劇場公開日 2021年11月19日

  • 予告編を見る

「川口さん、お久しぶり」聖地X CBさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0川口さん、お久しぶり

2021年12月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

川口さんとスクリーンで会うのは、2019年3月の 「九月の恋と出会うまで」 以来なので、実に33か月ぶり。大河もあったし、キャスターもと、その後大人気の川口さんなのでしょうがないところだが、2時間堪能できる映画は、やはりいいな。

と、まるで川口さんのPVを見た人の感想になってしまっているが、観終わった感想は 「なんだ?この話??」 だった。もとが演劇とのこと。ストーリーは、「なるほどね。ほんとうにあった奇妙な話」 なんだな、と思うのだけれど。なんというかしっくりこない。とくに終盤のシーンというか過剰演出と感じてしまった点に違和感。まあ、演劇だからな。演劇なら、過剰演出とも思わず楽しめると思うが、こっちは映画だからなあ…

演劇の方がひとつひとつの出来事を誇張して演じることが多く、かつそれが 演劇の魅力なのかなと個人的には思っているが、それをそのまま映画にすると、俺は過剰とか現実離れとか感じてしまうようだ。それはちょうど、「ああ、荒野」 のボクシングラストシーンに感じた過剰感、やりすぎ感とまったく同じものだった(注1)。
注1 「ああ、荒野」 ラストシーンがどんなふうにあわなかったの?と興味ある方は、自分の 「ああ、荒野(後編)」 のレビュー見てください。
シーンひとつひとつをいつも全体で広角でみている演劇と、カメラで切りとられたアップなどをつないでみていく映画との違いだろうか。前者(演劇)の方がより没入しやすく、その状態では多少過剰気味な演出の方がしっくりくるのだろうか。逆に、映画の方が、見る側が同じ没入でも客観的な部分を残しているので、そのままやると過剰に感じてしまうってことだろうか。

川口さんは「それなりに演技もうまくなったなあ」 という感想だけれど、ダブル主演の岡田さんはうまいし、映画としては楽しめるかと思います。自分にはいまひとつあわなかったけれど。
おお、言い忘れた。もちろん川口さんは、素敵。

CB