劇場公開日 2021年9月3日

  • 予告編を見る

「お気に入りのスタッフとキャスト」モンタナの目撃者 ノリック007さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0お気に入りのスタッフとキャスト

2021年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

スタッフとキャストに惹かれて鑑賞することにしました。

原題は「THOSE WHO WISH ME DEAD」で「私が死んだらいいのに」で、
ハンナのトラウマと死ぬ気で守る決意を表しています。
「私が死んだらいいのに」と思えるほどのトラウマを抱えている人は、
少ないので、ハンナに感情移入するのは、難しいと感じました。
「私が死んだらいいのに」と思えるほどのトラウマを抱えている人が、
立ち直っていく物語で、トラウマを抱えている人には響く映画です。

邦題は「モンタナの目撃者」で、コナーのことを表しています。
邦題は、分かりやすさを狙って、モンタナで事件を目撃するということ
を表しています。

原題の方が映画を良く表していると感じました。

陰謀、暗殺、逃走、追跡、森林火災、雷という複数の物語が描かれています。
複数の物語を詰め込んだせいで、一つひとつの物語の描写が不足している
ところはあります。

人間の狂気、自然の恐怖を感じることができれば面白い映画です。
この映画が気に入れば、映画「ウインド・リバー」、「ボーダーライン」も
気に入ると感じました。

米国の背景が理解できないと、理解できません。
ハンナのような森林消防隊員は、日本には存在しません。
ハンナのような森林消防隊員は、広大な国土と大規模な森林火災が起きる
米国ならでは存在だと感じました。
ハンナのような森林消防隊員は、森林火災が起きると、初期消火のために
2分で飛行機に乗り込み、森林火災の現場へ空からパラシュート降下するそうです。

今も、米国カルフォルニア州で森林火災が起きていて、2週間以上燃え続けていて、
東京23区より広い8万ヘクタール以上が焼失し、700棟以上の建物が被害を受ています。

ノリック007