劇場公開日 2021年11月19日

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「ホラー言わんこっちゃない」聖地X 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ホラー言わんこっちゃない

2022年4月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

初鑑賞

舞台は未鑑賞
舞台はドッペルゲンガーをどのように表現したのか興味がある

原作は『太陽』『散歩する侵略者』の前川知大
監督と脚本は『日々ロック』『太陽』『22年目の告白 -私が殺人犯です-』『ギャングース』『AI崩壊』の入江悠

タイトルとポスターだけで『ミッドサマー』か藤澤恵麻阿部寛共演『奇談』のような作品を予想したが全く違う

ドッペルゲンガーを題材にした映画といえば亀梨和也主演『俺俺』を思い出した
あっちはコメディー色が強かったがこっちは違う趣きでコメディー
一応ホラーらしいがドキリともヒヤリともしない
生き物っぽいが生き物じゃないものが登場するわけだが
ホラーと銘打ったのに派手な流血もないし誰も死なない稀有な例
『アザーズ』のような大ドンデン返しもない

まぼろしー
ドッペルゲンガー?は分身
双方とも記憶が半分になる

超常現象はそっくりさんだけには止まらない
ちょっと複雑な設定

変なことが起きるのは飲食店の物件のせい
イメージが具現化する
呪われたパワースポット

海外なので字幕が多い
韓国が舞台という必然性は感じなかった

双子の坪内兄弟に遭遇しそれをドッペルゲンガーと決めつけ弱い方の兄貴を殺そうとする改造くんの方が聖地Xよりよっぽど怖い

ジャパニーズホラーはやっぱりお岩さんか貞子的な存在が必要
ゾンビさえ出てこないのはホラーとして厳しい

この作品の一番の見せ場は実態と分身の融合
『強殖装甲ガイバー』のアプトムがゾアノイドを合体吸収し乗っ取る姿に似ていた

映像は美しいという利点があるがそれはNHKのドキュメンタリーで十分だろう

下北沢とかで舞台演劇するなら良い出来栄えになったかもしれないが

父が遺した韓国の別荘に住む自称小説家・山田輝夫に岡田将生
輝夫の妹・要に川口春奈
要の夫・滋に薬丸翔←ヤックンと石川秀美の息子
韓国で和食居酒屋を始める忠に渋川清彦
忠の妻・京子に山田真歩
滋の上司・星野に真木よう子
忠をバックアップする江口に緒方直人

野川新栄