189のレビュー・感想・評価
全26件中、21~26件目を表示
いちはやく、連絡を!
東京都多摩南児童相談所虐待対策班で働く新人児童福祉司の坂本大河は、母親の虐待により保護所にいた4歳の藤沢芽衣を母親のもとに帰す現場に立ち会った。その翌日、芽衣がベランダから投げられ殺されたと知った大河はショックを受けた。母親の元に帰す前に芽衣が「家に帰りたくない」と訴え手を握った事を思い出した大河は辞表を手に職場へ向かった。その時、虐待を受けた6歳の少女が病院に搬送されたとの電話が入った。父親は、娘が自分でやったと、虐待を否定したが、少女を保護所に預け、弁護士の秋庭詩音とともに虐待の事実を立証し、娘の両親の親権を停止できないかと行動する。さてどうなるか、という話。
実際に起きた事件を元に脚本を書いてるそうで、どうして自分の子にこんな事が出来るのか信じられない。
抵抗できない弱者に暴力を振るうなんて最低!
腹が立って仕方がなかった。
子役は芽衣役の子も星羅役の子も上手かった。
特に星羅役の太田結乃が渾身の演技をしてて良かった。可愛かったし。
ほぼTVドラマ品質
映画としては…。
タイトルが地味だがこのタイトルに意味がある
この映画は大切な事をいくつも教えてくれますが、まずはこのタイトルの真の読み方がイチハチキューではなく「イチハヤク」という児童虐待の相談電話番号であることです。この番号を周知するためにできる最大の効果をこの映画は担っていると思います。
劇中、児童相談所の判断ミスのせいで取り返しのつかないことが起き、マスコミに叩かれ、抗議の電話が殺到するのですが、ここで学ばなければならないことは正義の為だと思っている行動が、本来人の命を救うための電話を邪魔していて、自分が虐待の片棒をかついでいるという状況になっていた事です。これは他の機関、団体にも起こりうることで、警察の不祥事や病院の医療ミスなどが起きてもし抗議電話なり苦情の意見を言ってスッキリしたいだけなら、その行動こそ悪であると自覚すべきだと思いました。
映画なので、これぞ「ザ・虐待」というケースが出てきて、ちょっとリアルさに欠けているきらいもありましたが、観客に「もうちょっと耐えられそうだな」と思う余地を一切持たせないには仕方ないかなと思いました。本当に子供がかわいそうで「虐待は悪だ」ということと、100%虐待だと思ってもすぐに救えない現状も分かって、なるべく大勢の人に見てほしい作品だと思いました。
国民全員が見る事を義務付けてもいい作品!
全26件中、21~26件目を表示