魔法にかけられて2のレビュー・感想・評価
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なぜジゼルは闇落ちしたのか?
前作よりもミュージカル要素が強くなり、挿入歌が増えたように感じました。曲が増加してもどのシーンと自然にシンクロしており、個性の強いものが多かったです。
ストーリーについては、現実世界での暮らしに不満を持ったジゼルが魔法の杖でおとぎ話の世界に変えてしまいます。予告を見た感じでは現実の街が大きく変わって混乱する話をイメージしていましたが、実際はジゼルがパラレルワールドに行ったような内容になっていた印象を受けました。
ただ、ジゼルが途中で悪い魔女に変貌する理由が曖昧で、その過程をあまり理解することができませんでした。魔法の力が暴走しているようにも見えましたが、それでも説明が不十分なため、もう少しわかりやすくしてもよかったのではないかと思いました。
それでも安定のディズニークオリティで、難しく考えないで楽しむことがいいように感じました。
悪役になっちゃう主人公
継母になった主人公が、何かと上手くいかない現実世界に対して、「おとぎ話みたいになればいいのに」と願ったら、本当にディズニー映画の世界のようになってしまって、自分は継母だから悪役になってしまうというお話。
前作は、ディズニープリンセスが現実世界に飛び出して来たらどんな騒動が起こるかを描写した楽しい作品だった。今作も楽しさは失わずに、ちょっとスパイスのある皮肉を効かせて、「おとぎ話はおとぎ話だから良いのだ」と説得力を持って描いている。
ディズニーで継母といえば悪役、というステレオタイプを逆利用した物語展開は面白い。しかも、悪役の方が自由で解放的だと感じちゃう主人公のあり方もアイロニカルで良い。
しかし、おとぎ話は色々嫌な面もある。現実にも大変なことはあるけどおとぎ話も全てがバラ色ではない。現実をおとぎ話が塗り替えることによって、現実のいい面も次第に見えてくる。
主演のエイミー・アダムスが天真爛漫なプリンセスと悪女を演じ分けていて、さすがの演技力。
いつまでも幸せに暮らしましたのその後は…
おとぎ話(ファンタジー)の世界のお姫様が現実(リアル)の世界へ。
それをアニメと実写でユニークに、自社のパロディ的でありつつディズニー王道として描いてみせ、魔法をかけて。
そのお話には続きがあった。
ディズニーは『イントゥ・ザ・ウッズ』でもおとぎ話の“その後”をブラックに描いたが、こちらの“いつまでも幸せに暮らしました”のその後は…?
15年ぶりの続編。
お姫様の運命の相手は王子様ではなく弁護士だった。結ばれたジゼルとロバート。成長したモーガン。新たに産まれたソフィア。
“幸せなど永遠に存在しない世界”でも真実の愛や幸せを見つけ、いつまでも幸せに暮らしていた…筈だった。
ロバートは仕事に追われ、モーガンは反抗期真っ只中のティーンエイジャーに。ゆっくり育児も出来ず、いつしかNYでの暮らしはジゼルにとって理想とは程遠いものになっていた。
アンダレーシアのような幸せな暮らしを求めて、郊外の町“モンロービル”に引っ越し。
が、そこでは町の有力者マルヴィナが“女王様”で、新築もまだ工事は終わっておらず、ロバートは通勤で毎日早起き、NYに戻りたいモーガンは不満を募らせ溝は深まるばかり…。
これが夢見てた幸せ…? ジゼルはかつてのアンダレーシアでの暮らしに思いを馳せるようになる。
アンダレーシアから王になったエドワードと王妃になったナンシーが赤ちゃん誕生と引っ越しの祝いにやって来る。
贈り物を。アンダレーシアに伝わる“願いの杖”。
ある時ついつい、ジゼルはその杖で願う。アンダレーシアでのような暮らしを。
すると、町に異変。町も住人もおとぎの世界のように…!
前回はおとぎの世界から現実の世界へ。
今回は現実の世界がおとぎの世界に。
相変わらずユニークに捻ってくる。
おとぎの世界になったモンロービル。名付けて、“モンローレーシア”。
住人たちは歌い、毎日ハッピー。
ロバートは中年だけど心は若き王子様で、ドラゴンや巨人退治に奮闘。
皮肉交じりの反抗期だったモーガンは幸せを夢見る女の子に。
リスのピップもまたお喋り。
ジゼルもまた歌い、今度こそ幸せになれると思っていたが…。
モーガンがおとぎ話で言う所のピュアで健気な娘なら、私は…?
おとぎの世界になる前、モーガンに言われた“継母”。
ちょっと待って。おとぎの世界で“継母”って言ったら…。
ジゼルに異変。ジゼルだけではなく、町やアンダレーシアにも異変が…。
お姫様が今度は継母に。これまたユニークに捻ってくる。
エイミー・アダムスもアラフィフ。ハリウッドでその年齢になると、ファンタジーでは悪役が多く回ってくるとか。
前作から15年。一応時の流れと歳相応を汲んでいるのかもしれないが、あのピュアだったジゼルが定番とは言え闇落ち。
しかしながら元のジゼルと継母ジゼル。二重人格のようにコロコロ性格が入れ替わる演じ分け。
意地悪な継母から悪い女王へ。もはや貫禄。
アカデミー賞ノミネート通算6回を誇る名女優となったエイミー・アダムスのさすがの巧演。
モンローレーシアにはすでにヴィランがいる。マルヴィナ。
おとぎの世界にヴィランが二人! 座を巡って、マレフィセントとクルエラが闘うみたいなヴィランvsヴィラン。
マーヤ・ルドルフも快演。
エイミーvsマーヤの歌や魔法バトルはある意味ド迫力!
今回パトリック・デンプシーは出番少なめ。ジェームズ・マースデンも出番は少なめだが、こちらは期待通りのおバカっぷり。
イディナ・メンゼルは出番が増えた。彼女の為に用意されたような歌唱シーンで、美声をたっぷり。
今回もう一人の主人公となったモーガン。難しい年頃のティーンエイジャー、おとぎの世界のヒロイン、最後はキーを握り、こちらもこちらで凝った役回りを、新星ガブリエラ・バルダッチノがフレッシュに。
引き続き音楽や楽曲はアラン・メンケンが担当。新曲もたくさん。
今回もディズニー作品へのオマージュや小ネタ、パロディもいっぱい。
おとぎの世界になったモンローレーシアは『美女と野獣』の村風。
継母ジゼルとピュアな娘モーガンは『シンデレラ』。
マルヴィナは“鏡よ鏡、鏡さん”。
ピップはリスからヴィランのペットの定番の意地悪ネコに。
今回も楽しく攻めてます。
ジゼルの悪い女王化は止まらない。夜中の12時を過ぎたら元に戻れなくなる。
また、町を変えるほどの強力な魔法は何処から…?
アンダレーシア。
そのせいでアンダレーシアは滅びつつあり…。
アンダレーシアが無くなったらその世界の魔法も住人たちも皆消える。つまり、ジゼルも…。
町の危機、アンダレーシアの危機、ジゼルの危機…。
救いを託されたのは、モーガン。
どうやって…?
“願いの杖”と“思い出の木”。
それを使えるのはアンダレーシアの“本当の娘”だけ。
私は“本当の娘”じゃないけど、でも…。
“思い出は最強の魔法”。
ちと話を捻り過ぎて、確かに前作の方がシンプルに面白く楽しく感動も出来た。
15年という歳月や新鮮さにも乏しい。
でも、全くの及第点。
いつまでも幸せに暮らしましたの後は、またまた魔法をかけて、いつまでも幸せに暮らしました。
魔法にかけられた!
ジゼルの自己チュー
案外ややこしい展開
前作から15年も経ってる事にまず驚き。
そりゃエイミーアダムスも年取るはずだ。
前作がアニメから現実社会にやって来るだけじゃなく
て、アニメのキャラが現実に来ると、
空気読めないキャラって言うのが案外新しくて、
次はアニメの世界に戻る話かな?
新たな悪役が来たりするのかな?と想像してたら
キャラそのままに、エイミーアダムスをヴィランに
するというややこしい展開に面食らった。
続編の難しさを見た気がします。
もっと単純でもよかったと思うんだけど、
連れ子と継母の関係を縦軸にするとこうなってしまったのかなと言う感じでした。
敵役は二人もいらないとか
世界が変わって関係性が少し変わるとか
ちょっと理解するのが難しかった気がしました。
でも、前作からのキャラは引き続きみんな純粋で
嫌味がなくてとても良かった。
ヴィランムーブが楽しそうでなによりです笑
前作15年前ですって〜!!!!?
小学生の時に劇場連れてってもらったんですよね、パンフレット買ってもらって隅から隅まで読み込みました。
前作のいわゆる"うり"にしてた、色んなプリンセスのオマージュ、今回はぱっとわかるだけでもラプンツェルやプリンセスと魔法のキスなど、その時は公開されていなかったものもあって楽しかったです。
アニメーションのタッチが、前作と少し変わりつつもほとんど完全再現してたのはすごいですね…アニメーターさん楽しかっただろうな〜!
そして相変わらず主演のエイミー・アダムスの、チャーミングかつ自然な演技には拍手です。てか楽しそ〜〜〜〜〜でいいな〜〜〜〜〜!!!
前作の見せ場が、街中パレードミュージカルなのかな、と思ってましたが…今回は完全にあのダブルヴィランズミュージカルなシーンですよね?笑
D+で見れる作品はほとんどタダみたいなもんだと思ってるので()、前作から続けて一気に見て満足度の高い作品。
でも、前作がほんとに完成度高くてあの終わり方でよかったので少し蛇足だな、とも思いました。
だってやっぱ、モーガンが皮肉言ってるところ悲しくなっちゃったもん…。
ナンシーの適応力が強すぎる…笑
元々仕事バリバリな彼女には容易い事だったのかもしれない…有能な女性は素晴らしいですね。
思ったより良くできていた
前作が凄すぎた
ナンシーが若干食い気味(笑)
独占配信中ということで、観てみました。
前作が結構好きだったので、久し振りだなぁと思ったら、なんと!15年も前だったんですね!!そんなに前だった?!と思いながら鑑賞…。
娘のモーガンもティーンネイジャーになり、ジゼル(エイミー・アダムス)に対してちょっとばかし反抗的なお年頃。
そんなモーガンを心配し、仲良く暮らせるように 魔法の杖を使って願いをかけるが…。
この杖を使う前、しきりに“step mother”というセリフが出て来て、これがジゼルの願いを捻じ曲げて?しまう結果に。
んーーん、確かに…おとぎの国で継母と言えば…極悪人がお約束。そんな傍らにいる どうぶつと言えば…な展開(笑)。
正直、前作が凄く好きだったので 「2」はイマイチだったかなぁ…。
パトリック・デンプシーも ただの間の抜けたダンナって感じで、大した見せ場はナシ(個人的に悲しくなりましたわぁ…)。ジェームズ・マースデンは相変わらず絵に描いたようなアニメ顔でgood♡
シーンの中に、色んなディズニー作品で出てくる小道具が散りばめられていて、探してみるのも面白いかも。
イディナ・メンゼルの歌もタップリ聴けますよ!本当に、優しさと 力強さを併せ持った、素晴らしい歌声でした!!
本当に素敵でした。
ナンシー!
一作目が大好きで何度も何度も観た作品。
ディズニー+の初期設定が吹き替えになってるので誤って吹き替えで観てしまいせっかくのイディナ・メンゼルの歌声を聴くことができなかたので、近いうちにもう一度観たいと思います。
一作目は、おとぎばなしの世界アンダレーシアからやってきたプリンセスが、現代のニューヨークで自分らしく幸せを掴む話でしたが、今回はまたおとぎばなしの世界のように暮らしたいと願うジゼルがニューヨーク郊外に引っ越すところから始まりました。
このジゼルが「おとぎ話の世界のように暮らしたい」と願う意味がいまいちわからず、単純にティーンエイジャーとなったモーガンとの関係に悩んだ結果、モーガンをむりやり自分の願う世界に連れてきたことで関係性がこじれたように見えてしまった。
魔法でおとぎ話の世界で意地悪な継母に変わっていくジゼルに対して、アンダレーシアで暮らす元キャリアウーマンのナンシーは、おとぎ話やロマンスの世界にひたりながらもリアリストな部分を忘れていない、芯のある女性として描かれていました。
ジゼルにアンダレーシアへ送られてしまったモーガンを優しく力強く励まし、愛するエドワードにアンダレーシアを任せてモーガンと共に現代(おとぎ話の世界と化してもはや現代でもないですが)に戻る、その姿と歌声はもはやナンシーが主役ではないかと思うほど。
かわいいジゼルと、意地悪な継母との入れ替わりの激しさをしっかり演じ分けているエイミー・アダムスはさすがですが、今作のジゼルは何だか愚かで痛い女性に見えてしまいました。
好きなシリーズなので面白かったですが、おとぎ話と現実のバランスも一作目の方が好きかな。
貫禄の悪役っぷり!思い出は魔法、愛は力
ポスタービジュアルから年相応にふっくらしたなと思っていたけど、始まった途端"前作の画面ってこんなにケバケバしい色合いだったっけ?"…ということ込みで時代の流れと作品の変化を感じる。けど、それすらも流石は名優エイミー・アダムス、力に変えてしまう。今のが皮肉ね!前作とは違った方法でエイミー・アダムスの演技力に頼っている、成功しているかはさておき。歳を重ねたからこその方法論で、ぼくらの思い出の木に刻まれている大事な大事な一作"幸せに暮らしましたとさ(ハピリーエバーアフター)"の続き"その後"を描く。世界で一番パワフルなのはだぁ~れ?
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