ドリーム・ホースのレビュー・感想・評価
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想像とは違うストーリー
サラブレッドの映画と言う事で鑑賞
自分も一口馬主だけど一応馬主なので
我が子の運動会みたいな感覚で
愛馬のレースは観ています。
映画はイギリスの田舎が舞台
サラブレッドとは無縁の夫婦が
母馬を購入するところから始まり
村人達に共同出資を持ち掛け
種付けに母馬の世話をするが…。
母馬は出産時に亡くなるが、
仔馬はスクスクと成長し
調教師に預ける際に
チェックを受け何とか合格
無事にデビュー戦を迎えて
出資者で現地へ
デビュー戦では出遅れながらも、
怒涛の差しで4着
その後は善戦するが勝ち星なくも
出遅れ癖が解消して待望の優勝
重賞レース?に出走し
レース途中で故障発生(屈腱炎?)
安楽死か手術かの選択から
立ち直り奇跡の回復
再びレース復帰がG1?レース
ここで激走し見事に優勝
感想としては、
思いの外、馬自体の扱いは少なく
レースシーンが殆どで
調教シーンなどはなかったです。
サラブレッドの物語と言うか、
村人達のサクセスストーリー的な感じか?
あと、日本競馬界とは違い
ヨーロッパらしく障害レースでした。
今年公開された映画で1本目に観るのにピッタリ
何か新しいことを始めたくなる
美術館に展示している絵に添えられている解説を読んでいると、40歳代から絵を描き始めたという画家が意外といて驚く。なんなら50歳代からという人もいるくらい。何かを始めるのに遅すぎるということはないってこと。
ウェールズの田舎町で生活するジャンが競走馬のオーナーになろうと思い立つところから始まる本作。それこそこれから?と周囲に驚かれるのも無理はない。
話としては予想通りの展開だし、発生するトラブルも驚くようなものではない。でも、胸を熱くする映画だった。人生には心の高揚って大事だよなと改めて思ってしまう。ドリームアライアンスが育つにつれオーナーたちの表情にハリが出て生き生きしてくるのがとても印象的だ。実際のジャンたちが登場して歌うエンドローンもいい。人生を謳歌している感じ。
ウェールズが舞台ということもあり、町中でラグビーボールのパス回しをしていたりする。かかる(みんなで詠う)曲もウェールズっぽい。当然マニックスがかかっていて微笑ましかった。
人生後半にさしかかる世代が観るとより心に響く映画だと思う。自分も何か始めたくなった(始めないけど)。
タイトルのとおり、夢を持つことの大切さを思い出させてくれる
馬主組合の結成を呼び掛ける際、共同馬主の経験者が「儲けるためではなく、胸の高鳴りのために出資して」と釘を刺すが、これは、映画のテーマを象徴する台詞に違いない。
実際、単調で無気力な生活を送っていた村人たちが、自分達の競走馬の活躍を通して、生きる希望と活力を取り戻していく様子は、見ているだけで楽しくなる。
これなら、たとえレースで勝てなかったとしても、それはそれで、十分に感動的な話になったのではないかとも思うが、そこは実話なので、わざわざドラマチックな事実を変える必要もなかったか・・・
ただ、馬主として、せっかくあれだけ個性的な面々を揃えたのであれば、主人公夫婦や馬主経験者の会計士以外にも、もっと各人のエピソードを描いてもよかったのではないか?
それから、調教師だけでなく、レースで重要な役割を担っていたと思われる騎手にも、スポットライトを当てて欲しかった。そうすれば、迫力のあるレース・シーンが、より盛り上がったのではないだろうか?
余計なシーンを削ぎ落としたシンプルな作りを楽しめる反面、描き込み不足による物足りなさも感じてしまった。
基本的に高評価だけど、日本との違いには要注意(本文参照)。
今年4本目(合計657本目/今月(2023年1月度)4本目)。
さて、こちらの映画です。
結構前から予告がされていたし、ここの特集や予告編が丁寧だし、それを大きく脱線させるような内容はないし、競馬に関しても知らない方でも大丈夫なように配慮されています(いわゆる賭け式がどうだの何だのという、競馬の「ギャンブル」的な要素は基本的に描写はされない)。
実際問題、実話に基づくとしても動物を実際にこの映画で出すと問題になるので、その部分は何らかの配慮があるようです(「動物は傷つけていません」が出ます。おそらくその部分はすべてCG?)。競馬という特殊なジャンルを扱いつつも、何かと問題視されやすいギャンブル依存症を想定するような描写ほか発展する論点はほぼなく、馬が好きというより動物一般が好きという方にもおすすめです。
採点上特に気になる点はないので、フルスコアにしています。
なお、日本との異同に関しては下記に書いておきます。
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(減点なし/参考/いわゆる「一口馬主」について)
映画の中では、あくまでも希望者を募ってお金を出し合って馬を購入し…という趣旨のものなので、日本の民法でいえば「組合」が該当します(日本民法667条)。そして、映画内でも「多数決で決めましょう」といっているように、「民法上の組合」はこれになります。
一方、日本国内でいわゆる「一口馬主」として一部で知られているのは、民法上の組合ではなく、商法の「匿名組合」です(商法535条)。似たようなものですが、
(民法上の組合)
・ 基本的に当事者の多数決で決める(もちろん、投票を放棄することは可能)
(商法上の匿名組合)
・ お金を出して儲けが出たら口数に応じて払い戻しがされるだけ。業務に口出しすることは基本的にできない(商法536条)
★ 商法上の「匿名組合」が「匿名」なのは、こうした一口株主などは、それを扱っている会社などに個人が申し込むだけで、「他に申し込んでいる人が誰か」を知りえないし、基本的に「申し込み先の会社と個々人の(申込人の)清算などで、多数決で決めることがない」(換言すれば、他の方が何口出しただのを知る方法がない)というところに出ます。
…という違いがあります。日本の競馬法(地方競馬も同じ)で「匿名組合」方式しかJRAが認めていないのは、競馬という「公共性の強いもの」に対しては、一般法である民法よりも、商法(実際には一口馬主には、金融法なども適用されます)のほうが(運営の在り方として)適切、という実際上の問題があります。
では、民法上の「組合」はどこに出てくるのか…というと、さて、山梨県在住や山梨県出身の方はいらっしゃるでしょうか…。山梨県特有の文化として「無尽」があります(定期的にお金を出し合って、そのたまったお金で定期的に飲み会に行ったり、時々の「くじ」で何か家電などがプレゼントされるもの)。これは山梨県と、ちょっと趣旨が違いますが、沖縄県特有の文化です。民法上の範囲でいう「組合」に近いのが、これです。
(ほか、職場などでみんなで出し合って宝くじのジャンボを買うだの何だのも、厳密にいえばこれになります)
思わず
怪我の後に勝った時には思わず、拍手(静かに)をしてしまいました。生きがいの無かった一人の主婦がみんなを巻き込んで馬を育てていきます。これが村を大盛り上がりさせるなんて。
【”夢の同盟”ウェールズの寒村で無気力に暮らす人達が、あるきっかけで競走馬の馬主組合を結成し、馬の躍進により生きる喜びを取り戻していく姿を描いた作品。レースシーンの高揚感も堪らない作品である。】
ー 2004年に三歳でデビューし、2012年に引退するまで30レースで活躍した、ドリームアライアンス号(夢の同盟)の実話の映画化だそうである。-
◆感想
・序盤の、且つては鳩レースやドッグレースで名を馳せていたジャン(トニ・コレット)と無気力な夫の覇気のない暮らし。ジャンはスーパーのレジ係、夜はバーテンダーの仕事でうんざりしていたが、バーの客で、且つては馬主だったハワードの話を小耳にし、競走馬飼育の夢を抱くシーン。
ー ハワードが、実は父親の叶えられなかった夢を叶えるために、馬主になりながらも、大借金で大変な経験をしていた事が、後半効いてくる構成も良い。-
・ジャンは貯金をはたき、血統を調べ、牝馬を購入し、種付けをし、村人から毎週10ポンドの出資を募り、馬主組合を結成。そして、見事に牝馬が生まれ・・。
ー トントン拍子に物事が進むが、実話なんだから流れに沿って観賞。精気の無かった村人たちの表情も段々と、明るくなってくる。ハワードも、元馬主の経験により、ジャンの良き右腕になっている。-
・牝馬に、ジャンの提案した”ドリームアライアンス”と名付け、腕のある調教師に預け、いざレース。で、いきなり4等賞。
ー この作品が、面白い要素の一つにレースシーンが寄与している事は間違いない。興奮するなあ。で、到頭優勝までしてしまう!-
・だが、あるレースで、”ドリームアライアンス”は腱に怪我を負ってしまう・・。
ー 馬主組合の中で、馬を手術するかどうかで揉めるシーンや、有名馬主から高額買取を持ち掛けれた時の、馬主たちの態度の違いが面白い。
だが、ジャンは”ドリームアライアンス”を売らないし、手術もきっちりとさせる。-
■この作品が、爽やかで心に響くのは、ジャン達が金儲けのためにレースをやっているのではなく、自分達の人生に、夢と誇りを取り戻すために、レースをしている所であろう。(一部、そうでない人もいるが。。)
・そして、復活した”ドリームアライアンス”は、ウェールズの中でも最も権威ある”ウェルシュナショナル”に出場を決める。
ー 競馬場に集まる”ドリームアライアンス”の馬主組合の人々の、誇らしげな顔。その中には、且つて大借金をして子供の学資金まで継ぎ込んだハワードの子供や、一度は離婚しかけた奥さんも正装している。-
■いよいよ”ウェルシュナショナル”のレースが始まる。いやあ、興奮したなあ・・。一番後ろから一気にまくる”ドリームアライアンス”の見事な走り。そして、見事に優勝!
(ちなみに、騎手のコース取りも良い。もっと、騎手を写してあげてよ!)
そして、優勝の余韻に浸るハワードの、感無量な表情・・。
<今作が面白いのは、淀んだ人生を送っていた村人たちが、一頭の馬の連帯馬主となり、その馬がレースで躍進する事で、彼らの生き方や表情もドンドン変わって行く姿の連動性であろう。
そして、それまで”個”だった村人たちの結束が高まっていく様も、観ていて楽しい。
勿論、クライマックスのレースシーンの興奮が、今作の価値を高めている事は、間違いないであろう。エンドロールもしっかり観て欲しい作品である。>
Come on!Dream
馬で町興しみたいな感じでしょうか 馬主ってとても夢があるけど、お金も手間もかかるし、ついでに世話と心配も、実際は大変なんだなと。にも関わらずお馬さんが順調にレースで勝ち進むと、年配のやや疲れた方々がいつの間にかシャキーンとなり、生活にハリが出て楽しそうだった トニー・コレットの顔芸はさすが 特に酒場のお爺さん、スーパーのお婆さんが楽しかった 馬には詳しくありませんが、農園育ちの馬ウェールズの誇りと言ってたので、きっとすごい快挙だったのでしょう 最後の復帰のレースは一緒に応援、感動してしまった 馬の走りがラスト追い上げ型で爽快、面白かった
安心の面白さ
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