「少しトラフィックに似ていますね。」クライシス よしさんの映画レビュー(感想・評価)
少しトラフィックに似ていますね。
違法薬物に係る群像劇。
少し取り留めのなさを感じる作品ですね。
組織に潜入する捜査官。
息子を麻薬で亡くし、その真相を突き止めようとする母親。
そして、新薬の危険性を訴える化学者。
彼等の、夫々の闘いが緊迫感を持って描かれています。
比較的淡々と描かれる演出は、極めて私好みで物語に引き込まれていきます。
ただ、結局「化学者」のルートが物語に交わらないのは、映画としては拍子抜けの印象を強く持ちます。
また、ラスボスを法で裁けないことで、カタルシスを大きく減じてしまっているようで、その点も残念なところです。
評価は標準にしました。"
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