「目から水が出た」機動戦士ガンダムSEED FREEDOM 侍味さんの映画レビュー(感想・評価)
目から水が出た
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富野由悠季至上主義の40代後半のオッサンの感想です。
ハサウェイが良くてブルーレイが擦り切れる位観ています。
SEED。
キャラデザが生理的に無理で、宇宙世紀を若い人向けに再構築したものと聞かされ、そんなの観ねえよと拒絶してはや数年。
昨今のサブスク配信サービスで暇潰しに観ていたらうっかりdestiny から観始めたので余計わからなくなり何度も挫折。
ところがある時、SEEDから観始めたらめっぽう面白くてどハマり。
そこから数年経って、新作映画が公開。
勿論観てきたわけです。
リアタイで逆襲のシャアを観た人間からすれば、主題歌小室哲哉作詞作曲、ツインテールが敵に寝返る、超巨大兵器が登場して協力して解決する、で逆襲のシャアの再来ですが、それ以上にコーンの先までたっぷりクリームが詰まったソフトクリームの様で満足度が高いのです。
この手の映画って、どこか物足りない形で終わるか、90分程度でちょうど良いところで終わってまた何年も待たされるのが常だと思っていたので、きちんと上映時間で終われたのは凄い。
ファンなら脳内補完でより行間を読めるはず。
そして、ズゴック。
いや君、宇宙世紀より大活躍やん。
宇宙まで来れるんかい。
人がバッタバッタと死に絶えて、昨今の国際事情もフラッシュバックする様なストーリーをうまくSEEDの世界に落とし込み、殆どのファンを救済した素晴らしい作品。
上映ギリギリまで映画館に通い続けると思う。
気が付けば、なぜか目から水が出ていた。
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