれハッピーエンド」…
以上。
誇張でも何でもなく先も述べた通り、映画の展開は映画らしく本当に絵に描いた王道、悪く言えば叩かれるリスクから逃げたテンプレな脚本になっています。
王道が決して悪いのではなく、あまりに脚本がストレートで中身がないのが問題でした。
幼稚過ぎて知性どころか魅力すら失った敵キャラ「アコード」、ファウンデーションの面々は正しく脚本の犠牲者と言ってもいいでしょう。
ラウやアズラエル等とは並ぶべくもなく、倒されるべくして用意された端役程度の存在感しかなくカタルシスもドラマも感じませんでした。
そのせいか、この映画の為に取ってつけた後付け設定が悪目立ちする始末。
それは敵側だけではなく、主要キャラであるキラ達も例外ではありません。
仮にも先の戦いを生き延びていながら幼児退行でもしたかのようなシン。
Destinyでもルナマリアから子供と言及されるぐらい年齢相応の幼さと青さが目立っていた彼ですが、続編を通じた精神的な成長が全く感じられないどころか言動も寧ろ年相応の学生メンタルのまま。
Destinyは作品として思うとこはあってもシンとステラの二人が好きな私としてはステラをネタとして消化したのも許せない部分でした。
アスランは公式ネタキャラ化。
なんか、今回の映画におけるアスランは徹頭徹尾ネタキャラでした。
「アスランがズゴックに乗ってきたら面白いだろうな」「アスランがスケベ妄想したら面白いだろうな」という、オタクが酒呑んで考えたようなノリが透けて見えて一周回って寒さすら感じます。
映画の登場人物達は全体的にそうした脚本の被害を大いに受けており、それは台詞の語彙の貧弱になって表れている為、今作のテーマが安っぽくメッセージ性の薄い印象にしか感じませんでした。
SEEDの頃からツッコミ所がない訳ではありませんでしたが、そういった粗さを補って余りある魅力があった事は紛れのない事実でしょう。
やはり二十年の月日も経ってると当時との思想の違いで解釈違いが出るのは原作に携わってる人間とて避けられないので、一ファンの心情としては終わった作品は掘り起こさずにそっとしておいて欲しいですね…。
惜しむべくはせめて「両澤さんが御存命であったなら…」の一点だけです。
ヘイト管理が絶望的にダメな作品
敵方が好き放題やりまくるストレスフルな作品。
JSOの活動家みたいにガンギマリで勝手な主張を述べたくる奴らがレクイエムを乱射しまくるわ、雑魚キャラまでが主人公を遠隔洗脳出来るクソチート持ちだったり、ガンダムシリーズ悪しき伝統の色恋系裏切り女が出たりと、とにかく視聴者に不快感を与えるのが目的と言わんばかりの序〜終盤始めまでが酷すぎて、都合よく形勢逆転する最終局面が酷く陳腐に感じられる。あんな簡単にひっくり返せるなら、全編通してもっとバランス考えろと言いたい。ガンダムブランドに胡座をかいて、稚拙なご都合主義一辺倒の残念な作品です。
機動戦士コードギアス 復活のFREEDOM
seed は高校生の頃に仲間内でめちゃくちゃ流行って、ゲーセンで連ザにハマってましたw
seedは面白かったです。destinyはイマイチな印象でした。劇場版が出るのでは?とかなり前から言われていましたが、ようやくストーリーの補完がされるのか!とワクワク感を持って映画館で観てきました。
この時はレビュー書く気も起きませんでした。
冷静になってアマプラで再視聴。
レビュー…書けない。
複雑な気持ちで感想文提出します。
良かった点
・冒頭シーンのFREEDOMは神曲で、ヌルヌル動くMSも格好良かったです。格闘アクションは高速で何やってるかわかんない場面も多かったけど、格好良かったのでセーフ。
・アークエンジェルが沈むシーンは、不沈艦と呼ばれていた戦艦が遂に沈むのか…と良い意味で驚きました。それだけにムウさんの「お前らー!!」にも感情移入出来た。※ってかストーリー的にはここまでが【まともに見られる範囲】です。
・イモジャが撃墜されて、脱出したシンを握り潰そうとブラックナイツが迫ってくるシーン。めちゃくちゃ良かった。コイツらならそうするよな、って納得できたし、見せ方として新しさがあった。
・ディアッカ、イザークの成長が素晴らしい。民間船撃墜しちゃったり、「ナチュラルがぁ!!」とか叫んでた面影はなく、大人になりつつある姿はとても良かった。
(本編です)
悪かった点
・敵国の理念が理解できない
→一貫してアコードによる統治(≒デスティニープランの運用)だけを目標にしてくれてれば良かったのに、宰相くんは途中寝取り方向に変わるし、ブラックナイツ(笑)も戦闘に愉悦を感じてるような人格破綻者ばっかり。騎士っぽくない。ただの社会不適合者って感じ。(シュラくんは除く)一人一人のストーリーを深堀できないのは上映時間もあるから仕方ないが、彼等が戦う理由があまりにも薄過ぎるので、全く感情移入出来ないまま散っていった。これならクルーゼとかデュランダル議長のクローンとか出してくれた方がストーリー的には良かったと感じる。「ほらキラ君。やっぱり何も変わってないでしょ?どうすんの?」って焚き付けて欲しかった。
・ストーリー展開のギャップが酷い(マジでひどい。)
→前半はシリアスパート。先述の通りアークエンジェルが撃沈されるまでは見れる。ライジングフリーダムが串刺しになったりするのも良い意味でびっくりする。そこから殴り合って理解し合ってファウンデーションと再戦するんですが、後半は味方も新機体に乗ったり、ボス機体が出てくるバトルパートなんですよね。なのに「分身はこうやるんだー!」とか「こいつの闇は深すぎるゥゥゥゥー!」とか「カガリ…」とかマジでなんなん?って思った。やめて。マジ。期待してた分、観てて恥ずかしくなった。冷え冷えですわ。マイティフリーダム、ビジュアルは格好良かったけどバリア?みたいので攻撃防いだり、プラズマでミサイル撃ち落としたり(既視感が…あぁ。。蜃気楼やんけ…って思った)ガバガバ承認のディスラプターとかやりたい放題だなぁって印象が拭えない。実体刀はビームを無効にするFT装甲への対処として開発してたのはストーリー的には理解できました。
・ラクス総裁の高度な煽り
→ぴちぴちパイロットスーツもファンサなのか知らないがコイツは真面目に総裁をやる気があるのか?と疑うレベル。ってか恥ずかしくなった。そのエロ要素は今のシーンにはいらなくない?って感じ。
宰相くんも複座式のMSだったから、「あぁこれは対比するんだろうなぁ」とは予想してたけど、ドッキング後にしれっとマイティの肩に乗ってるのはなんでなの?一緒に戦うぞ!みたいな決意表明なの?こんなの対面にいたら宰相くんもブチ切れますわ。これで真面目に「愛は〜」とか語られても全く伝わりません。そんで結果的には殺しちゃう。で、ラクス総裁が「これからの世界はこういう方向で進んでいきますわ!」ってのが表明されることもなく、デスティニープランに対する代替案も何も提示される事なく浜辺でロマンティクス(物理)して終了。なるほど、世界の大局よりも愛という抽象的な概念に包まれた個人の欲望優先なのか、よくこれでGO出したなっていうのが率直な感想。(それかそもそもテーマなんかない映画だったのか?そう思う方が楽には観れるよ)これじゃ無限ループです。明日には戦争起きてます。やはり、デュランダル議長は正しい。
・アスランってそんな事言う?
→アスランが一番好きなキャラでした。遠隔操作であーだこーだは技術革新が速い世界観だから良しとして。
アスランって味方(ましてや恋人)に「使えないな」とか言う人だっけ?性格変わった?殴り合いのシーンで「ラクスは変わったんだな〜」のくだりがあったけど「お前じゃい!!」って感じ。seed.destinyでは迷ってる事が多かったけど、劇場版では迷ってなかったからこその発言だったのか?とまぁ破廉恥妄想やらこの発言やらで興ざめ。「君は俺が守る」ってイケメンだった頃を返してほしい。
・この作品が面白過ぎて〇〇回見た!って感想が予想以上に多い事
→批判は覚悟して書きます。個人の感じ方は個人の自由なので、それ自体を否定はしません。わたしもMSデザインはとても格好良かったと感じてるし、一部のキャラクターの成長は嬉しさがありました。特に冒頭10分のワクワク感はハンパなかったです。
ただ、映画作品として観たときの稚拙さはとてもじゃないけど受け入れられません。これは昔好きだった作品だからこそ許せない、とか、演出に納得できない!とか、そうした意味合いではなく、作品テーマに一貫性がなく、メッセージは何も受け取れなかった事が問題だと思っています。更に言えばTV版の補完もない。だったらいっそ別の時間軸で作り直す方がマシだったかなーと感じる。
プラモデルを売りたいから映画を作った。お祭り映像として何も考えずに盛り上がれば良い。【そういうモノ】と理解した上で観る分には良いと思います。
かなり数字が取れてるので世間評価は高くなってしまうのですが、一つの映画作品として評価するなら鑑賞中に「これはキツい」って思ってしまった時点で私の中ではフツーに駄作です。
歴代ダントツの駄作
各所で持ち上げてる人が居たのとSEED好きだったので視聴しましたが、ハッキリ言ってとんでもなく時間の無駄でした笑
内容は矛盾と後付けとご都合とパクりのオンパレード、むしろそれしか存在しない
20年の間になろうに染まったのか薄ぺらいどころか内容0です笑
テレビアニメの亜人やアニメのマンガ原作ウルトラマンのようなぎこちない動きのCGに始まり、テレビ放送時には無い後付け超能力のオンパレード
登場人物達が怪しい電波に犯されて敵も味方も頭ゆんゆんして無茶苦茶な主張してます笑
ラクスを含め敵のアコードは主人公以上の特別なコーディネーターでヤバイ脳電波飛ばして思考を読んだり洗脳したりします
そうなると最早ラクスの仲間達はラクスの能力で洗脳でもされてるようにしか見えません笑
過去作のオマージュと言えば聞こえは良いが、過去のガンダム作品のMSの単なる焼き直し、パクりまみれ、ビルド系にしか見えないチープさ
延々愛だなんだと叫ぶキラとラクス、しかし上記の脳ミソ洗脳電波のおかげでヤバい人に決められてる人にしか見えない笑
挙げ句の果てにデスティニー乗って戦う段でシンが頭で何も考えず戦うと言う対策で無双笑
トラウマを呼び起こそうと毒電波飛ばされたらシンの内面に思ってたステラがやっすいお化けのようになって敵を驚かして撃退笑
アスランに至っては頭でエロい妄想して敵の意表をついてカガリに遠隔操作してもらって撃破
とんでもなく滑ってる芸人みてる気分になる笑
コロニーレーザーに相当する兵器を盾とボディの装甲で跳ね返すアカツキ笑
ユニコーンがコロニーレーザー消し去ったことに以前相当批判があったけど、そんなもん可愛いレベル
極めつけはキラとラクスで戦うマイティストライクフリーダム、雨のように飛んでくるミサイルをここは私がと言ってラクスが手を振ると全て吹っ飛ばし一掃、お前はマトリックスのネオか笑
その上SEEDデスティニーであれだけ不殺に拘ったキラが殺す殺す、考えの変わりかたが電波感マシマシで怖い笑
やたらこの映画推してる人間がコードギアスはSEEDの手柄、衛星作品と声高に言ってる理由もわかった、おもいっきりパクってるからそう言うわないと都合が悪いんだなと
この映画絶賛してる人って映画観て後悔したから逆張りして被害者増やそうとしてるようにしか見えないレベルの酷さです笑
これを超える駄作を観たことがないレベルなのでガンダムのストーリー期待するのはもちろんSEEDのテレビシリーズを好きだった人にもオススメしません
途中から服で顔を覆うほど不快でした
あまりに酷すぎて初めて映画のレビューをします。
SEEDの存在は知ってたけど作画が苦手で観てませんでした。
良かった点
・はじめの西川さんの歌。TKさんと西川さんのコラボはあまりに良すぎて泣きました
・子安さんと大塚芳忠さんの声
・白髪ツノ髪型の敵キャラの歯が浮くセリフ
嫌だった点
・光量がすごい
・ラクスのスーツ
・ラクスの尻
・ラクスの胸揺れ(本当に吐き気がした)
・西川様の曲に合わせて合体しやがった??(もはや目を閉じてたからよく見てないが)
・愛愛って言うけど、こいつらが惹かれ合う理由がわからなかった。顔とか声とかが好みだっただけじゃ?としか思わなかった
・なんか腹の立つ豪邸(笑)
・アイメイクが可愛くない
・女キャラがピンク系の髪多い(個人的にバランス悪く感じるだけ)
・脱がれてへにょったスーツ
前半は比較的良かった(吐き気がしないという意味で)けど、後半はもうコート頭からかぶって光と音を遮断してました。
ラクス嫌いというか描かれ方が大嫌いです。
好きな人が自分に振り向いてくれず、なんで私じゃだめなの?と訴える2人(金髪ラスボスと寝返る女の子)の方に感情移入してしまう。
パートナーを選ぶとは?この人しかダメなんだ、ってなぜ思うのか?感覚か?
無駄に哲学してしまう、もやもや映画でした。
女性の身体を強調する描写でこんなに気分が悪くなるアニメは初めてです。
ガンダムSEEDシリーズしか見てない人はオススメかも
ガンダムSEEDシリーズと彗星の魔女しか見ていない友人と見に行きました。友人はとても楽しかったと言っていたので良かったと思います。
私はファーストから見ており、ガンダムシリーズは一通り見ている俗に言うガンダムオタクです。
正直な感想、ツッコミどころが多くてイライラして見ていました。バトルシーンはとても良かったです。
女性キャラクターは人妻風になってしまい、TVシリーズからの続編とはいえちょっと大人にし過ぎだと感じました。各カップルの恋愛に進展があったのは良かったです。
私が1番許せないのはズゴックです。なぜズゴックが宇宙で戦う必要があるのでしょうか?ズゴックは陸上もしくは水中で戦うからこそ意味があり、そこに魅力が詰まっているのです。ましてや中にジャスティスなんて入るわけないでしょ、デザイン酷すぎてイライラしました。ギャンやゲルググ系統のモビルスーツも出てきましたが、SEEDシリーズの機体系統から何故ギャンやゲルググが誕生できたのかが疑問でした。黙ってザクウォーリアの派生で良かったのではないでしょうか?イモータルやライジングなど新機体のデザインはかっこよかったですが、序盤しか活躍せずすぐに撃破されたのは許せません。
敵キャラクターについてです。最初なんでサイコミュみたいなことしてるんかなと思ったのですがコーディネイターより上の存在ということでその点は納得しました。ラクスがNTRされる展開もっと見たかったと正直思っています。
敵機体なんですがなんかもうガンダムの機体って感じじゃなかったです。頭の形だけ見てマ○ンガーZか?ってなりました。黙ってガンダムvsガンダムにしてくれた方が良かったんじゃないですかね?ギャンとかゲルググ使ってファーストリスペクトしてる感じにするんだったらブラックナイトでジェットストリームアタックやってくださいよ!劇中ちょっと期待しました。
長くなってしまいましたが正直ストレス発散も兼ねて書かせてもらいました。ガンダムオタクにはちょっとツッコミどころが多い映画だったと思います。2週目は行きません。
がっかり
うっす
ファースト、逆シャア以外ガンダムと認めないアムロとシャア以外は主人公に相応しくないと考える宇宙世紀信者の大学生です。0083、Z、F91はちょっと好きです。
テレビ放映された作品は全て配信で視聴しています。その上でCE含め全てのアナザーを嫌悪します。
感想としては本当につまらなすぎて味方3人が新ガンダム受領した後からストフリでラスボス倒すとこまで寝ました。
巷ではモビルスーツ戦が凄いと言われていますがビームや遠隔武器で戦うだけの描写の何が凄いのかわかりませんでした。水星の魔女もそうでしたが殺陣がなくて何が面白いんだろうと思います。
人間ドラマに至っては何を見させられているか全くわかりません。横に座ってたおばさんがラクスとキラが話してるところで大泣きしてましたが全くわかりませんでした。
これは個人的ですがアナザーの兵器らしくないスタイリッシュでカラフルで羽なんか生えてるようなモビルスーツが大嫌い(特にフリーダムやウィング、デスサイズなど)なので今作はズゴック以外ダサとしか思えないですし、そのズゴックでさえもファーストのパクリとしか思えませんでした。ファーストやUC好きにも好評を得ようとする浅ましい考えが見え透いて嫌いです。ギャンもゲルググも出てきましたがオリジナルのかっこいいモビルスーツを考えつかないから昔のから拝借したとしか思えないですね。
まぁレヴューを見た限りファン向け同窓会のようなお笑い映画のようなのでCEを理解する事を放棄した私はお呼びでなかったという事なんでしょうね。
友達から相当おすすめされみんなで観に行こうと言われましたが嫌な予感がして先に視聴しておいて正解でした。みんなで行けば後の感想言い合いで更に不機嫌になるところでした。
哀しい、いや怒りか?
駄作としかいいようがない。
端的に言ってストーリーはラクスNTR物語。種、種運命で紡いできた主要キャラたちの精神的な成長を全て反故にして、中学生レベルと言ったら中学生に失礼なほどの陳腐な男女の三角関係に堕としてしまった。
真面目に観るのがしんどくなり、途中から「これはSEEDの三流コメディパロ」と自分に言い聞かせ、笑顔で観るしかなかった。
案の定、敵キャラは終盤でいま流行の不同意性交強要、ストーカー野郎のモブと化し、最終決戦の場面ではキラ、ラクスの2人が嫉妬に燃えるモブ君の眼前で見せつけS●Xをやらかすかのようなコクピットシーンを演じる。
種運命で熟年夫婦のような絆の深さを見せた主人公2人はどこへ行った?アスランが「達観者キラ」を説教だと?何の冗談だwww
このストーリーに数々の劇伴名曲を生んできた神・梶浦、See-Sawの新曲もキレが悪かった。
梶浦さん、内心忸怩のロマンティクスだろう。
安心して見られたのは作品ごとに男っぷりが右肩上がりのイザークがディアッカとともに苦労人として頑張るシーン。中の人は梶浦さんから男性では超レアな楽曲提供を受けたあの人。
鬼退治の超人気作ではこれからアニメの中で存在感が増していく展開だから、また梶浦さんから曲もらったらどうかな?タイトルはShootじゃなくてWindあたりで。
ちなみにこの作品ではクルーゼ隊長がアスランをパワハラしてますなwww「私のテロメアを伸ばす青い彼●花は見つかったのか?アスラン、アスラン、アスラン!!!」グフっ!!
というわけで、映画種自由を観て私の体調も狂うぜしたのでした。グフっ!
酷い
中高生のタイミングでTV版を見ていました。全く好みでなかった種運命を見終えて、放送直後くらいから劇場版が発表されて「全く楽しみじゃないけど、どうなるのかな」と思った記憶があります。あの時はまさか20年後に上映されるとは思いませんでした。
前半は重苦しい設定の説明や閉塞しかない展開が続き、戦争状態になった後半の展開はアクション映画のようなスピードで疾走します。SF設定を高速で説明され、敵対者となるファウンデーションは必要あるのかと聞きたくなるような破壊行為をして、「あれ、ついていけない」と思っている内に終わりました。
TV版のキャラは同人誌からの設定を混ぜられているのか? と思うほど性格が変わっています。キラとラクスが恋人になっているのはいいんですが、暴走族でも乗らないようなゴツくてギラギラしたバイクに乗ってピクニックに行って辛気臭い話をしています。「いつまでも戦争が終わらない・・・どうしたらいいんだ・・・」・・・そりゃそうだろうね。代案無しに感情論でデュランダル議長のプランをぶっ壊してぶっ殺したんだもの。
シン・アスカはTV版では重い過去を持ち、ガンダム作品では珍しい「軍人の主人公」でしたが、この映画では中学2年生くらいの精神と言動になっていて、ファンなら「わあ、可愛い」と思えばいいのかもしれませんが・・・。私は「退行してない? この人は誰?」とずっと思っていました。ファンサービスというなら成長している姿(イザークとディアッカは軍人として成長しており、冷静で対局を見た判断と行動、戦場での活躍をしている)を見せるものだと思うのですが、シンは何なんだろう。
新キャラは短時間でキャラクターを確立する必要があったのか、台詞がとにかく刺々しく好きになるような隙間や人間味がありません。特にアグネスは、往年のガンダムファンなら「度を越えてぐいぐい来るクェス・パラヤ」と言えばわかるかも知れませんが、価値観の押し付けや立ち回りが異常です。あんな人間が最新鋭の兵器に乗っていいわけがない(案の定モビルスーツごと離反するし)。
「民度がガンダムシリーズ最悪」と賞されるCEらしく、平和(小康状態)からものの数分で世界大戦が始まります。TV版は常にコーディネーターとナチュラルの2つの勢力が対立する話ですが、この話にナチュラルは殆ど登場しません。「選ばれた人間(コーディネーター)」の中から「さらに選ばれた人間」が「愛」を巡って命を奪い合います。
特にそのトップであるオルフェは簡単に言えば「運命の相手(彼女)欲しい」という欲求だけで自国民と他国民を虐殺していて、救いのないほど愚かに見える。本当に国を統べるほど頭良いのか? どの口で「世界を導く」とか言えるんだ。
後半になるととにかく「愛」という深いんだか浅いんだかわからない言葉が頻繁に登場するので、話についていけなくなった私は周囲の迷惑にならないよう笑いを噛み殺すので大変でした。登場人物は全員真剣なはずなんですが。
ガンダムシリーズには、重い人間ドラマを見たいならユニコーンという名作がありますし、シャープでカッコいいモビルスーツが戦いまくっている映像が見たいならダブルオーがあります。この作品はそれらを何も超えられていません。肯定的に見られている方の感想を見ると、「SEEDらしさ」を評価しているようですが、私にはそれを感知するセンサーが無いので測定出来ません。あえていうなら令和の時代に中二病全開のセリフとキャラの感情だけで突っ走る展開の事でしょうか。「闇に堕ちろ、キラ・ヤマト……!」というセリフと催眠術にかかった時の演出。あれを面白いと思う事は、TV版を見終わって20年経った人間には中々難しい。
早く閃光のハサウェイの続き観てえなあ。
2/7追記
誤字修正と一部追記。
あと、☆0に出来る事を知ったので☆0.5から0に修正しました。
思い入れが強過ぎました。辛いです
鑑賞後呆然としてしまいました
小学生の頃にガンダムSEEDシリーズを一気観しノベライズまで読了、すっかり魅力に引き込まれました。
続編であるデスティニーでは、議長が提示したデスティニープランをキラたちが否定しましたが、その先までは描かれず、戦争は終わらない可能性が示唆されたままシリーズが終わりました。本編で仲間や友人、愛する人を亡くし、苦しみ、悩みながら、それでも和解し戦う道を選んだキラやアスラン、シンがどういった結末を迎えるのか本当に楽しみに初日朝一番に映画館へ観に行きました。
今回の劇場版を見た感想としては、本当にこれがガンダムSEEDシリーズの描きたかった結末なのかという、だとしたら残念だな、悔しいな、という気持ちです
「愛」をテーマにするということは予めインタビューでも度々話題にされていたり、キラとラクスが大きくポスターに起用されていたため分かっていましたし、今まで深掘りされなかった部分なので楽しみにしていました。
序盤はガンダムseed特有の戦争の悲惨さを訴えるシーンがあり、キラの苦悩も存分に描かれ、ああガンダムseedだ…と嬉しく思いました。しかし中盤〜終盤はただただ愛のゴリ押し、キラやラクス以外の登場人物たちもひたすらに恋愛脳でした。ガンダムseedってこんな話だったか…?目を疑ってしまいました。
最後のオルフェたちとの戦いも「愛が、愛が」とくり返すばかりで何の説得力もメッセージ性もなくひたすらに陳腐で、なんでこんなことになってしまったのかと悲しみしかないです。ラクスにそんな力があるなら、今までは何だったの?今までの戦いは無駄だったの?今までのseedシリーズだって様々な愛の表現がありました。ただこんな風にカップル間の愛だけをゴリ押ししてくるキャラはいなかったです。色々な愛の形があって、それに助けられてきた主人公たちだったのに。ショック過ぎました。
また、最終決戦でステラを妖怪のように描いたり、アスランが脳内で妄想…など、小学生が考えたのかな?と感じてしまうようなギャグ表現で、シリアスな映画の中に息抜きとして笑えるシーンはもちろんあっていいと思うんですが、わざわざロボットアクションが魅せ場シーンでやる必要があるのか意味不明でした今までのseedでそんなことありましたか?ガンダムseedシリーズの完結編を名乗るなら今までの表現を踏襲して欲しかったです。ギャグのせいで敵の死も軽く感じてしまい、オルフェたちにも全く感情移入ができなかったです。ラクスの男性向け表現も、今までありましたか?本当に無理でした。いままでの大好きだったガンダムseedが汚された感じがしました。
脚本に携わっていた両澤さんが亡くなってしまったため、キャラクター表現が変わったのは仕方ないと言われたらそうなのかもしれません。ただ、今まで丁寧に描いてきたキャラクターたちやストーリーが陳腐な扱いになってしまい、あまりにも両澤さんが報われないじゃないか、と勝手に感じてしまいます。続編が決まったのは嬉しかったですが、本当に悔しくて残念でした。思い入れが強く期待値を上げ過ぎた私が悪かったのですが、snsで前向きな意見で盛り上がるポストを見るたび複雑な気持ちになり、そんな自分がいやになっています。
ムビチケを何枚か買ってしまっていますので、また観たらもっとポジティブになれたらいいなと思います。
2024/02/05追記
2回目、娯楽映画だと思ってバカになって笑う準備と覚悟をして行ったら、まあまあ楽しめました(別に納得もできませんが…)恐らくネタバレを見てから行くのがいいのではないかと思いました😭ディアッカが大好きなので、手のかかった二次創作、ファンディスクだと思ってまた観にいきたいと思います
非常に残念
これが正史になってしまうのが悔しいです。
最悪でした。
小学生と中学生を跨ぐ辺りにseed、seeddestinyがきっかけでガンダムを見始めました。
最初はシリアスで、憎しみ合う世の中の答えのないものに対して向き合うのかと思っていたのに…
シンが元気になっている事や、キラやラクスが少し平穏な時間があるとかは嬉しくなりました。
キラも、仕事はしっかりやる感じに変化や成長したんだなって
けど、無駄なエロと、寒いギャグ
あんなに辛い過去とか戦争とかトラウマとかに向き合っていたのに、また繰り返される同じような悩みと、辛い出来事がなくなったかの様なキャラクターの振る舞い。
陳腐な敵。
確かに、キャラクターの年齢は若い。
けど、昔見た彼らはこんなに頭の中腐っていないでしょう。
酷いですよ。
これは。
エンターテイメントととして楽しませる為に、ギャグやセクシーな部分(これは多少)はあって良いと思いますけど、こんな風な生き方や考え方してなかったでしょう?
若いけど力を持ってしまった彼らなりに真剣に、生きるとか死ぬとか、世界をどうやって平和にするとか、どうしたら差別や争いがなくなるとか考えていたはずですよ。
この作品のテーマや価値観を考えて深めるという事をやらなかったんでしょうか?
最後のシーンは気分が悪くなりました。
メカニックもあんな、感応システムとか超能力が発動する世界観でしたっけ?
フリーダムのあの兵器って、キラとかラクスが悩みに悩んだとしても、あんな殺戮兵器作るんですかね?
心が傷みすぎて使えないんじゃないんですかね?
クサナギの艦長、ソガさん?でしたっけ、いくらオーブが狙われたからと言ってあんな卑劣なこと言いますかね?
キラも、また「みんなが弱いから」とか酷いこと言って、その拗れた考えはもう乗り越えたはずでしょう?
私が大人になりすぎたんでしょうか?
まぁ、駄作
シナリオが酷く、所々作画レベルも低い。いままでの脚本が良かったとはおもっていなかったが、元々の脚本家がなくなったせいかseedじゃないような感じがした。絶賛する人には全く共感できない。
ユーザーレビューの高さを真に受けてはいけない
レビューは作品に対してのみ付けるべきで、観客を批判してはいけない。
が、今回だけは非礼を承知で一言申し上げたい。
本作は思春期の刷り込みが抜けない20年来のファンによる深すぎる愛、盲目的な愛に支えられていて、
そうじゃない人間にとっては呆れるくらいデタラメで幼稚な映画だ。
「お祭り映画」という表現を聞くが、あまりにも内に閉じすぎ。
決して『トップガン』や『マッドマックス』のような広く万人が楽しめるエンタメ作品ではないと言っておく。
少し思い出語りをさせてもらうと自分はSEED放送時高校1年生。一応リアルタイム世代に含まれると思う。(田舎暮らしの身としては実際TVで初めて見たガンダムだった)
当初はそれなりに楽しく番組を見ていたものの、御託を並べるだけで歯切れの悪い終盤の展開に徐々に萎えていき、結局自分にとっては数多あるコンテンツと一緒に消費してゆくだけの存在だった。
で、本作がどうだったかというと基本的には中学生の妄想を書き殴ったような内容。
年端も行かぬ少年少女(といっても設定的には20歳前後?)が為政者・調停者となり世界の紛争を解決しようとするのだが
話はどんどん色恋沙汰の方向に流れていく。パッと出の悪役と主人公が痴話喧嘩をして、最後は愛の尊さを語りながら敵は容赦なく殺すという偽善的なオチ。
終盤の戦闘シーンはギャグとしか言いようがなく、エロ妄想と謎パワーで勝つという悪ノリが過ぎる展開。
全てが散漫で、無軌道で、一時的な感情の発露に留まり、軸が全く無い。
ここまで書いといてナンだけど、元々これはそんな真面目に見るような映画ではなく
『翔んで埼玉』とか『銀魂』とかと同種の作品だと思えば全く楽しめないことはないのかもしれない。
00年代アキバ文化で見られた露骨な性的描写とか、ポリコレが叫ばれる時代にこんな下品なものを出してきたのはある意味肝が据わっている。
これらは全て制作スタッフの意図通りであり、それでファンは大満足しているのだから外野がとやかく言うのは不粋なんだろう。
そもそもこの映画は「愛が世界を救う」と言いたいわけではなくて
戦争とか世界の問題とか全部ブン投げて、主人公が私的な愛に生きる道を選ぶという物語。
なるほどそう思えば結構画期的かもしれない。
続編を望む声も多いようだが、改めてガンダムの業の深さを感じる。
この結末を見せられても尚ファンは無邪気に「戦争が永遠に続くこと」を望んでるんだから。
こんな続編公開するべきではなかった
内容はもちろん、恋愛要素、キャラクターも気持ち悪いしレベル落としすぎ…
なんで、このレベルで公開する気になったのか、プロ意識は無いんでしょうか?
本編が好きだったから余計に残念です。
まず恋愛要素が無理やり詰め込みすぎて、ガンダムがついでみたいな内容になってます。
元々ガンダムseedには恋愛要素がありましたが、それはガンダム+αでした。
しかし、今回は恋愛要素がメインになって、ガンダムが+αです。
しかも、セリフが明らか過ぎて気持ち悪いし、キャラクターの考え方も気持ち悪くなってます(とくにキラ&ラクス)
でアスランの気持ち悪い妄想に、シンのかまってちゃん!
そのおかげで、内容がめちゃ薄くなり(まあ、映画の2時間の尺では仕方がないですが)
エスパーみたいな能力までついています。
敵キャラはめちゃめちゃ幼稚な、コーディネーターの改悪版(性格が気持ち悪くて見てられません)
そんでついでに画像もところどころ、無理やり進化させたせいか気持ち悪くなってました(とくに唇)
よくもまあ、映画を観に行かなかった事です。
お金をドブに捨てるようなものですからね。
とにかく、こんなもの続編とは認めません。
やるんなら、ガンダムseedをしっかりと作ってください。
恋愛映画なら別のタイトルでやってください。
僕は続編とは認めません。
なにこれ
SEEDが大好きでこれまでに何度も繰り返し見ています。
DESTINYもリアタイ時は「?」でしたが、時間をかけて繰り返し見て自分の中に落とし込むことで、今では結構好きです。
ただ、この映画がそうやって昇華できるものかと言われるとかなり難しい…
まず、ストーリーと設定があまりにもこれまでの世界観を逸脱しています。スパロボの世界線?なんでもあり?後付けの超能力設定で、作中のリアリティラインがぐっっっと下がって、戦争や人間関係の生々しさと真摯に向き合ってきたこれまでの作品とは別物になっています。辻褄合わせのために都合よく超能力を使うので、SEEDやDESTINYで描かれてきたことが陳腐化しており、既存作品のファンとしては辛かったです。ぶっちゃけ、超能力を使える人間を自由に生み出す技術や若返り技術があれば、コーディネイターの出生率問題も「調整」通りに生まれてこない問題も解決できると思うし、アル・ダ・フラガはクローンなんて作らなかったと思います。高校野球を見に球場に行って、超次元サッカーが始まるくらい世界観が変わっています。
また、キャラクターの「こんなやつだったか?」感がすごく強いです。演じてる方からそういうコメントが出るのだから手に負えないです。小説版も読みましたが、故人である脚本家の方と、監督と、映画脚本に携わっている小説家の方とで、キャラクターの解釈にズレがあり、しっかり擦り合わせが行われないまま、あるいはストーリー展開の都合で、勢いで押し切っている感があります。SNSで絶賛している感想を見ると、キャラクター同士のカップリングが好きな人たちばかりなので、キャラクターの恋愛にしか興味がない人にはいいのかもしれませんが、作中ではDESTINY後1年ほどしか経っていないのに、あまりにもこれまでのキャラクターと性格が変わっていて、戸惑うばかりです。
さらに、不必要なお色気シーンがまあ多い。昭和?平成初期?のような、時代錯誤の下品なサービスシーンが多く、なんだか恥ずかしく居た堪れない気持ちになります。監督がDプリンセスを意識したドレス、というようなコメントをしていましたが、D作品ちゃんと観たことあるのでしょうか?日曜朝の女児向けアニメの方がまだセンスがいいです。
褒められるところといえば、テレビシリーズで散々バンクアニメ、動かない、と揶揄され続けたアニメーションです。画面の端に小さく映っている背景のようなキャラまで、とにかく細かく動いています。唇の動きも、かなりセリフに合わせて動いていたんじゃないかとおもいます(そのせいで却って不自然に見えるところもありますが…)。MS戦はCGですが、迫力のある画になっていました。初めのカナジ戦は、本当に興奮しながら観れました。
作画の統一感のなさは、テレビシリーズを踏襲しているのか。キラが自宅に帰ったシーンまでは、キャラクターデザインの平井さんらしいとても綺麗な作画でしたが、中盤以降は個性的な作画が目立っていました。最近の上質な作画のアニメを見慣れていると気にはなりますが、「SEEDだなぁ」と"らしさ"を感じられて個人的には特に印象は悪くはなかったです。
音楽も個人的には良いなと思うものが多かったです。DESTINYを象徴する、大好きな「出撃!デスティニー」が流れるシーンは映画の中で数少ない好きなシーンです。ただ、おそらくファンの間でも神回と言われる「舞い降りる剣」をアップデートしたかったのか、ミーティアを流すシーンはあまりにも戦場にそぐわず、ギャグシーンにしか見えませんでした。初めて観た時も、呆気に取られてしまいました。このシーンの後の戦闘はおよそSEEDとは思えず、スパロボの世界線と思っています。戦争とはいえ、「人を殺す」ということを、あまりにもライトな演出で扱うので、これまでのシリーズとの温度差で困惑します。
この映画は故人の両澤氏が残したプロットに沿っているから、正統な続編、というコメントをみました。でも、プロットはあくまでプロットにすぎません。当初立てたプロットから、取捨選択、設定の見直し、辻褄合わせ、キャラクター間の関係性、シーンの繋がり等ブラッシュアップを重ねて、最終的な脚本が出来るものです。プロットと完成したものとで内容が大きく変わっていることは珍しくありません。プロットはプロット。脚本とは違います。根拠にはなりません。
…それでも、SEEDはわたしの青春でした。
ずっとずっと、待ち望んでいた映画でした。
期待を裏切られても、続きを作ってくれたことだけは感謝したい。そう思って、公開日から毎週映画館に通いました。正直なところ、特典目当て&意地で、4DXやDolbyを含め、30回、鑑賞しました。
円盤も、予約しました。
でも、観るかと言われると、、もう十分かな、という気持ちが強いです。できるなら、無かったことにしたい作品です。
2024.09.20追記
よせばいいのに特別版上映ということで再度劇場に足を運びましたが、久しぶりに観てびっくりするぐらい退屈に感じました。早く終わって欲しいとすら思ってしまいました…星を0.5減らしました。追加されたエピローグも、あまりにも幼稚でバカバカしく、正直気持ち悪かったです。福田監督が描く男女の関係は情緒的なものが一切感じられず、安直なため、両澤さんが大切に描いてきた人間関係の機微が完全に失われており、デスティニーまでのキャラクターのイメージを著しく損なう醜悪なものでしかありませんでした。
期待が大きかっただけに残念
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