ラビッド・ドッグスのレビュー・感想・評価
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上には上がいる
博士、ナイフ、23とあだ名で呼び合う強盗犯の冷酷で下劣極まりない行いが車の中での密室劇、会話劇として逃走劇からのロードムービーが先の読めない展開に何を仕出かすか理解不能な犯人たち、人質にされた女や眠ったままの子供とその父親はなす術がないまま、ラストはスッキリと勧善懲悪で治まったかと思いきや意表を突いたドンデン返し!?
ジャンル的にホラー映画は苦手意識がある中、マリオ・バーヴァが捻りの効いたヴァイオレンス映画を斬新に描いた、途中までミヒャエル・ハネケの『ファニーゲーム』みたいに救いようの無い胸糞が悪くなる展開とオチをイメージしながら、人は見かけによらず映し出されたものが全ての真実では無い衝撃的で驚愕なラストは大袈裟か、、悪行は続く。。。
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血と汗と恥辱に満ちた強盗たちの逃避行
銀行強盗3人が若い女性1人と赤子連れの運転手男性1人を人質に逃走劇を繰り広げるシチュエーションスリラー。
物語のほとんどが車中だけで展開しながら、ホラー映画の大家マリオ=バーヴァ監督の手腕で終始スリリングに展開し、警察の手が届かない中でさらなる悪の手によって最悪の結末を迎えます。
俗に言う"胸クソ映画"の一本ですが、脚本がよく練られていて一本の物語として十二分に面白くておススメです。
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