劇場公開日 2024年1月26日

「3月29日、10回目鑑賞」機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ラインハルトさんの映画レビュー(感想・評価)

5.03月29日、10回目鑑賞

2024年2月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
ラインハルト
Uさんさんのコメント
2024年5月23日

フォローを有り難うございます。
アニメの絵の雰囲気をそのまま言えば、幼く凛々しく優しい。それが逆に作品が目指している巨大なテーマを、目立たせていたような感じでした。

Uさん
ラインハルトさんのコメント
2024年5月23日

Uさんへ

久しぶりに来たので、返信遅くなり申し訳ございません。
この映画作品は、何か言い表せないような魅力みたいなものがありますよね。
だから、ここまでの興行収入に繋がったのだと思います。
Uさんの感性は素晴らしいと思います。

ラインハルト
Uさんさんのコメント
2024年4月28日

共感を有り難うございます。レビューに記した通り、劇場版2作を観たのみです。でも作品全体から、それが何かは説明できないのですが、生々しいものを感じたのは事実でした。愛とか欲とか、死とか生とか。
ラインハルトさんのレビューの冷静な盛り上がりに圧倒されました。

Uさん
ラインハルトさんのコメント
2024年3月2日

文章を一部訂正します。


「なんだよ、フリーダム・キラーもたいしたことないなぁ」とグリフィン(緑色の短髪のキャラ)が言った後、ダニエル(顔下半分マスクキャラ)が「それはこないだ実証したし」と言っている。


「へぇ?剣が使えない隊長さんかい?」とグリフィンが言い、「コンパスっての、案外大した事ないんじゃない」とリデラード・トラドール(金髪の女性キャラ)が言った後、ダニエルが「それはこないだ実証したし」と言っている。

ラインハルト
ラインハルトさんのコメント
2024年3月2日

③ 強奪事件の犯人の詳細を隠して、「テロリスト」と曖昧な表現で結論を出した為。

もし、強奪事件を起こした犯人が仮にザフト軍パイロット以外だったら、「テロリスト」と抽象的な表現で呼ばす、もっと具体的に発表されたでしょう。しかし、①で考察した通りであれば、フリーダムはキラや現ザフト軍パイロット・コンパス所属の元ザフト軍パイロット(シン・ルナマリアなど)でしか動かせないはず(退役した元ザフト軍パイロットという例外もありますので、推測が正しい訳ではない)。
事件が起きた段階では、レオナードがブラックナイツメンバーに精神支配されたという証拠も無く、ファウンデーション王国にそそのかされて事件を起こした確証も無かった為、このままだとザフト軍パイロットが疑われ→フリーダムを運搬していたレオナードが特定され→「レオナードが自身の復讐の為に起こした事件」という流れになり、せっかく大戦が終結して少しづつ復興が進み落ちついて来た時期なのに、またザフトと地球連合との間に新たな摩擦が起きる事を避ける為・ザフトの責任を回避する為に、あえて犯人を特定せず「正体不明のテロリストが起こした事件」とお茶を濁したような、曖昧な結論にしたのだと推測します。

このように、今後映像化されるかもしれない「フリーダム強奪未遂事件」の考察をして行くのも楽しいと思いますので、皆さんのご意見を是非お聞かせ頂けたら幸いです。

ラインハルト
ラインハルトさんのコメント
2024年3月2日

① フリーダムをテロリストがいきなり操縦出来るとは思えない為。

フリーダムはザフトのモビルスーツです。通常であれば、地球連合軍パイロットや他の組織に所属しているパイロットが、強奪していきなりフリーダムを動かせるとは思えません(SEED序盤でアスラン達がイージスガンダムなど4機をいきなり動かせた事や、DESTINY序盤でエクステンデッドのスティング達がカオスガンダムなど3機を動かせたのは特殊な事例であり、あれを誰でも出来ると認めてしまうとSEEDやDESTINYの話自体が矛盾してしまいます笑)。ですので、フリーダムを操縦していたのはザフトのパイロットの可能性が高く、更に小説版「月光のワルキューレ」の展開を読んだ感想では、今の所レオナードしか犯人が思い浮かびません。

② アグネスが過去に「彼氏から酷い裏切りを受けた」と小説版で書かれた為。

この事件で、レオナードに裏切られた事を指しているのではないか?と考察しました。

ラインハルト
ラインハルトさんのコメント
2024年3月2日

劇中序盤でシュラとシンが剣で手合わせしていた場面で、「なんだよ、フリーダム・キラーもたいしたことないなぁ」とグリフィン(緑色の短髪のキャラ)が言った後、ダニエル(顔下半分マスクキャラ)が「それはこないだ実証したし」と言っている事から、あの事件は新型フリーダムガンダムの機体データや戦闘データを取りつつ、赤服エースパイロット(レオナード)の技量を確認する事で、「コンパスに所属している元赤服ザフトパイロットのシンやルナマリアの技量はどの程度か?」という事も把握し、更に新型フリーダムをブラックナイトスコードの機体で倒せるか?実証を得る目的もあったのではないか?と思います。

次に、自分が何故テロリストによって強奪されたと言われている事件の犯人が、レオナードだと考えたのか?という事を話したいと思います。

ラインハルト
ラインハルトさんのコメント
2024年3月2日

ここから小説版で書かれていないフリーダム強奪未遂事件の部分ですが、ここからはあくまでも勝手な推測です。全く正確な情報ではありませんので、予めご了承ください。
実はこの強奪事件の前、ファウンデーション王国は事前に新型フリーダム・ジャスティスの運搬の情報、又、レオナードがブルーコスモスやロゴスに深い恨みがある事などを、ザフトのDESTINYプラン推進派から入手していて、レオナードと連携して(1人だとロゴスに復讐出来る可能性がほとんど無いけど、ファウンデーション王国が協力してくれるなら、と淡い期待を抱かせた?)フリーダム強奪・そしてロゴスへの復讐を協力するフリをしながら、新型フリーダムの機体データや戦闘データを収集する目的か?最新鋭機の実力がどの程度か知る目的か?などの為にレオナードを利用したのではないか?と個人的に考えます。
ファウンデーション王国はレオナードに対し、アークエンジェルに引き渡されるタイミングで何らかの方法で強奪を手助けして、更にブルーコスモスやロゴスに復讐する手助けもするとそそのかし、レオナードがフリーダムを強奪したタイミングでグリフィン〈緑色の短髪のキャラ〉が精神操作で闇堕ちさせ(新型フリーダム引き渡し場所近くで待機して、レオナードに精神支配&ダニエルがいる場所まで誘導したのか?)、レオナードが錯乱して暴れた地域(場所は不明)で支援要請があったタイミングで、近くで潜んでいたブラックナイトスコードルドラに乗るダニエル・ハルパー(顔下半分マスクしているキャラ)がストライクフリーダムを撃墜し、ファウンデーション王国が「本来の目的」を達成したというのが「ストライクフリーダム強奪未遂事件」の真相ではないか?と予想しています。
仮にファウンデーション王国が新型フリーダムの機体をそのまま接収して、無傷で最新技術を盗みたいだけなら、撃墜せずにパイロットを精神操作して、そのままファウンデーション王国まで連れ帰った方が楽だと思いますし、もしそんな事をしたら長年用意周到に進められていた、ファウンデーション王国の計画(劇場版で描かれたファウンデーション王国とDESTINYプラン推進派の反乱)が世間にバレて、計画が頓挫してしまう可能性もあるので、それは無いかと思います(間違っていたらすみません)。

ラインハルト
ラインハルトさんのコメント
2024年3月2日

アグネス・ギーベンラートは、劇場版が描かれた半年前、レオナード・バルウェイという、家柄も良いし見た目も最高にかっこいい、赤服のザフトのエースパイロットと付き合っていた。2人は当時ザフトに所属していて、イザーク・ジュールがコンパスに新しいモデルのフリーダムとジャスティスを届けに行く任務の際、フリーダムとジャスティスの運搬人(パイロット)として志願した。
レオナードが「一度でいいからフリーダムに乗ってみたい」と熱心に言うから、アグネスが親のつてで手を回して実現したらしい。
アグネスは、レオナードのそういう部分を少年ぽくて可愛い人だと思っていたのだが、しかしレオナードには辛い過去があった。
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」第44話で描かれた時期、反コーディネーター組織である「ブルーコスモス」の盟主で、世界を裏で操る軍産複合体「ロゴス」のメンバーでもあった〝ロード・ジブリール〟が、地球連合軍月面ダイダロス基地にある巨大ビーム兵器「レクイエム」をプラントに向けて発射させた事によって、レオナードの家族が住んでいたヤヌアリウス・ツーというプラントコロニーを含む、数基のコロニーが破壊された凄惨な事件があり、その時に家族を亡くしているのだ。
レオナードは、この事件により当然ブルーコスモスやロゴスに深い恨みを抱いていた事が小説で明かされ、その過去の悲しい出来事を慰めたアグネスに対し、小説の最後に皮肉の笑みを浮かべ、「・・・ありがとう、アグネス」とささやいている(この〝ありがとう〟は、個人的には〝フリーダムに乗ってブルーコスモスやロゴスに対し、復讐する機会を作ってくれてありがとう〟だと推察しています)事などを考慮すると、この後レオナードが「フリーダム強奪未遂事件」に何らかの関わりがある可能性が高いと思われます。
片や、アグネスが何故モビルスーツ運搬任務に志願したかと言うと、コンパスという出世も望めない、お飾りのような組織(アグネスが勝手に思っているだけ)に自らシンとルナマリアが志願したと思い込み、〝哀れな2人の事を「負け犬」として顔を拝みに行く為〟(小説を読めば読むほど、歴代ガンダム作品悪女ランキング上位に入りそうな程、アグネスはろくでもない性格だと思う)。

ラインハルト
ラインハルトさんのコメント
2024年3月2日

3月2日追記
【 フリーダム強奪未遂事件 】とは(考察)

フリーダム強奪未遂事件とは、劇場版が描かれた半年前に起こった事件で、ザフトからコンパス所属のアークエンジェルに引き渡される予定だったストライクフリーダムが、テロリストに強奪されそうになったが、突如現れたファウンデーション王国所属のブラックナイトスコードルドラによって撃墜され、強奪事件は未遂に終わった(その後、ストライクフリーダムはオーブで修理・改修され、ストライクフリーダム2式になったか?)という事件の事を指します。
ここからは、劇場特典第1弾小説版「月光のワルキューレより」で書かれた内容を解説し、更に小説版で書かれなかった強奪未遂事件までの部分を自分なりに考察していきたいと思います。

ラインハルト
ラインハルトさんのコメント
2024年2月29日

何故、小国であるファウンデーション王国が、劇中のような戦力を持つ事が出来たのか?と疑問を感じた方も多いと思いますが、これはあくまでも個人的な推測ですが、ザフトのDESTINYプラン推進派とかなり前から裏で繋がっていて(劇中で描かれた時期よりずっと以前、デュランダル議長が議長になるくらい前から繋がっていた?)、継続的にプラントから機体の最新技術の提供(技術提供後、更にファウンデーション王国で技術を独自進化させたか?)や、かなりの額の資金提供・フリーダムなどの戦闘データの提供などを受けて、長い年月をかけてかなり用意周到な準備がされていたのだとしたら、ファウンデーション王国という小国が、あれだけの戦力を持った事も納得出来ます。

ファウンデーション王国の名前の由来は、国の実情と比べて表面は立派に見えるだけのハリボテのような国という事で、「化粧下地〝ファウンデーション〟を厚く塗って、素の姿をみせない国」という意味で名付けられたのかもしれません(確証ではないです)。

ファウンデーション王国の軍隊は、私設武装組織(ブラックナイトスコード親衛隊や他の一般隊員)で構成され、劇中で登場した親衛隊は「アコード」と呼ばれる〝コーディネーターを超える種〟として、SEEDシリーズ屈指の高い能力を持つ。

ラインハルト
ラインハルトさんのコメント
2024年2月29日

2月29日 追記
作中でファウンデーション王国の詳細が語られなかった為、よく理解出来なかった人が多数いたと思いますので、自分なりに調べて分かる範囲で簡単にまとめてみました(ググれば分かるよ!とか、言わないで下さいね)。

【 ファウンデーション王国とは 】

元々は地球連合の1つ、ユーラシア連邦(現代で例えると、ロシアとヨーロッパ地域の集合体)に所属していた(時期は不明だが、ユーラシア連邦から突如離脱・独立を果たした)小国。詳細な場所は不明。ユーラシア連邦南部に古くから存在し、全人口は不明だが首都イシュタリアには、15万人以上が住んでいるとされる。
ファウンデーション王国は、〝ファウンデーションショック〟と呼ばれる程、鮮やかにユーラシア連邦からの独立を果たしたとはいえ、依然としてユーラシア連邦との緊張状態であり、ユーラシア連邦との衝突を避けたい地球連合加盟の他の組織(大西洋連邦・東アジア共和国・南アフリカ統一機構・南アメリカ合衆国など)は、ファウンデーション王国の国際的な地位は認めていない。尚、コンパスもファウンデーション王国は未承認国との事(同様に、ユーラシア連邦との衝突を避ける意図があるのか?)。

ファウンデーション王国は代々王政を敷き、歴代の国王は不明だが、現在は先帝の幼女となったアウラ・マハ・ハイバルが女王を務めている。宰相はオルフェ・ラム・タオが務め、「誰もが相応しい役割を果たせる、万人に平等で幸福な理想国家」と称して、ナチュラルもコーディネーターも分け隔て無く、優秀な人材を迎え入れているとされているが、実情はデスティニープランによる恩恵を受けられるコーディネイターが優遇され、逆にナチュラルは冷遇されてしまう不平等な国だった模様。

首都は、戦乱の復興が進み華やかだが、首都近郊には荒れたスラム街もあり、実際のオルフェの理念とは大きくかけ離れた国だったようだ。
当然、不平等な政策や貧富の差などによる不満も生じ、国内ではデスティニープラン反対のデモ活動も発生していたようだが、デモは国内の武装警察によって即座に弾圧され、参加者は逮捕されるだけでなく、容赦なく射殺もされているとの事(アスランとメイリンの潜入調査で判明)。

ラインハルト